「お腹は空くのに食べると気持ち悪い…」
妊娠超初期の症状のひとつに空腹感で気持ち悪くなる、いわゆる「食べづわり」があります。
つわりというと、吐き気や気持ち悪さから食べ物を受け付けない「吐きづわり」を思い出す方も多いですよね。
しかし、つわりにはいくつかの種類があるのです。
今回は、妊娠超初期の「食べづわり」に焦点を置いて、
空腹で気持ち悪くなる原因や空腹時におすすめな7つのメニュー、対策方法をご紹介します。
ポイントは5つです。
- 妊娠超初期におこる空腹で気持ち悪くなる症状って何?
- 妊娠超初期に空腹になりやすくなる2つの原因
- 空腹を感じたらどうしたらいいの?7つのおすすめメニューと対策
- 食べづわりで注意することは
- 空腹はいつまで続くの?
空腹になると気持ち悪くなってしまう場合、食べることで気持ち悪さを緩和しようとします。
しかしお砂糖の多く入ったものや甘いものは太ってしまうので、注意が必要です。
食べづわりに食べても良いものや食べ方もご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
目次
妊娠超初期に起こる「空腹で気持ち悪くなる症状」って何?
妊娠超初期に空腹で気持ち悪くなる症状がありますが、この症状こそが「つわり」です。
つわりというと、気持ち悪くて何も食べれなくなったり、食べ物の匂いを嗅いだだけで気持ち悪くなってしまう症状を思い出されると思います。
しかし、お腹が空いて気持ち悪くなってしまう「食べづわり」という症状もあるのです。
空腹になると胸焼けしたり胃がムカムカして気持ち悪くなるので、常に食べ続けてしまいます。
甘いものや高カロリーのものは体重が増えてしまいますし、自分の身体なのにうまくコントロールできずにイライラしてしまうことも。
妊娠超初期であってもママの身体は、お腹の赤ちゃんを育てるための準備が始まっているのです。
つわりは肉体的にも精神的にも辛いですが、原因を理解して、自分の身体と上手に向き合っていきましょうね。
妊娠超初期に空腹になりやすくなる2つの原因
妊娠超初期にお腹が空腹になると、どうして気持ち悪くなってしまう「食べづわり」が起こるのでしょうか。
実はまだ、つわりが起こる原因は医学的に解明されていません。
ここでは、考えられる4つの原因を紹介します。
①女性ホルモンの分泌
妊娠超初期は、女性ホルモンが多く分泌されます。
中でも、子宮内に受精卵が着床すると分泌を始める「hCG」というホルモンが影響していると言われています。
hCGホルモンは、妊娠を維持するための黄体ホルモンの分泌を促すメリットもありますが、胃がムカムカしたり胸焼けの症状を引き起こすデメリットもあります。
➁自律神経の乱れ
妊娠すると急激にママの身体は変化し、精神的にも負担が生じるため、自律神経が乱れやすくなってしまいます。
自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っていますが、目覚めている時は交感神経が優位になり、甘いものを欲してしまう場合があります。
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空腹を感じたらどうしたらいいの?7つのおすすめ食べ物と対策
「お腹が空くと気持ち悪い…」
妊娠超初期に空腹を感じたらどうすればいいのでしょうか。
お腹が空いたら食べる!を続けていると、体重増加の危険も。
まずは食事の量を少なめに、低カロリーの物を数回に分けて食べるようにしましょう。
また、よく噛むと満腹中枢が刺激されて満足感を得られますよ。
少しでも気持ち悪さを回避できるように、食べづわり中におすすめの食べ物を7つ紹介します。
①ガムや飴
噛むと満腹中枢が刺激されるので、よく噛むガムはおすすめ。
妊娠中、ママは虫歯になりやすいです。
キシリトールガムであれば虫歯予防もできて一石二鳥ですね。
また、食事の前に飴をなめると血糖値の急な上昇を抑えたり、外出時や仕事中に空腹を感じた時に手軽に食べられますよ。
ただし飴はお砂糖が多く含まれているので、低カロリーなものを選んだり、個数を制限して食べるようにして下さいね。
②スルメや昆布
するめや昆布は、よく噛んで食べると味が出て美味しく食べられます。
よく噛むことで脳の満腹中枢が刺激され満腹感を得られますし、低カロリーなので妊娠超初期におすすめです。
おつまみ用のスルメや昆布は塩分が多く含まれているので、なるべく塩分の入っていない物を選ぶと良いでしょう。
③ドライフルーツやナッツ
ドライフルーツとナッツには、カルシウムや鉄分のミネラルが豊富。
食物繊維や抗酸化物質がギュッと凝縮された健康にも美容にもよい食べ物です。
しかし、ドライフルーツはお砂糖がたくさん含まれているので食べすぎには要注意。
ナッツもスルメや昆布と同様、塩分の含まれていないタイプを選んで下さいね。
④バナナやリンゴのフレッシュなフルーツ
バナナは血圧を下げるカリウムが含まれていたり、1本で満足感を得られるうえ皮むきに手間がかからない手軽なフルーツです。
りんごは胃酸の調子を整えてくれ、身体を冷やさないフルーツなので妊娠超初期におすすめ。
中には糖分が多くカロリーが高めなフルーツもあるので、気をつけて食べるようにしましょう。
フレッシュな果実が口の中をさっぱりとさせてくれますよ。
⑤小さな玄米おにぎりと味噌汁
玄米は白いご飯よりも低カロリーで栄養価もとても高いです。
おにぎりにして食べると食べやすいですが、しっかりと噛まないとお腹を壊してしまうこともあるので注意しましょう。
味噌汁は具沢山にすると満腹感が得られますよ。
ただし、味噌汁は塩分が多く含まれているので1日1杯にしておきましょう。
⑥豆腐サラダ
良質で高タンパクなお豆腐は、カロリーも控えめなので妊娠超初期におすすめの食品。
お野菜と合わせてサラダにすると食べやすいです。
妊娠中は口の中も不快になることが多いですが、お豆腐は口あたりも良くさっぱりとさせてくれますよ。
⑦一口サイズのサンドウィッチ
炭水化物のパンはお腹が満たされますし、一口サイズのサンドイッチであれば食べやすいですよね。
サンドイッチの具は、ハムやチーズ、野菜サンドがおすすめです。
食べづわりで注意すること。
空腹になると気持ち悪くなってしまう食べづわりは、食べることで症状が改善されます。
しかし、ずっと食べ続けていては体重も増えてしまいますし、カロリーや塩分、糖分も摂りすぎてしまう可能性があります。
食べづわりを抑えるためとはいえ、四六時中食べる生活を続けていると、体重が増えるだけでなく「妊娠糖尿病」や「妊娠高血圧症候群」を引き起こすことも。
病気になってしまうと難産や食事管理が必要な生活になってしまう恐れがあります。
食べすぎはもちろんですが、食べる物にも十分に注意して下さいね。
また、食べた後はしっかりと歯を磨くようにしてください。
妊娠をすると優先的に赤ちゃんに栄養が送られるため、ママは虫歯になりやすくなります。
さらに妊娠中は薬に制限が出てしまうので、すぐに虫歯治療ができないことも。
虫歯にならないよう、日頃からしっかりとケアをして下さいね。
空腹はいつまで続くの?
妊娠超初期から始まった空腹は、安定期である5ヶ月くらいまで続くと言われています。
しかし、人によっては出産の直前まであったと言う人も。
期間の長さに違いはありますが、いずれは終わりのあるもの。
赤ちゃんを出産するまでは、気長に自分の身体と向き合いましょう。
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まとめ
妊娠超初期の空腹で気持ち悪くなる症状は、ほとんどが一時的なもので後におさまります。
しばらくの間は、肉体的にも精神的にも辛いかもしれませんが、いずれは終わりのあるもの。
かわいい我が子ためのママの試練と思って頑張って乗り越えましょう。