こんにゃくの冷凍・冷蔵の仕方と賞味期限って?保存方法と5つのメニュー

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カロリーが低くて、食物繊維もたっぷりダイエットにもおすすめの、こんにゃく。

こんにゃくは、こんにゃく芋を粉にして加工したもので、スーパーなどで1年中見ることができる食材ですよね。

こんにゃくには白のこんにゃくと、海草がはいっている黒のこんにゃくがあります。

また、形状もいろいろあり、通常の板こんにゃく、しらたき、玉こんにゃくなど、料理に合わせて選びます。

こんにゃくは90%以上が水分でできているので、実は保存方法も工夫が必要。

正しい方法で保存しないと、こんにゃく特有のつるんとした弾力が失われてしまいます。

ここでは、こんにゃくの正しい保存方法と消費期限、おすすめのメニューを紹介します。

目次

こんにゃくはどのくらい日持ちする?賞味期限は2~3日!

こんにゃくは未開封の場合と、開封した後では消費期限が大きく違ってきます。

未開封の場合は、袋に記載されている賞味期限どおりの保存期間。

大体は2~3ヶ月と長く設定されています。

購入するときは、賞味期限が遠いものを選ぶようにしましょう。

開封した後は、冷蔵庫で2~3日とかなり短くなりますね。

こんにゃくの保存方法!

こんにゃくに使われているこんにゃく芋は、実はとても腐りやすい野菜。

粉にする加工方法が発見される前は、季節限定の食べ物でした。

今は、加工方法により、保存が利くようになったので長い期間保存可能ですが、それでも保存方法は注意が必要。

こんにゃくの正しい保存方法を紹介します。

こんにゃくの正しい冷凍保存方法

多くの食材は、冷凍保存することによって新鮮さが長持ちして、長期間保存することができますが、こんにゃくは冷凍保存がむかない食材です。

こんにゃくは90%が水分でできているので、冷凍保存すると水分が全部外に出てしまいます。

結果、こんにゃくの繊維質だけが残ります。

解凍すると、凍った水分はすべて抜け出して、スポンジのような食感になってしまうのです。

こうなると、いくら水に漬けてももとのプルプルとした食感は戻ることがありません。

ただ、冷凍することで、別の食感が生まれ、それが料理によって生きるので別のこんにゃくが誕生します。

この別の食感を楽しむレシピも多くあり、「凍りこんにゃく」といわれて、楽しまれています。

冷凍したスポンジ状になったこんにゃくは、味をしみこみやすくなるので、煮物や炒め物に利用、またお肉のような食感になるので、肉の代わりに使うこともできます。

冷凍するときは、こんにゃくを使いやすい大きさにスライスして、保存袋に入れて冷凍します。

解凍は自然解凍か、急ぐときは流水で解凍してください。

こんにゃくは冷凍保存で、約1ヶ月保存可能です。

こんにゃくの正しい冷蔵保存方法

こんにゃくを冷蔵保存するときは、中に入っている水を捨てないことがポイントです。

この水、実は普通の水とは違い、石灰水を使っています。

普通の水で保存すると、こんにゃくが水分を吸って、ふやけて食感が変わってしまいます。

使いきれなくて、冷蔵で保存するときはこの水を捨てないでとっておき、保存容器にこの水とこんにゃくを入れて保存します。

冷蔵での保存期間は、2~3日。

こんにゃくは、長期間保存しているとどんどん水分が抜けていきます。

水分が抜けたこんにゃくは、表面が乾いて固くなり、食感も変わってしまうので注意。

水分が抜けて固くなる前に食べきりましょう。

その他の方法

こんにゃくは未開封の場合、常温で保存することができます。

スーパーなどでも、よく常温で保存されていますよね。

常温で保存する場合は、冷暗所で2~3ヶ月、賞味期限の期間、長期保存が可能。

開封したら早めに使ったほうがいいですね。

ワンポイントアドバイス

こんにゃくと一緒に入っている水の、石灰水。

この石灰水が、こんにゃくを長持ちさせています。

保存するときは、この石灰水に浸らせて保存しますが、料理するときは、石灰分を抜くために熱湯で2分程度、下ゆでしてから使います。

この下ゆでによって、味がしみこみやすくなり歯ざわりも良くなります。

冷凍しておいたこんにゃくを使った3つのメニュー

冷凍したこんにゃくは、スポンジのようになって通常のこんにゃくとは違った、食感や味を楽しむことができます。

冷凍したこんにゃくを使ったメニューを紹介します。

冷凍こんにゃくのから揚げ

冷凍したこんにゃくは、お肉のような食感になるので、お肉代わりに使うことができます。

味がしみこみやすく、低カロリーなのでおいしく食べられるダイエット食になりますね。

【材料】

冷凍こんにゃく 2枚分

★ 醤油 大さじ1
★ みりん 大さじ1
★ しょうがチューブ 大さじ1弱
★ にんにくチューブ 5cm

片栗粉 大さじ4

① 適当に切って冷凍したこんにゃくを使います。自然解凍しておきます。

② 解凍したこんにゃくをぎゅっと絞って、★の調味料を合わせたボウルに入れて、しばらく置きます。

③ 片栗粉をまぶして180度の油でからっと揚げます。

肉汁がおいしいからあげになりますよ。

凍りこんにゃくの煮物

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一度凍らせたこんにゃくは、味がしみこみやすくなり歯ごたえもよくなります。

煮物にするとおいしいですよ。

【材料】

大根 1/2本
こんにゃく 1枚
めんつゆ 大さじ5
みりん 大さじ 2
お酒 大さじ1
水 500cc

① こんにゃくは、一口大に切って下ゆでして凍らせたものを、解凍して水気をよく切ります。

② 大根は皮をむいて2cmくらいに切り、面取りと隠し包丁をします。

③ 鍋に調味料と大根とこんにゃくを入れて、味がしみこむまで煮込みます。

④ 汁気が半分くらいになったら出来上がり。

冷ますと味がさらにしみこみます。

冷凍こんにゃく炒め

こんにゃくは、凍らせると独特の噛み心地になるので、それを味わう炒め物です。

【材料】

こんにゃく 1枚分
おろしにんにくチューブ 2cm
煮干粉末 少々
ごま油 小さじ1
唐辛子 1/2本
醤油 小さじ2

① 短冊切りにして冷凍したこんにゃくを使います。

自然解凍で解凍し余分な水分は捨てます。

② 唐辛子は輪切りに切ります。

③ フライパンに油を入れて熱し、おろしにんにくと唐辛子を入れて香りがたったら、こんにゃくを入れて炒めます。

④ こんにゃくに焦げ目がついたら、煮干の粉末と醤油で味付けします。

こんにゃくの作り置きメニュー

こんにゃくは、下ゆでしてから調理するのが基本なので、忙しいときは面倒ですよね。

こんにゃくの作り置きメニューを、上手に利用しましょう。

こんにゃくとおかかの炒り煮

おかかの旨みがこんにゃくにしっかりと絡んで、おいしい一品。

【材料】

こんにゃく 1枚
削り節 5g

★ しょうゆ 大さじ1.5
★ 砂糖 大さじ2/3
★ 酒 大さじ1

① こんにゃくは手で食べやすい大きさにちぎり、水から入れて下ゆでします。

茹で上がったら水気を切っておきます。

② 鍋にこんにゃくと★の調味料を入れて、火にかけて手早く混ぜます。

③ 弱火で汁気がなくなるまで入り煮します。

④ 汁気がなくなったら、削り節を入れてこんにゃくによくからめ、火を止めて出来上がり。

ごまや七味をいれて、味にアクセントをつけてもいいですね。

こんにゃくとメンマの炒め煮

濃い目の味付けでごはんが進みます。

【材料】

こんにゃく 1枚
メンマ 50g
赤唐辛子 1/2本
だし1/2カップ

① こんにゃくを拍子木切りにして、耐熱容器に入れて水をひたひたになるまで加え、電子レンジで3分加熱してザルにあげます。

② メンマは水に漬けて塩抜きし、熱湯でさっとゆで、ざるにあげて水気を切ります。

③ フライパンにサラダ油を熱し、こんにゃくと赤労が裸子を炒めます。

④ だし、しょうゆを大さじ2、酒を大さじ1、砂糖を大さじ1入れてメンマを加えて煮詰めて味をつけます。

まとめ

こんにゃくの保存方法、どのくらい持つのか、冷凍したこんにゃくのおすすめレシピなどを紹介しました。

こんにゃくは冷凍するとまったく別物の食感になり、それを生かしたメニューもあるのは驚きでしたね。

知らないで冷凍すると、まったく別物になるので驚いて捨ててしまうかもしれません。

正しい保存方法で、おいしいこんにゃくを楽しんでください!