妊婦はキウイフルーツを食べちゃダメ?妊娠中の効果や影響と2つの注意点

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甘酸っぱい味から癖になってしまう方も多いキウイフルーツ。

一年中見かける果物の中の1つですよね。中心部にいくほど甘みが増して美味しくなります。

ところで妊婦だとキウイフルーツを食べて良いのでしょうか?

妊婦が摂りたいキウイフルーツの栄養素と注意点をまとめてみました。

目次

妊婦はキウイフルーツを食べても良いの?

キュウイフルーツの名前は、ニュージーランドだけで生息している珍しい鳥「キウイバード」に由来します。

褐色なキウイイフルーツの皮が珍鳥の色と似ていることから付けられました。

キウイフルーツにはビタミンCだけではなく、他にも妊娠中には欠かせない多くの栄養素を含んでいます。

そのため妊婦の身体にはとても良い果物とされています。

つわりや夏バテのような食欲のない時期に、さっぱりと栄養も摂れるキウイフルーツはオススメな食材でしょう。

妊婦のキウイフルーツ、何個まで食べて良い?

最近では妊婦生活の食事をするにあたって、栄養不足の妊婦が増加しています。

そのままでは栄養不足により、赤ちゃんにはもちろん、産後の生活にも影響を及ぼす可能性が。

食べ過ぎにも注意が必要ですが、体重の増加を気にしすぎて極端に食事を摂らないのはもっと問題です。

栄養満点のキウイですが、それだけに頼り偏るのももちろん良くありません。

妊娠初期にはキウイフルーツの場合は1日2つ、中期を過ぎたら3つまでを目安にバランス良く食事をするように心がけましょう。

体重と妊娠については下記の記事も併せて参考にしてください。

妊娠初期の方:妊娠初期の体重増加と減少はいつから?原因と目安、3つの体重管理策

妊娠中期の方:妊娠中期の体重増加や減少の目安って?体重が増える・減る原因と6つの対処法

妊娠後期の方:妊娠後期だけど体重増えない・・・。胎児への影響と2つの対策方法

■妊婦が摂りたいキウイフルーツの効果とは?

キウイフルーツにはカリウムが含有されているため、食べる事でむくみの解消や妊娠高血圧症候群、動脈硬化などの予防ができます。

またビタミンCがたっぷりと入っており、風邪予防や脳梗塞、がん、心筋梗塞に効果的。

そして食物繊維は便秘解消の効果があります。

ビタミンCと食物繊維の2つの栄養素の組み合わせると、妊婦ママの美容にも効果が見られます。

中でも葉酸は赤ちゃんの先天性疾患の発症リスクを低減させる重要な成分です。

葉酸不足は貧血や先天性疾患の原因ともなりますので、注意しましょうね。

以下では、妊婦さんを中心に見た、キウイフルーツの栄養素について詳しく解説します。

妊婦が摂りたいキウイフルーツの栄養素

みずみずしくてさわやかな味わいのキウイフルーツ。

少し甘酸っぱい緑のキウイフルーツは然り、トロピカルな甘さのゴールドキウイも人気です。

どちらもその彩と味わいで様々な料理やデザートに重宝されていますね。

果肉を潰してソーダで割ったキウイソーダはフレッシュさが増し、夏の暑さも吹き飛ばしてくれます♪

そんなキウイフルーツ100g中には、ビタミンCは69g、食物繊維が2.5gでカリウムが290mgの栄養素が含まれています。

それでは栄養素の特徴をみていきましょう。

ビタミンC

風邪予防や美容に良いです。

妊娠中には免疫力低下から風邪や感染症に見舞われることが多くなります。

その為、胎児にもママの肌荒れにも予防対策として必要となる栄養素なので、たっぷりと摂りたいですね。

特にゴールドキウイはビタミンCが豊富で、なんと普通のキウイフルーツの約2倍!

レモンで言えば、ゴールドキウイ1個につきレモン約8個分に相当します。

何かとストレスがかかったり、普通の生活をしているだけでもエネルギーの消費がすさまじい妊婦さん。

ビタミンCはそんな疲労回復にもひと肌脱いでくれますので、ぜひ積極的に摂りましょう!

特に春は1年の中で一番ビタミンCを失う季節といわれています。

もしつわりなどの辛い時期と重なったら、ぜひゴールドキウイを食べて健康的に乗り越えたいですね。

カリウム

動脈硬化、高血圧症、がんの予防にも効果があり、妊娠中のお悩みのむくみや妊娠高血圧症候群の予防にもなります。

妊娠高血圧症はママの体のみでなく、赤ちゃんにも影響を及ぼしますので、キウイを食べて美味しく予防できるのは喜ばしいですね。

関連記事⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策

アクチニジン

アクチニジンはタンパク質を分解して消化を促進する働きがあり、口臭予防効果もあります。

一方で、アクチニジンはアレルゲン物質となるため、食物アレルギーの発症の危険を伴います。

食物繊維

妊娠中は特にお腹の重量で腸に負荷がかかり便秘が生じ易く、水分不足から便利になりやすいです。

食物繊維は、便通を良くして便を柔らかくしてくれますので、妊娠中は気にかけながら摂るようにしましょう。

しかし摂りすぎは下痢の原因ともなりますので、気を付けて下さいね。

その他にもむくみの改善にも良い効果があります。

葉酸

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先天性の神経疾患の発症リスクを低減させます。

葉酸は妊娠前から摂るように厚生労働省でも推薦されている成分です。

胎児の成長のサポートをする重要な成分でもありますので、サプリメントなども服用して1日の必要量を摂取するようにしましょう。

さらに葉酸の詳しい解説は以下をご一読ください。

参考記事⇒葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選

妊婦のキウイアレルギーとは?

妊娠中にキウイフルーツなどの果物を口に入れる事で、果物(食物)アレルギーが起こる方もいます。

もしも、キウイフルーツを食べた後に口周辺に蕁麻疹が出る、痒くなるといった症状があった場合には、直ぐに食べるのを中止して下さいね。

又、加熱した場合に症状が減弱する傾向も見られます。

何が原因でアレルギーを発症しているか不確かな場合は、皮膚科やアレルギー科へ行きましょう。

妊婦がキウイフルーツを食べる時の2つの注意点

食べ過ぎに気を付けて

妊婦がキウイフルーツを摂取すること自体は問題ありませんが、過剰摂取は糖質の摂りすぎとなり危険があります。

妊娠中は普段より血糖値が上がりやすくなり、妊娠糖尿病のリスクも高まる時期。

その為胎児にもそのまま多くの糖が届いてしまい、巨大化や出生後に低血糖の症状になり神経細胞に影響を及ぼす事もあります。

ただしキウイには食事によって上がる血糖値を急上昇させにくくする効果があり、食べ過ぎなければかえって妊娠糖尿病の予防が期待できます。

関連記事⇒妊娠糖尿病にご用心!症状や原因、胎児への影響と3つの予防策と治療方法

トキソプラズマに注意

食べる際は手を洗う事はもちろん、キウイフルーツを綺麗に洗い流しましょう。

トキソプラズマ症などの感染予防の為に重要です。

トキソプラズマ症は胎児感染のリスクがあり、胎児に重篤な障害の発症リスクを高めますので気を付けて下さいね。

トキソプラズマ症に関しては以下も併せて参考にしてください。

参考記事⇒妊婦はトキソプラズマ症に注意!妊娠中のトキソプラズマの影響と9つの予防策

妊婦が摂りたいキウイフルーツの選び方とは?

キウイフルーツの食べ頃は、手に持ったときに少し柔らかいと感じる位。

店頭に並んでいるものは沢山ありますが、その中でも美味しいものの選び方のポイントを以下に挙げていますので、今後のポイントにして下さいね。

  • 綺麗な形をしている
  • 表面の産毛が綺麗に整って全体についているもの
  • 表面の皮が明るい色のもの
  • へこんでいる、傷があるものは避ける

まだ硬さを感じるキウイフルーツは袋のまま常温で保存してから食べる約1~2時間前に冷蔵庫で冷やしましょう。

購入時より更に美味しくなりますよ。

ただし妊婦の場合は、買ってきてからなるべく新鮮なまま食べる事を意識して下さいね。

まだ硬ければ、りんごと一緒に袋に入れておくと早く熟します。

そして、時間が経ち果実の変色が見られる時は気を付けて下さいね。

妊婦がキウイ狩りに行っても良い?

キウイ狩りは主に11月くらいが多いですよね。

上にお子さんがいらっしゃったら行く機会もあるのではでしょうか。

キウイ狩りは、母子ともに健康で、妊娠中の経過に何も問題が無ければお出かけして問題ありません。

ただし何か異常がある場合は、ただちに医師に相談してみましょう。

水分補給を意識して、お腹が張る場合は都度休憩をはさんで下さいね。

もし作業中にお腹がパンパンに張る、生理痛より痛みが強い場合は自己判断せずに病院へ行ってください。

そしてキウイ狩りに行く前に、念のため近くの病院を探しておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

妊娠中にも1年中気兼ねなく食べる事ができる果物キウイフルーツ。

妊娠中は特に栄養バランスに気を遣いますので、キウイフルーツは健康管理のサポートをしてくれるでしょう。

ジュースやジャムに、フルーツの盛り合わせにも良いですよね。

主食を中心に果物も1食1品程度加えて食べる事がお勧めです。

健やかな妊婦生活を送って下さいね。