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妊娠しやすい体作り9つのポイント
女性の社会進出が当たり前になった昨今、結婚や出産をする年齢が段々と遅くなってきています。
いざ、子供が欲しいと思っても日々のストレスや生活習慣が原因でなかなか妊娠できないことも。
まずは、妊娠しやすい体作りから始めてみましょう。
自分の身体や生活習慣を改善し妊娠した人も多くいらっしゃいます。
赤ちゃんが欲しい!と思う人は、次にあげる9つのポイントを実践してみて下さいね。
今回のポイントは下記の5つです。
・妊娠しやすい体とは?
・今日から実践しよう!妊娠しやすい体作りの9つのポイント
・女性だけでなく男性の体作りも大切
・生活習慣や体作りを見直して改善しない場合は、病気の可能性も…
・妊娠しやすいタイミングも知ろう
夜遅くまで働くとストレスが溜まるうえにお風呂にもゆっくり浸かれずに冷え性になってしまう女性も多いでしょう。
また、現代人はバランスの良い食事が取れずに栄養不足になってしまいがち。
妊娠しやすい体を作るには、体はもちろんですが心のケアも必要です。
妊娠しやすい体とは?
規則正しい生活でストレスを防ぎ、バランスの取れた食事は栄養をたっぷり取れるので妊娠しやすい体への近道と言えるでしょう。
しかし、最近は結婚をしても働く女性が増え、夜遅くまで仕事をしている人も多く生活は不規則になり栄養不足の人が増えています。
睡眠不足となればホルモンバランスも乱れてしまいますし、偏った食事は冷え性の原因にも。
これまでの生活や食生活を見直して少しずつ改善をしていき、妊娠しやすい体を目指しましょう!
今日から実践しよう!妊娠しやすい体作りの9つのポイント
赤ちゃんが欲しいけどなかなか妊娠しないと言う人の多くは、不規則な生活や偏った食事が原因と考えられています。
赤ちゃんを授かるためには、まず自身の生活と食事を見直してみることが大切です。
次にあげる「妊娠しやすい体作り」の9つのポイントを参考に改善すべきポイントを把握して、早速実践してみましょう。
①ストレスを溜めない又は解消しよう
職場や家族、友人などの人との関わり合いが多い現代ではストレスは付き物。
しかし、ストレスは女性ホルモンの大敵です。
妊娠しやすい体にしてくれたり、妊娠した時も赤ちゃんを守るために様々な働きをしてくれる女性ホルモンは、脳の視床下部から分泌されます。
視床下部はストレスに非常に弱く、ホルモンバランスが乱れてしまうことも。
生理周期が乱れてしまったり不妊症の原因にもなるので、ストレスを溜めないようにすることが大切です。
もし、ストレスを溜めてしまったら音楽を聞いたり、美味しい物を食べたり、自分の好きな事をして上手に解消しましょう。
②適度な運動で血流を良くしよう
適度な運動を行うと血液の循環が良くなり、冷え性やストレスを改善してくれます。
また、骨盤周りの血行が良くなると生殖器官の働きにも影響を与えるので妊娠しやすい体に近づけるでしょう。
オススメの運動って何?
- ウォーキング
- ジョギング
- ストレッチ
- ヨガ
最近では、妊娠しやすい体作りとして「妊活ヨガ」が注目されています。
骨盤の歪みを整えたり、基礎代謝を上げ冷え性を改善したり、精神的なリラックスにも効果があるため妊娠を望む女性に人気です。
③睡眠をしっかりと取ろう
質の良い睡眠で頭も体もしっかりと休めることが大切です。
頭には女性ホルモンの分泌をする視床下部があります。
正常に女性ホルモンが分泌されるよう、リラックスをし脳を休めることがポイント。
もちろん、日々の疲れた体を休めるのも重要です。
④冷え性対策
冷え性は女性ホルモンの大敵。
冷えは月経不順や生理痛を引き起こしたり、卵巣機能にも影響及ぼすと考えられています。
また、女性は男性よりも筋肉が少ないため、水分が体内に残りやすく手足が浮腫んだり体も冷えやすいのです。
日頃から体を温めるようお風呂につかったり、体を冷やす飲み物や食べ物は避けるよう心掛けましょう。
オススメの冷え性対策
- ぬるめのお風呂に30分浸かる
- ハーブティ
- 体を温める食べ物
生野菜よりも温野菜にする - 冷えとりソックス
⑤禁煙、禁酒
タバコは煙も注意しよう
タバコを吸われている方は、妊活を機に卒煙してみるのも良いでしょう。
妊娠中にタバコを吸うとお腹の赤ちゃんに影響を及ぼし流産や早産、低出生体重児の可能性が高まるとされています。
タバコは卵子や精子の質を下げてしまうことも。また、タバコの煙にも気をつけましょう。
煙は血管を収縮し循環が悪くなり冷え性を引き起こします。
アルコールを控えましょう
アルコール自体が不妊を引き起こすわけではありませんが、過度な飲酒は体に良くありません。
また、妊娠中にお酒を多量に飲むとお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすこともあります。
日頃から多くアルコールを飲む方は、今から少しずつ量を減らすよう心掛けて下さい。
ストレス解消にお酒を飲む際は適度に。
⑥バランスの取れた食事
妊娠しやすい体に近づけるには、バランスの良い食事が大切です。
血行を良くし体を温めて、正常なホルモンバランスにするには栄養価の高い野菜や果物がオススメ。
かと言って野菜フルーツばかりではバランスが悪いので気をつけましょう。
⑦葉酸を取ろう
葉酸はお腹の赤ちゃんの正常な発育に役立つことで知られていますが、実は妊娠しやすい体にもオススメの栄養素です。
葉酸はビタミン12と協力して血液作り出す働きがあります。
子宮内膜を厚くし柔らかい状態に保つと受精卵が着床し妊娠しやすくなるのです。
血液は子宮内膜を作るのに欠かせません。
葉酸は、妊娠しやすい体作りは必須の栄養素と言えるでしょう。
⑧痩せすぎもだめ?適正体重維持しよう
太りすぎも問題ですが、痩せすぎも妊娠に影響します。
日本人女性は、細いイコール美人という概念がるため過度なダイエットをする人が多いです。
急激に痩せてしまうと、ホルモンバランスが悪くなり生理不順を引き起こします。
酷いと生理がストップしてしまうことも。
自身の身長にあった適正体重を維持することが妊娠への近道です。
⑨骨盤の歪みや緩み対策
骨盤が歪んだり緩んだりすると骨盤周りの血行が悪くなり冷えや子宮・卵巣機能を低下させ妊娠しにくい体となってしまいます。
妊娠しやすい体作りには、骨盤を正しい位置に戻すことも重要です。
オススメの骨盤矯正方法
- 骨盤ベルトを着用する
- 整体で骨盤矯正する
- 骨盤矯正のインナーを着用する
ショーツやガードル - ヨガやストレッチ
日々の仕事や家事で疲れた中、生活や食事を改めることは大変です。
しかし、出産して子供が生まれると寝不足にもなりますし、ストレスが溜まることだってあります。
今から、少しずつ丁寧な暮らしを作って慣れていくと、出産後も子育てに辛抱できるようになりますよ。
女性だけでなく男性の体作りも大切
妊娠しやすい体作りに励むのは女性だけでなく、男性すなわちパートナーにも必要なことと言えます。
理由として、不妊症の3大原因のひとつに男性の不妊が挙げられているからです。
男性も女性と同じように妊娠しにくい体の人もいるので、生活習慣の改善や適度な運動、バランスの取れた食事で体を見直してみましょう。
仕事でストレスが溜まるとついついタバコやお酒に手が伸びしてしまうこともあるかと思いますが、ほどほどにするよう心掛けて下さいね。
生活習慣や体作りを見直しても改善しない場合は、不妊症の可能性も…
生活習慣やバランスの良い食事に改めて健康的な生活を送り、かつ定期的な性行を行なっても1年間妊娠しない場合は不妊症の可能性も。
一度、婦人科で診てもらうと良いでしょう。
不妊症は、排卵や卵管、子宮などを原因とするものや要因自体が分からないということも。
また、女性だけでなく男性にも原因がある場合もあるのです。
こちらでは、不妊症の3大原因で頻度が高いとされている要因を紹介します。
①排卵因子
排卵した卵子が精子と出会い受精し、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立します。
排卵が無ければ妊娠することができません。
極端な月経不順の方は、生理があっても排卵をしていない場合があります。
では、何故排卵がされないのでしょうか。
考えられる原因は、下記の通りです。
- 甲状腺の病気
- 極端なダイエットによる体重減少
- 太り過ぎ
- 男性ホルモンが多くなる
- 早発閉経
②卵管因子
卵子と精子が出会い受精した後、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通って子宮内膜へ向かいます。
何かしらの原因で卵管が閉まってしまうと妊娠することができません。
卵管が詰まってしまう原因は、次のようなものです。
- クラミジア感染症
- 子宮内膜症
クラミジアに感染しても自覚症状がほとんどないため感染に気づかない人もいるようです。
③男性の不妊症
不妊症は女性だけの問題ではありません。
男性も十分考えられるのです。
男性の場合は、精子の数が少なかったり無かったり、精管が詰まってしまうなどの原因が考えられます。
男性と女性の不妊は、ほぼ半々と言われていますのでパートナーでよく話し合うことが大切です。
上記のように不妊のトップ3をあげましたが、その他に多いのが加齢です。
近年は晩婚化の伴い初産の年齢も30代前半と年々上がってきています。
また、どんなに検査をしても不妊の原因が分からないことも多いのです。
参考:一般社団法人日本生殖医学会「不妊症Q&Aよくあるご質問 Q4不妊症にはどういうものがありますか?」より
妊娠しやすいタイミングも知ろう
妊娠しやすい体作りも大切ですが、妊娠しやすいタイミングを知ることもポイントです。
排卵された卵子の寿命は約24時間、女性の体内に入った精子の寿命はおよそ72時間とされています。
卵子や精子の寿命を考えると排卵日の直前または直後が最も妊娠しやすいタイミング言えるでしょう。
基礎体温を図ろう
まずは、基礎体温を計って排卵日を把握しましょう。
下記のグラフの例を見て分かるように、低温期に基礎体温がガクッと下がり、翌日以降に上昇するタイミングがあります。
基礎体温が下がった所こそが「排卵日」なのです。
人によっては月経周期に違いがあるので、2、3ヶ月くらい基礎体温を計ってグラフを作成すると排卵日の目安が分かるでしょう。
生理不順などで周期が安定しない人は、記録した基礎体温表を持参して婦人科で相談してみて下さい。
排卵日予測検査薬を使ってみる
最近は、妊娠検査薬のように尿をかけるだけで排卵日を予測できる検査薬が販売されています。
排卵日の直前からプロゲステロンという女性ホルモンが増加するので、検査薬が尿に含まれるプロゲステロンを検知して排卵日を予測するのです。
基礎体温の測定と合わせて使用すると排卵日も予測しやすくなりますよ。
参考:一般社団法人日本生殖医学会「不妊症 Q&A よくあるご質問 Q1妊娠はどのように成立するのですか?」より
まとめ
仕事や家事で疲れている中、あれもしようこれもしようと決めてしまうとストレスを溜めてしまい逆効果になることも。
時には手を抜いてリラックスをすることも大切です。
自分でできることから少しずつ取り入れてみると良いでしょう。
規則正しい生活や栄養や葉酸を取っているのに妊娠しない期間が1年続いたら、婦人科で診てもらうことをお勧めします。
あまり深く考えずストレス知らずの余裕を持った生活こそが妊娠力を高めるカギとなるでしょう。