妊娠後期に妊婦と胎児に起きやすい2つのトラブルと安全な過ごし方

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妊娠中は様々なマイナートラブルに悩まされがちです。

妊娠後期になると、お腹も大きくなってきて買い物や普段の生活が億劫になってしまう事も多いですよね。

中には少し動きすぎたかな?という時にお腹の張りを感じたり。

とにかく妊娠後期は日常生活を不便に思う事が増えてきます。

  • 妊娠後期に考えられるトラブルって?
  • お腹が張るのは危険な事?
  • 安産に向けた過ごし方!

今回は妊娠後期に多いトラブルや、妊娠後期にオススメの過ごし方などについてまとめています。

妊娠後期は大きくなったお腹にもとても気を遣いますし、イライラしやすい時期でもありますよね。

妊娠生活もあと少し!より良いものになるように是非参考になさってくださいね♪

目次

妊娠後期によくあるトラブル

妊娠中は様々なトラブルが考えられますが、妊娠後期はどんなトラブルが起こりやすいのでしょうか?

お腹の中の赤ちゃんもすくすくと大きくなっているこの時期に考えられるトラブルについてまとめました。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週以降に「高血圧が見られる」「高血圧に尿タンパクを伴う」このいずれかの場合に診断されるもので、簡単に言うと血管の病気です。

「れん縮」と言い、血管が痙攣のような収縮を起こしてしまい血圧があがります。

この血管のれん縮が腎臓で起こってしまうと尿タンパクが出てしまうのです。

この妊娠高血圧症候群の症状が悪化してしまうと、血管のれん縮と粘度の高い血液で、胎盤

の血流が悪くなってしまいます。

よって、十分な酸素や栄養が行き届かない環境になり赤ちゃんが育ちにくい状態に。

肥満気味、濃い味付け、甘い物が好きな妊婦さんなどは特に注意が必要です。

また、ストレスや疲労などでも発症する事があります。

お腹の張り

お腹の張りは、子宮の収縮が原因で起こります。

張り方や感じ方は個人差が大きいです。

お腹が風船のようにパンパンに張ったり、ボールのようにお腹が硬くなったりと様々な感じ方があります。

このお腹の張りの原因は様々ですが、ママが疲れた時、お腹の赤ちゃんの胎動によって起こることもあります。

危険なお腹の張りとは?

そのお腹の張りにも、問題ないものと危険なものがあります。

どんな種類があるのかをしっておき、自分でしっかりと判断できるようにしておきましょう。

安静にしていて治れば心配ない

疲れた時や、お腹の赤ちゃんの胎動によるお腹の張りである場合は、安静にしていれば張りがおさまる事がほとんどです。

お腹の張りは生理的な症状ですので、安静にしておさまる張りであれば特に問題はありません。

特に妊娠後期は、子宮の筋肉は十分に伸びていて胎動による刺激でお腹が張りやすい状態になっています。

お産の前兆として、不規則な張りが起こることもありますよ。

時間が経っておさまるようであれば、慌てずに様子をみましょう。

常位胎盤早期剥離

これは、赤ちゃんが産まれる前に胎盤が剥がれ始めてしまうとても危険な状態です。

初期症状としてお腹の張りがあります。

しかし、その場合に少量の出血を伴う事がありますので、出血を伴うお腹の張りは危険な場合があるので要注意です。

常位胎盤早期剥離になると、赤ちゃんへの酸素と栄養の供給が少なくなる、もしくはストップしてしまう為とても危険な状態と言えます。

診断された時には、赤ちゃんの状態を確認しすぐに帝王切開になる事がほとんどです。

普段からストレッチ。リラックスして過ごそう!

安産に向けてトラブルを起こさないように過ごすにはどうすれば良いのでしょうか?

安静に過ごす事ももちろん大切ですが、運動不足になりすぎても良くありません。

ここでは、オススメのストレッチやリラックス方法についてお伝えします!

軽いストレッチがオススメ!

安産に向け、柔軟な体を作る事はとても大切です。

同時に安産に必要な筋力をアップさせる事ができるのはストレッチ!

まずは、足の裏を合わせあぐらをかきます。ゆっくりと息を吐きながら膝を床に近づけていきます。

これは股関節のストレッチにもなりますし、骨盤の筋肉を柔軟にしてくれますよ。

テレビを見ながらでもできる手軽なストレッチです。

猫の姿勢で適度な運動

猫の姿勢とは、四つん這いになり背中を伸ばしたり、腰をのばしたりする運動の事です。

腰を丸める運動は、背中だけでなくお腹の筋肉も鍛えることができますし、お産の姿勢もとりやすくなるので安産に向けたオススメの運動と言えます。

肩こりや腰痛にお悩みの妊婦さんにもオススメです。

シムスの体位

仰向けに寝た姿勢から片膝を立てます。

そしてそのまま横向きになった体勢がシムスの体位です。

この時に床についている膝の部分にクッションなどを敷いてあげると、体をしっかりと支えてくれるのでよりリラックスできます。

これは普段から練習しておくと、陣痛の合間などにとても効果的です。

私も実際に出産の際にも実践しました。

陣痛が痛くなくなるわけではありませんが、多少のリラックス効果はありますよ。

まとめ

妊娠後期はまもなくやってくる出産に向け、不安な事も増えてきます。

それに加えトラブルが起こると更に大変です。

できるだけトラブルを引き起こさずに出産を迎えられるように、普段から安産に向けストレッチやリラックス方法をしっかりと身につけておく事をオススメします!

参考資料

「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」

「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」