妊娠期間の十月十日の間は、ママの体はもちろんですがお腹の赤ちゃんへも栄養を送る必要があるため、ママは妊娠前よりもしっかりと栄養のある食事を心がけることが大切です。
栄養のある食事と一言にいっても具体的に何を食べれば良いのかわからない!というママも多いでしょう。
実は妊娠初期、中期、後期で積極的に摂取したい栄養素は少しずつ変化している事をご存知でしょうか?
赤ちゃんの成長に合わせて摂取したい栄養素を知り、しっかりと毎日の食事の中に取り入れていきましょう。
- 妊娠後期にはどんな物を食べると良いの?
- 妊娠後期にオススメの食べ物!
- 簡単オススメレシピ3選!
今回は、妊娠後期に必要な栄養素についてまとめてみました。
毎日の食事にお悩みのママは是非参考になさってくださいね♪
目次
妊娠後期に摂取したい栄養素
妊娠後期は特にどんな栄養素を取り入れると良いのでしょうか?
妊娠初期は特に葉酸を摂取するようにと言われる事が多いですが、妊娠後期になると葉酸よりも必要な栄養素が増えてきます。
鉄分
妊娠後期になると、お腹の赤ちゃんへ送られる血液もどんどん増え貧血を起こすママも少なくはありません。
鉄分の多い食材は妊娠後期に不可欠です。
また、血流が悪くなると冷え性が悪化してしまったり、腰痛などの原因にも繋がります。
鉄分はビタミンCや動物性タンパク質と一緒に食べると吸収率が上がるので、できるだけ一緒に摂取するようにしましょう。
カルシウム
私達の体を形成している骨や歯には必要不可欠なカルシウム。
お腹の赤ちゃんの体を丈夫にする為にも無くてはならない栄養素の一つです。
特に妊娠後期はカルシウムを摂取しているつもりでも、赤ちゃんへ送る分があるのでママは不足しがちに。
イライラしてしまったり、足をつりやすくなったりといった症状が見られた場合にはカルシウムが不足している証拠です。
タンパク質
タンパク質は体の重要な部分を作るのに必要な栄養素で、血や筋肉などを構成するには必要不可欠なものです。
タンパク質が足りていないと免疫力の低下の原因にもなりますし、体の様々な部分に不調を感じる事も。
またお腹の赤ちゃんの成長障害にもつながります。積極的に取り入れましょう。
オススメの食べ物3選
小松菜
小松菜は妊婦さんに必要な栄養素の多くを含んでいる、妊婦さんにオススメの万能野菜です。
ビタミンCはもちろん、カルシウム、葉酸、カリウム、食物繊維、鉄分などが含まれています。
炒め物はもちろん、グラタンやお味噌汁など様々な料理に使えるのが嬉しいポイントです。
鮭
鮭はビタミンDを多く含む食材で、このビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれる役割もあります。
その他にもタンパク質はもちろんビタミン、ミネラルを多く含んでいますので妊婦さんにはありがたい食材の一つです。
朝の時間のない時には、軽く塩を振って焼くだけでもおかずになるので助かりますね。
ヨーグルト
ヨーグルトは非常に栄養価の高い食材で、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質などがバランスよく含まれています。
妊婦さんに嬉しい栄養素が含まれている他、便秘解消などにも効果が期待されるので、便秘にお悩みの妊婦さんは積極的に取り入れたい食材です。
妊娠後期のオススメレシピ!
朝ご飯にオススメ!バナナヨーグルト
ヨーグルトは食物繊維を多く含む食材と一緒に食べる事で、腸内環境の改善により効果が感じられます。
特にオススメはバナナです。
食物繊維を多く含むバナナを輪切りにしてヨーグルトに混ぜて食べるバナナヨーグルトはオススメ!
時間のない朝でも手軽に用意する事ができますよ。
昼ご飯は簡単に!野菜たっぷりビビンバ丼
妊娠中は緑黄色野菜をたっぷり摂取しましょう。
葉酸やビタミン類、鉄分を多く含んでいますのでオススメです。
材料
牛薄切り肉、ニンジン、小松菜、もやし、(お好みで野菜を追加してもOK!)
野菜は軽く茹で、ナムルにしておく。
牛肉は、醤油、砂糖、コチュジャンで味を整える。
丼ご飯の上にナムルを敷き詰めその上に牛肉をのせ、ゴマを振って完成。
面倒くさそうに感じるビビンバも、実は簡単にできるんですよ!
お肉も野菜もたっぷり摂る事ができますのでオススメです。
食べ過ぎには注意してくださいね♪
夜ご飯のメインに!鮭と白菜のミルク煮
寒い日にはスープで体を温めましょう!
材料
鮭、白菜、牛乳、コンソメ
鮭と白菜は一口大に切っておき、バターを敷いた鍋で炒める。
鮭の表面の色が変わり、白菜が少ししんなりしたら小麦粉をふって全体になじませる。
そこに牛乳を少しずつ加えていき、とろみがつくまで弱火で加熱。
最後にコンソメで味を調えて完成です。
まとめ
妊娠後期には、ママが栄養不足になってしまう事が多いです。
しっかり栄養を摂っているつもりでも、お腹の赤ちゃんの成長に追いつかない事も。
栄養不足から体調を崩してしまうママも・・・。
お腹の赤ちゃんと自分の為にもしっかりと栄養価の高い食事を心がけましょう!
参考資料
「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」
「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」