子育ても家事も、毎日きちんとしたところで、誰も褒めてくれないし見てくれることはありません。
子どもが赤ちゃんや幼児のとき、専業主婦の場合は、外に出て他の人に触れる時間もなく、
すべてを1人で抱え込み、心の中はストレスで溢れかえっていることもあります。
小学生や中学生になっても、子育ては毎回神経を使って、こちらも疲れてしまいます。
もちろん、子どもはそんなことはお構いなしなので、次から次に疲れることが起こることも。
ギャー!!と爆発させられれば良いけど、機会も場所も時間もない…。
ついには、子どもや旦那さんに当たってしまい、自暴自棄になる日々…。
もう涙を流したくなるほど子育てに疲れていませんか?
「もう疲れすぎて今日は何もしたくない。」
「子どもが大好きなはずなのに、話すのもなんだか辛い。」
「子育てに行き詰まったときに、何か気持ちを切り替えられる方法が知りたい!」
など、子育てをして悩みやストレスを抱え、気分転換したいという人もたくさんいますよね。
今回は、直接的に子育ての問題を解決できるものではありませんが、お母さんたちの心の充電ができるような、
そして、また気持ちを切り替えて楽しく子育てや家事ができるような方法をご紹介していきます。
・どうして子育てに疲れるの?
・心の充電14つの方法
・家族の協力も絶対に必要
お母さんだけでなく、お父さんにも読んでいただき、お母さんの気持ちの内を分かってあげられれば、
お母さんも心に余裕ができ、イライラすることが減るでしょう。
子育てに疲れた人などの参考になれば嬉しいです。
目次
どうして子育てって疲れるの?
サラリーマンのお父さんや仕事で日中は家に居ないという人には、
子育てのすべての大変さは分かり得ないと思います。
夜仕事を終えて、家に帰ってみると「トイレにもゆっくり行く暇がなかった~」というお母さんの言葉、
理解できますか?
もし「家で子育てしてるだけだろ~」と思うのであれば、一日お母さん体験をしたほうがよいです。
どうして子育てに疲れてしまうのか、その理由は次の通りです。
子どもが小さなうちは、夜泣きや夜の授乳などにより2~3時間おきに起きることがあり、
一晩中眠ることができません。そのうちに身体も慣れてきますが、やはり辛いものです。
静かに寝てくれていればゆっくりできるのかと思われますが、
あまりに静かに寝ているときは「息をしてる?」と心配でたまらなくなることもあります。
また、子どもと一緒にいる時間は休憩する時間、自分の時間がありません。
子どもが起きているときには、子どもに「ママ、ママ!」と永遠に呼ばれて構うことが中心となり、
子どもが寝たときには慌てて夜ご飯の準備など家事を行います。
子どもが幼稚園や学校に行きだすと、また状況は変わってきますが、赤ちゃんや幼児の時期は休憩できません。
また、「明日は日曜日だー」というような休みはお母さんにはありません。
ご飯を作り食べさせ、着替えや洗濯など、毎日することだらけです。
基本的には子どもが中心となるので、自分の疲れや気持ちはそっちのけにしなければなりません。
また、何かをしているときに子どもに中断されることもよくあるため、家事に3倍以上時間がかかります。
綺麗になった、料理ができたなどの家事の達成感も得られにくいですし、とにかく心から疲れがちです。
子育てに疲れたときに心を充電できる14つの方法
もう子育てしたくない、1人になりたい、前の生活に戻りたいと、子育てから逃げたくなることありますよね。
「母親失格」なんて言われそうですが、実際に子育てをしていれば、そう思うのは当たり前だと思います。
でも、疲れたからといって投げ出すことができないのも子育てです。
そのため、疲れた心を充電し、前向きで楽しく育児ができるような方法を探していきましょう。
ひとりになる時間を作る
子どもや家のことから離れて、ひとりになる時間が必要です。
子どもが小さいのであれば、2~3時間でも旦那さんや母親に預けて、時間をもらいましょう。
子どもも一緒に育児疲れを解消したいと思うことがありますが、
子どもがいると完全なる子育ての疲れはとれないでしょう。
義母でも、孫と一緒にいられるので喜んで預かってくれることもあります。
家であれば、誰の目も気にならないですし、邪魔する人もいないのでラクに過ごせます。
しかし、まじめな人であれば、家事をしなきゃと、結局休めないことになるので、
外に出て、近くのカフェや本屋さんでのんびりと過ごしてみましょう。
もし3~5時間ほど自分の時間があれば、美容院やエステにいってもよいでしょう。
おうちに戻って子どもと会うと、なぜかすっきりとして、また心から子どもが大好きな気持ちになります。
とにかく泣く!
ストレス発散の方法として、おうちでもできて、子どもがいてもできることは、『泣く』ことです。
泣くことで、気持ちをリラックスさせることができ、ストレスの物質を体外に吐き出すことができます。
本当は泣きたいけど、急には泣けないときには、みんなが寝静まった夜中が良いですよ!
泣ける映画を借りて、好きなお菓子を食べながら、思い切り泣きましょう。
昔の子どものビデオを見る
子どもが生まれたときや赤ちゃんのとき、初めて歩いたときなどのビデオがあれば、
子どもも一緒に家族でみてみましょう。
自然と、子どもの成長やたくさんの思い出を振り返ることができ、
改めて子育てに対する気持ちに火がつくでしょう。
好きな音楽を聴く
子育てをしていると、流行の曲などに疎くなっていきますよね。
昔、ハマっていた曲やクラシック音楽など、心が落ち着くものやワクワクするものを選曲しましょう。
一度聴くと泣いてしまう曲でもよいですね。
車での移動中や、おうちで一人のときなど、好きな音楽に包まれる環境の場で聞いてみましょう。
歌える状況であれば、思い切り歌って、叫んで発散してください!
1曲だけでも、少し心がリラックスできます。
家事を手抜きする
何もしない日を1日だけ作るのも良い方法ですが、実際には無理な場合もあります。
子育てにもっと余裕をもちたいときには、家事を手抜きしてみてはどうでしょう。
毎日頑張って、ご飯作り、洗濯、掃除とこまめにやってきているのですから、
1日くらい何もしなくても、誰も何も言わないでしょう。
夜は外食やピザなどを頼んでご飯も作りません、掃除や洗濯は明日に回しましょう。
子育てを休むことはできませんが、家事を手抜きしてみましょう。
ノートを作る
あまり誰にも見られないようなノートになるので、鍵付きのものがよいでしょう。
とにかく、イライラすること、いま感じていること、心に思っていても口に出せないことなど、
ノートにどんどん書きなぐりましょう。
少しかもしれませんが、すっきりとした気持ちになります。
「~しなくちゃ」という気持ちをやめてみる
まじめで几帳面なお母さんにありがちなのは、「子どもの栄養が偏らないために毎日こった料理を作らなくちゃ。」
「ほこりがたまってきたから掃除しなくちゃ。」とすべてをしないといけないと考えてしまいます。
口癖で「あ!洗濯しなくちゃ。」のように、~しなくちゃいけないと言っている人も多いでしょう。
その考えを、少しやめてみませんか?
掃除ができなかったり、ご飯が作れなかったりしたら、自分が悪いんだと責めていませんか?
たまには、できない日だってあります。できない日が続くこともあります。
「そんなこともあるある!」と軽い気持ちで乗り切れるような癖をつけてみましょう。
散歩に出かける
子育ては、おうちで過ごすことがよくありますが、辛くなった時には、
子どもも一緒にお散歩に出かけましょう。
もちろん、1人でも良いです。
外の空気をたくさん吸って、太陽の光を浴びると、リラックスできるセロトニンという物質が出ます。
お天気が良い日であれば、簡単なおにぎりでももって、外へ出かけてみませんか?
イライラするのは良いお母さんである
イライラしたり、子どもの成長に悩んだり、ストレスが溜まるのは良いお母さんの証拠なのです。
NHKのすくすく子育てという番組で、大日向雅美先生が話していました。
子育てでイライラすると、自分は母親に向いていないのかと考えてしまいがちですが、
その逆で、良い母親であるというのです。
ちょっとだけ、イライラしてもいいんだと心に余裕が出てきますね。
大日向先生は、心が軽くなるような本も出版されているので、興味のある人はどうぞ読んでみましょう。
―参照 おひさまのようなママでいて|大日向雅美|Amazon 本―
育児ブログを読み漁る
子育てで疲れているお母さんは、たくさんいます。
心の声や思ったことをブログやSNSにあげている方もいるので、参考になることがあります。
また、子育ての大変さを面白く乗り切っているお母さんもいます。
有名人でも一般人でも、同じような状況のお母さんの育児ブログをみるとこで、
勇気づけられることもありますよ。
子どもが3人いて毎日大変なのに、そのありがたさに気づかせてくれるLICOさんのブログをご紹介します。
―参照 ママの毎日|ママちゃんのひとりごと|LICOオフィシャルブログ|アメブロー
頑張っている自分へのご褒美
誰も褒めてくれない、見てくれないのであれば、自分でご褒美を与えましょう。
大好きなケーキ屋さんのケーキを食べる、アクセサリーを買う、ヘアケア商品を買うなど、
自分から自分へのプレゼントを目標にして、子育てを頑張ってみましょう。
子育てには、目標がしっかりと決まることも、終わりがあることもありません。
目標があるほうが良いという人には、自分へのご褒美作戦で楽しく乗り越えてみませんか。
誰かに会う
女の人のストレス解消の方法で、ランキング1位はしゃべることだそうです。
誰かに聞いてもらうことが大切で、アドバイスなどはあまり必要ありません。
どうしても心が疲れたときには、誰かに会って、何でも良い話や育児の話をするのが1番です。
実の両親などの家族でも、昔の友だちでも、ママ友でも、話しやすい相手を探してみましょう。
核家族化が進み、ワンオペ育児の家庭も多い中、子育て中に誰かに会って、
ゆっくり話す時間がないのではないでしょうか?
子どもがいると、なかなかゆっくりとは話せないので、誰かに預かってもらってから話すのも良いでしょう。
本を読む
毎日少しの時間でもよいので、現実逃避できる時間を作ってみましょう。
育児本でもよいと思いますが、ありきたりのものではイライラが増すこともあるので、
人気作の本をネットで注文して、子育てとは別の世界に行くことができる本を探してみてください。
本を読むのが苦手な人には、DVD鑑賞や録画しているドラマなどでも、隙間時間に、
ダラダラ過ごしながらみてみましょう。
精神安定剤になり、イライラしていることを少し忘れることができます。
ベビーシッターを少しだけ利用する
子育てに疲れ果てているのであれば、素人ではなくプロの人にちょっと預けてみてはどうでしょう。
毎日高額の料金がかかるイメージですが、最近は1,000円からスマホを使ってシッターを呼ぶことができます。
利用したいときに利用でき、その手軽さから人気が出てきています。
また、助産師さんや保育士さんも登録されていることがあり、子育ての悩みを相談することもできます。
絶対に必要なのは、家族の協力と理解
子育てに疲れ辛い、ノイローゼになりそうだというお母さんは、その辛さを家族に伝えていますか?
疲れたことを伝えることさえ、イライラすることもありますが…。
お父さんもすべてを見ているわけではないので、辛い事に気づかない場合があります。
ワンオペ育児は、周りに誰もおらず、子どもと自分ひとりだけという空間が続き、息苦しくなりますが、
その状況を家族に伝え、次の日曜日はちょっとひとりの時間を作って気分転換したい、
という話を旦那さんにもちかけてみましょう。
祖父や祖母でもよいでしょう。
周りの家族の協力により、お母さんの子育て疲れをリフレッシュすることができ、
また理解してもらえているという安心感から、また頑張ろうという気持ちに繋がります。
お母さんの子育ての疲れには、家族の協力や理解が必要なのを、もう一度話してみましょう。
まとめ
子育てに疲れたときには、1人の時間を過ごすことが一番だと思います。
バッテリー切れの携帯を充電器に繋いだ時のように、充電されていくのを感じるほどです。
充電されると、今度は前向きに育児や家事を楽しく乗り切ろうと、また頑張る力が出てきます。
まずは、心を充電するために、何が一番の方法かを考えてみて、
家族に話したうえで、実行してみましょう。