妊娠後期に苦しい、眠れない!影響と食事も食べられない時の5つの解決策

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妊娠後期に入るとお腹のふくらみもかなりの大きさになります。

また後期では2週間ごとに約200g成長していくので、ますますお腹は大きくなりますよね。

その影響で妊娠後期では苦しさを感じる妊婦さんが多くいます。

「お腹が苦しくてご飯が食べられない…」

「食後に息苦しくなる…」

そこで今回は、妊娠後期の苦しい症状についてお伝えします。

  • 妊娠後期の苦しい3つの原因
  • 妊娠後期のお腹の張り4つの原因と6つの危険な張り
  • 妊娠後期の苦しい6つの対策
  • 妊娠後期の苦しい 病院に掛かる目安

出産まであと少しとはいえ、苦しいのはやはり大変ですよね。

妊娠後期の苦しさを少しでも和らげて残り少ないマタニティーライフを楽しめるようにしましょう。

目次

妊娠後期の苦しい3つの原因

妊娠後期には苦しいと感じる妊婦さんが多くなります。

では何が原因で苦しいと感じるのでしょうか?

  1. お腹が張りやすくなる
  2. 呼吸が浅くなる
  3. 血液量の増加

妊娠後期の苦しさの原因には上記3つが挙げられます。

お腹が張りやすい

妊娠後期では胎動の刺激や出産に向けてお腹が頻繁に張るようになります。

お腹が張っている時は腹痛のように感じたり、苦しく感じたりします。

お腹が張る時には体を横にして休むようにしましょう。

呼吸が浅くなる

妊娠後期では大きくなった胎児によって横隔膜が圧迫されます。

横隔膜が圧迫されると十分に上下運動できず、呼吸が浅くなってしまうことがあります。これが息苦しさの原因になるのです。

また食後は胃に食べ物が入って膨らむ為、より苦しく感じることがあります。

関連記事⇒妊娠後期の食べ過ぎで苦しい気持ち悪い!食べ過ぎによる腹痛や胃痛3つの対処法

血液量の増加

妊娠すると体を巡る血液量は増加します。

血液が増加すると、貧血になることがあります。

貧血になると、息切れや動悸の原因になります。

また血液量が増加するとそれだけ多くの血液を全身に送らなければいけなくなるため、心臓の負担も増えます。

これが動悸や息切れを引き起こす原因となるのです。

妊娠後期のお腹の張り5つの原因

妊娠後期に入ると、多くの妊婦さんがお腹の張りを経験します。

その原因は何なのでしょうか?

  1. 出産に向けて予行練習をしている
  2. 胎動による刺激
  3. 便秘
  4. 食後の胃のふくらみ
  5. 切迫早産・早産

妊娠後期では上記の5つが原因でお腹が張るようになります。

出産に向けて予行練習している

妊娠後期に入れば出産は間近、出産までの練習として子宮の収縮が多くなります。

また臨月になると前駆陣痛という陣痛の予行練習が始まる妊婦さんも中にはいます。

生理的な張りなため、特に問題はありません。

胎動による刺激

大きくなった胎児の胎動は時には痛みに感じる程でもあります。

胎動が刺激となって子宮が収縮し、お腹の張りに繋がることがあります。

便秘

妊娠後期には腸が圧迫されることや腸の動きが鈍くなることから便秘になる妊婦さんがいます。

便秘が長期間続くと、便やガスからお腹が張っている様に感じてしまうことがあります。

食後の胃のふくらみ

食後にお腹の張りを感じることがあります。

ですが、多くは食べ物が入ったことで胃が膨らみ、張りのように感じることがあるようです。

切迫早産・早産

お腹の張りは切迫早産や早産の代表的な症状でもあります。

休んでも張りが収まらない、出血や痛みなどの症状が有る時には切迫早産や早産になっている可能性があります。

速やかに病院に連絡し、受診しましょう。

妊娠後期の6つの危険なお腹の張り

妊娠後期にお腹が張ると赤ちゃんは大丈夫なのかなと心配になりますよね。

では危険なお腹の張りとはどんな張りなのでしょうか?

  1. 妊娠29週未満なら1時間3~4回以上お腹が張る
  2. 妊娠30週以降なら1時間に5回以上お腹が張る
  3. 痛みがある
  4. 出血がある
  5. 1時間以上安静にしても張りが収まらない
  6. 胎動が無い

妊娠後期に上記のようなお腹の張りがある時には、トラブルによる危険信号の可能性があります。

できるだけ早く受診するようにしましょう。

妊娠後期の苦しい5つの対策

妊娠後期に苦しさを少しでも減らすために以下の事に気をつけましょう。

  1. 横になる時は左側臥位
  2. 貧血を改善する
  3. 食事量を減らして回数を増やす
  4. 便秘の改善に努める
  5. 胎動が激しい時はお腹を軽く揺らす

何が原因で苦しさが起こるかは人それぞれですが、対策することで苦しさを減らすことができるでしょう。

横になる時は左側臥位で横になる

お腹の張りがある時、横になる時には左側臥位(体の左側を下にすること)で寝るようにしましょう。シムス位とも言います。

体の左側を下にして横になり、上側の足の膝を曲げる体勢のことです。

この時、ひざの下にクッションなどをいれると、より負担を減らすことが出来ます。

妊娠後期におすすめな寝方を、過去記事『妊娠後期の寝方はシムス以外はダメ?臨月の寝方7つの注意点とポイント』で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

貧血を改善する

貧血があると動悸や息切れが起きやすくなります。

鉄分や葉酸を意識して摂るようにしましょう。

必要に応じて鉄剤を処方してもらったり、サプリメントを取り入れたりするのも良いですね。

食事は1回量を減らし、回数を増やす

妊娠後期では後期つわりや胃の圧迫感から食事をとること自体が辛くなることがあります。

そんな時は1回の食事量を減らし、腹五分程度を目安に食べるようにしましょう。

量を減らす代わりに食事回数を増やすと、栄養不足にならずに済みます。

便秘の改善に努める

便秘は腹部膨満感へと繋がります。

こんにゃくや根菜などの食物繊維が豊富な食べ物や、ヨーグルトなどを積極的に食べるようにしましょう。

また水分を意識して摂ると便秘解消が期待できます。

食生活を見直しても改善されない場合には、産婦人科医に相談し、妊娠中でも使用できる下剤を処方してもらうのも良いでしょう。

胎動が激しい時はお腹を軽く揺らす

胎動が激しいと苦しく感じることがあります。

そんな時はお腹を両手で持って軽く揺らしてみましょう。

胎動の場所が変わって、苦しさが減ることがあります。

とはいえ揺らしすぎると子宮が収縮し、お腹が張ってしまうので、本当に軽く揺らすようにしましょう。

まとめ

妊娠後期に苦しさを感じる妊婦さんは多くいます。

苦しさの原因にはお腹の張り、便秘、貧血、胎動など様々です。

苦しさを改善するためには、眠り方や食事方法を工夫する必要があります。

妊娠後期になると出産まで後わずか。

少しでも苦しさが緩和できるよう、ぜひ今日から対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。