毎日の料理に使う頻度が高い、小麦粉。
うどんやパン、おかし、お好み焼きなど主食にもなりますし、お肉につけて焼いたり、から揚げの衣にしたり、調理に使うことも多いですよね。
小麦粉に限らず、粉は保存方法がわからなくて、常温で保存している人が多いのではないでしょうか?
小麦粉は、実はとてもデリケートな食材で、湿気や匂いの影響を受けやすい特徴があります。
正しい保存方法で保存しないと風味や味が落ちるので、保存方法を確認してくださいね。
小麦粉の保存方法、おすすめの使い方、消費期限など、小麦粉について詳しく紹介します。
目次
小麦粉はどのくらい日持ちする?賞味期限は強力粉が6ヶ月、薄力粉中力粉は1年!
小麦粉には、薄力粉、中力粉、強力粉と種類があり、含まれているたんぱく質の量、質、が違うので、使う用途によって使い分けます。
たとえば強力粉はパン作りに最適、中力粉はうどんなど、食品によって適している小麦粉が違います。
また、保存期間も種類によって変わるのをご存知でしょうか?
賞味期限は、強力粉が6ヶ月、薄力粉と中力粉が1年と違いがあります。
強力粉は、消費期限が短いので注意が必要ですね。
小麦粉の保存方法!
小麦粉は、基本的には常温で保存しますが、長い間使わない場合は、冷凍で保存することも可能です。
デリケートな小麦粉は、常温保存の場合も、冷凍保存の場合も注意が必要。
正しい保存方法で保存しないと、小麦粉が劣化してしまいます。
小麦粉の正しい保存方法について、紹介します。
小麦粉の正しい冷凍保存方法
小麦粉は、長い間使わない場合、冷凍で保存することができます。
冷凍保存するときは、湿気ないように、冷凍用の保存袋に入れてしっかりと口を閉じて保存、もしくは密封できる容器に保存しましょう。
小麦粉は凍ることがないので、使う分だけ取り出してすぐに使うことができます。
冷凍でも保存期間は変わりなく、強力粉が6ヶ月、薄力粉と中力粉が1年です、
小麦粉の正しい冷蔵保存方法
小麦粉は、湿気に弱いことからも冷蔵での保存は向いていません。
使う頻度が高い場合は常温で保存、しばらく使わない場合は冷凍で保存するようにしましょう。
その他の方法
小麦粉は使う頻度が高いので、基本的には常温保存で大丈夫。
小麦粉は、空気中の酸素や酵素の影響を受けて、味が落ちたり、パンに使ったときにふくらみが悪くなったりと劣化することがあります。
開封後に保存するときは、袋の口をしっかりと閉めて、そのまま保存容器に入れふたを閉めて保存します。
湿気にも弱いので、湿気が多くて温度が高いところではなく冷暗所で保存するようにしましょう。
シンクの下などは、湿気が多いので避けたほうがいいですね。
また、小麦粉は匂いが移りやすいという特徴があります。
匂いが移らないように、匂いが強いものの近くには置かない、しっかりと密封して保存することが大切です。
ワンポイントアドバイス
小麦粉は、使用中にうっかり、テーブルや床にこぼしてしまうことが良くありますよね。
その場合、すぐにふき取るようにしましょう。
ダニなどの虫や、カビなどの原因となります。
湿気と匂いに弱い小麦粉は、いかにしっかり密封できるかがポイント。
また、一度袋から出して使い切れなかった小麦粉を、もう一度袋に入れるのは、やめます。
湿気や匂いを吸収して、戻すことで袋全体の小麦粉が劣化する可能性があります。
冷凍しておいた小麦粉を使った3つのメニュー
冷凍した小麦粉は、解凍することなくすぐに使うことができるのでとっても便利。
おすすめの小麦粉を使ったメニューを紹介します。
クリームシチュー
ホワイトソースから作るシチューは、シチューのもとを使うより自分の好みの味に調整できます。
小麦粉を使った自家製ホワイトソースの作り方です。
【材料】
鶏もも肉 300g
じゃがいも 4個
にんじん 1本
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 100g
ブロッコリー 1個
バター 大さじ2
白ワイン 大さじ3
ローリエ 1枚
固形スープの素 1/2個
ホワイトソース(バター大さじ2、冷凍小麦粉大さじ3、牛乳2カップ、塩小さじ1/2、こしょう少々)
① ジャガイモは4つに切って、水にさらします。
にんじんは食べやすい大きさに切ります。
② マッシュルームは石づきを切って、大きいものは半分にします。
③ 玉ねぎは洗いみじん切りにします、ブロッコリーは小房に分けて熱湯で下ゆでにし、冷たい水にとって冷まします。
④ 鶏肉を一口大に切って、塩コショウで味付け。
⑤ 鍋にサラダ油とバターを敷いて、弱火で鶏肉を軽く焼いて取り出します。
⑥ 同じ鍋で玉ねぎを透明になるまで炒め、マッシュルーム、にんじん、ジャガイモの順に炒めます。
⑦ 鶏肉を戻して、ワインを振り、水1.5カップを注ぎいれます。
⑧ 固形スープとローリエを入れて、弱火で煮込みます。
⑨ 別の鍋にホワイトソース用のバターを溶かして、小麦粉を炒めます。
冷たい牛乳を加えて、塩コショウを入れて味を整えます。
⑩ ⑧の鍋に、ホワイトソースを加えて、仕上がりにブロッコリーを入れて出来上がり。
から揚げ
から揚げの衣に小麦粉は欠かせません。
味をしっかりつけることで、冷めてもおいしいから揚げになります。
【材料】
鶏もも肉 500g
片栗粉 大さじ4
小麦粉 大さじ4
★ 醤油 大さじ2
★ 酒 大さじ1
① 鶏肉は4~5cm角の大きさに切って、ボウルに入れて★の調味料を入れて手でもみこみます。
2時間以上そのままおいて下味をつけます。
② 小麦粉と片栗粉を混ぜておきます。
② 鶏肉をざるに入れて、汁気を切って粉をまぶして余分な粉は払いましょう。
③ 揚げ油を180度の高温にして、鶏肉を揚げます。
途中で火を弱めて3分揚げて取り出し、少しおいておきます。
④ 火を強めて、再度10秒ほどからっと揚げます。
鶏肉のチーズピカタ
固い胸肉もピカタにすると、柔らかくなっておいしく食べられるおすすめのメニューです。
【材料】
鶏胸肉 2枚
卵 2個
粉チーズ 大さじ2
小麦粉 適量
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
酒 大さじ1
サラダ油 大さじ3
① 鶏胸肉を食べやすくそぎ切りにして、塩コショウと酒をもみこんでおきます。
② ①の鶏肉に小麦粉をまぶして、余計な粉は落とします。
③ ボウルに卵を溶いて粉チーズを入れてよく混ぜます。
④ フライパンにサラダ油を入れて、鶏肉を③にくぐらせ焼きます。
⑤ 中火で両面にこげ色がつくまで6~8分やきます。
衣が取れないように、動かしすぎないのがポイントです。
子供が大好きなメニュー。
小麦粉の作り置きメニュー
小麦粉を使った作り置きメニューは、どんなものがあるのでしょうか?
おすすめのメニューを紹介します。
ピタパン
カレーやエスニック料理におすすめのピタパン。
一枚ずつラップに包んで、冷蔵または冷凍で保存することができます。
【材料】
強力粉 300g
ドライイースト 小さじ1と1/4
砂糖 小さじ1/4
塩小さじ1.5
オリーブオイル 大さじ2
水 180cc
① ボウルに油と水以外の材料を入れて、オリーブオイルを入れて、水を一気に注ぎいれます。
② すぐに混ぜ始め、水を全体にいきわたらせるようにします。
③ きめが細かくなったら、バターを縫ったボウルで、一次発酵させます。
④ 発酵が終わったら、生地を手のグウで押して、ガス抜きをします。
⑤ ボウルから出して丸めなおして6等分にします。
⑥ 固く絞った布巾をかけて30分のベンチタイムを取ります。
⑦ 生地が安定したら手のひらで生地を広げ、1cmくらいの厚さに伸ばします。
⑧ めん棒で厚さが3mmくらいになるように伸ばします。
⑨ フライパンに油を敷いて熱し、⑧の生地を入れて1~2分やきます。
⑩ 裏返してきれいに膨らんだら出来上がり。
まとめ
普段、小麦粉は特に意識しないでほぞんしている方が多いのではないでしょうか?
小麦粉の正しい保存方法と、注意点について紹介しました。
匂いが移りやすく、湿気に弱い小麦粉。
密封して保存することで、湿気防止、匂い移り防止、虫除けにもなりますね。
小麦粉の種類によって、賞味期限も変わるので、注意して保存してください。