妊娠後期の過ごし方~後期から臨月、春夏秋冬別の過ごし方や影響と2つの注意点

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妊娠後期に入ると体がしんどく感じることが増えてくる妊婦さんが多いことでしょう。

また臨月に入るといつ赤ちゃんが生まれてもおかしくないので少しばかり注意が必要ですね。

そこで今回は妊娠後期の過ごし方についてお伝えします。

  • 妊娠後期の過ごし方5つの注意点
  • 妊娠後期にしておきたい3つのこと
  • 季節別臨月の2つの注意点
  • 妊娠後期の上の子との関わり方

妊娠後期ではお腹が張ることが多くなってきます。

季節別にどのように過ごすのが良いのか、何をしておくとよいのかを知っておくことで、妊娠後期を快適に過ごす事ができます。

目次

妊娠後期の過ごし方5つのの注意点

妊娠後期(妊娠8カ月、妊娠28週~)に入ると安定期が終わり、出産まであとわずかになります。

お腹も大きくなり、赤ちゃんの成長も著しい時期でもあります。

ではそんな妊娠後期の妊婦さんにはどんな状態なのでしょうか?

  1. お腹が張りやすくなる
  2. 動悸や息切れがしやすくなる
  3. 体重が増加しやすくなる
  4. 腰痛、股関節痛、恥骨痛が起こる
  5. 妊娠37週に入ったら遠出をしない

妊娠後期に入るとお腹の張りが増えてきます。

また大きくなった子宮に圧迫されてちょっと動いただけでも動悸や息切れをしやすくなる妊婦さんもいます。

お腹の張りを感じた時には横になって体を休めましょう。

また動悸や息切れを感じた時にも無理はぜずに椅子に座る、横になるなどして体を休めましょう。

妊娠後期では赤ちゃんの成長に加えて体重が増加しやすい傾向があります。

ですが妊娠後期の急激な体重増加は妊娠高血圧症や妊糖尿病を引き起こす可能性があります。

食欲は上手にコントロールし、体調の良い日には散歩をするなどして適度に体を動かしましょう。

お腹が大きくなるにつれて重心が変わり姿勢が悪くる妊婦さんや出産に向けて分泌されるホルモンの影響から関節や靱帯が緩むため、関節痛を経験する妊婦さんが多くいます。

骨盤ベルトの着用やストレッチを積極的に取り入れて改善していくのが良いでしょう。

妊娠37週、いわゆる正期産に入ったら、遠出するのはやめましょう。

遠出すると急な破水や陣痛、出血などの際に対応が遅れることがあります。

お出かけは近場で済ませるようにしましょう。

妊娠後期にしておきたい3つのこと

妊娠後期に入ると、出産前までにいくつかしておきたいこと、しておいた方が良いことが有ります。

  1. ベビー用品の準備をする
  2. 入院の準備をする
  3. 産後の生活のシュミレーションする

ベビー用品の準備

まずは必要なベビー用品を準備しましょう。

  • 肌着
  • カバーオールや2ウェイオール
  • ベビーバス
  • ベビー用シャンプー&ボディソープ
  • バスタオル、ガーゼ
  • 爪切り、綿棒、クリームなどのケア用品
  • オムツ
  • 汚れたオムツを入れるバケツやごみ箱
  • おしりふき
  • 粉ミルク
  • 哺乳瓶
  • 哺乳瓶の洗浄用品、消毒用品
  • ベビー布団

上記が必要なベビー用品の目安です。

あくまで目安なので不要なもの、他にも必要だと思うものが出てくるかと思います。

自分たちの生活に合わせて必要なものを用意しましょう。

また赤ちゃん用の肌着や洋服類、ガーゼなどは水通しが必要になります。

新しい洋服には糊などが付いていることがあるため、一度お洗濯あるいは水に通して除去する必要があります。

お天気のいい日を選んで水通しを必ずしましょう。

入院の準備

入院に関しては病院によって準備するものが違うので必ず入院先に確認するようにしましょう。

  • パジャマ
  • 産褥ショーツ
  • 悪露用パッドやナプキン
  • 授乳ブラ
  • 靴下
  • 洗面セット(歯ブラシ、シャンプー類)
  • タオル
  • 赤ちゃん用の衣類
  • 退院時の着替え
  • 体温調節用のカーディガンなど

パジャマについては貸出があるところや、前開きのパジャマなど指定がある所もあります。

必ず確認してから用意しましょう。

赤ちゃん用の衣類についても貸出が有る場合もあります。

貸出が有る場合には退院時の衣類のみでいいでしょう。

またママ自身の退院する時の洋服も忘れずに準備しておきましょう。

産後の生活のシミュレーションをする

産後には生まれた赤ちゃんの手続き、家事などやらなければいけないことがあります、パパとよく相談し、事前に決めておく事で産後の慌ただしさが解消されます。

  • 出生届の出し方
  • 健康保険の加入手続き
  • 児童扶養手当の届
  • 陣痛や出産の立ち会いの有無や連絡
  • 入院中の家事や上の子の預け先
  • 産後の家事

出生届けの出し方、健康保険の加入手続き、など役所や会社で手続きすることがあります。

何をいつまでに、どこで手続きするのかを明確にしておくことで手続き漏れや二度手間を防ぐことができます。

陣痛や出産時に立ち会いはするのか、両親への連絡のタイミング。

陣痛や破水が起きた時に、上の子がいる場合にはどうするかについても予め決めておく必要があります。

また産後のトラブルになりやすいのが両親への連絡のタイミングです。

夫側の両親が陣痛中から来た、産後すぐに来て大変だったなど、産前産後のトラブルは夫婦の今後に影響しかねないことです。

夫側両親はいつ連絡を入れるか、いつお見舞いにきてもらうかなどは事前に夫婦で決めておきましょう。

また入院中の家事や上の子の預け先についても誰にどこまでサポートをお願い出来るのか、夫はどこまでできるのかなどを確認しておかなければいけません。

また産後の食事や家事についても同様です。

産後は新生児のお世話に加え、体を休ませなければいけません。

いつものように家事ができないことを夫に理解しておいてもらうことは大切です。

食事に関しては宅配弁当を活用する、ファミリーサポートに登録しておいたり、家事外注サービスの利用をしたりするなど家事の負担が軽くなるように工夫しておきましょう。

季節別臨月の2つの注意点

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臨月に入ると赤ちゃんはいつ生まれてきてもおかしくないですよね。

そんな臨月はどのように過ごすのがいいのでしょうか?

季節別に臨月の過ごし方をまとめてみました。

■臨月の過ごし方~春~

  • 花粉症に注意する
  • 寒暖差による体調不良に注意する

春は寒暖差がまだ大きく、日中の内で気温差が激しい季節です。

気温差で体調不良にならなりように、体温調節を意識して過ごしましょう。

また春は花粉症の季節です、花粉症にならないように予防すること、花粉症に妊婦さんは妊娠中や産後でも飲める花粉症の薬を準備しておきましょう。

臨月の過ごし方~夏~

  • 夏バテに注意する
  • 水分補給を積極的に行う

夏は暑く熱中症に注意しなければいけません。

妊娠中は妊娠前よりも水分が必要になるため、積極的に水分をとりましょう。

とはいえ夏は冷房の使用や冷たいものの摂り過ぎで体を冷やしがちです。

冷房の設定温度には注意しましょう。

臨月の過ごし方~秋~

  • 寒暖差による体調不良に注意する
  • 風邪やインフルエンザが流行りだすので注意する

秋は朝晩に冷え込みが大きく、日中は暑くなることが多いです。

一日の内に自分で体温調節ができるような服装を心がけましょう。

また秋口は気温差から風邪やインフルエンザが流行りだす時期でもあります。

妊婦さんは免疫力が落ちているので手洗いうがいを始め、必要に応じてワクチン接種などをして予防に努めるようにしましょう。

臨月の過ごし方~冬~

  • 体の冷えに注意する
  • 運動不足に注意する

冬は体が冷えやすい季節です。

手足はもちろん、お腹も冷やさないように重ね着などをしましょう。

冬は寒さから室内にこもりがちです。

運動不足になると体力が低下し出産の時に大変になります、適度に体を動かすようにしましょう。

妊娠後期の上の子との関わり方

妊娠後期になると体が思うように動かすことが難しくなります。

上の子がいる場合には特に大変さを感じることでしょう。

アクティブな祖と遊びはパパにお願いし、ママは絵本やお絵かきなど激しくない遊びをメインに掛かるようにしましょう。

上の子の年齢にも寄りますが、ママが妊娠すると赤ちゃん返りをする子がいます。

  • 自分でできることをしなくなる
  • イヤイヤや癇癪が強くなる
  • わざと困らせる

具体的には上記のような行動が増えるようです。

赤ちゃん返りを起こす上の子は「ママにかまってほしい」という気持ちの現われです。

声掛けやスキンシップを増やすようにしましょう。

寝る前に抱きしめたり、お布団の中で5分お話するなど、意識して上の子と向き合う時間を作りましょう。

まとめ

妊娠後期、特に臨月に入るといつ赤ちゃんが生まれてきてもおかしくない時期になります。

陣痛や破水時に慌てないように、ベビー用品や入院の準備をしておきましょう。

また産後に必要な手続きや家事や生活についても夫婦でよく話し合い決めておくとよいでしょう。

臨月に入ると体が思うように動かないことが多いかと思います。

季節別に気を付けるべき注意点を参考に、出産までの残りわずかな時間も安定した体調で過ごせるように心がけましょう。