健康に良い、ダイエットにも効果が期待できるとして人気の黒酢。
できれば妊娠中も摂取したいと考えている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
妊娠中って食べ物に色々な制限があり、黒酢は飲んで良いの?と心配になるかもしれませんが、妊婦が黒酢を飲んでも問題はありません。
むしろ、低カロリーで栄養価がとても高いので妊娠中には積極的に摂取したい食品と言えます。
- 黒酢がもたらす嬉しい効果とは?
- つわりの酷い時期にもオススメ!?
- 食欲が抑えられない妊婦さんの救世主!
これを読めば、安心して黒酢を飲めるようになりますよ。
妊婦にとって嬉しい効果がたくさんの黒酢についてまとめています。
目次
黒酢ってどんな効果があるの?
漠然と酢や黒酢は体に良い。という認識を持っている方も多いと思いますが、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?
酢にも様々な種類があるけど、酢と黒酢って何が違うの?などの疑問点についてもまとめています。
酢と黒酢の違いって何?
一般的な酢にも様々な種類がありますが、ここでは米酢と黒酢を比較していきます。
まず、米酢と黒酢は何が違うのか?という点ですが、主に違うのは原料です。
米酢は名前の通り精米が原料で、黒酢の原料は玄米となっています。
原料が異なるので酢の色も全く違っていて、一般的な酢に比べ黒酢は黒褐色をしているのが特徴です。
そして何よりも注目すべきなのは、栄養価の違いでしょう。
黒酢の中でも品質の良い黒酢になると、クエン酸やアミノ酸が一般的な酢に比べ4倍以上になるものもあると言われています。
特に「アミノ酸」は、私達が生きていく上で必要不可欠な栄養素です。
中でも「必須アミノ酸」は体内では作る事ができないので、食品からの摂取が必要とされています。
なんと黒酢には9種類の必須アミノ酸のうち、8種類が含まれているとても優秀な食品なのです。
よって、健康食品やダイエット食品として黒酢が好まれています。
黒酢の嬉しい効果とは?
実は黒酢を積極的に摂取することで、妊婦さんには嬉しい効果がたくさんあります。
妊娠をすると、免疫力が下がってしまいがちです。
体調を崩しやすかったり、食中毒になりやすくなってしまいますので
食べる物には十分に注意が必要です。
お酢には殺菌効果があり、食中毒対策にも効果が期待できます。
酢の物などの料理に使用するのもオススメです。
また、料理にお酢を使用することで減塩にも繋がります。
妊娠中は特に塩分の摂取量に気をつけなければなりません。
塩分を摂取しすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群になってしまう恐れがあります。
料理に酢の酸味を加える事で、塩分を使用しなくても十分しっかりとした味付けになりますよ。
過剰摂取に要注意
いくら妊婦に嬉しい効果がたくさんあるからと言っても、過剰摂取は禁物です。
厚生労働省が推奨している摂取量は、1日15ml程度とされています。
また、酸性食品ですので原液のまま飲むことは危険です。
消化器官を傷つけてしまう恐れがありますので、飲み物として飲む時には、必ず10倍程度に薄めてから飲むと良いでしょう。
胃が弱い方は、飲むと胃がキリキリと痛むこともあります。
自分に合った摂取量を見つけて、定期的に摂取することをオススメします。
つわりが酷い妊婦さんにもオススメ!
つわりで何も食べられない。
お腹はすくけど、口にするとすぐ戻してしまうと
お悩みの方も酢を使った料理やドリンクなら飲む事ができるかもしれません。
黒酢でつわりを乗り切った!という人も
つわりが酷くても、酸っぱい物なら食べられた。
気分がスッキリして食欲がわいてきたという声も。
私もつわりが酷かった時には、野菜とわかめの酢の物や、野菜をお酢に漬けたピクルスなどを食べていました。
何も食べられなく悩んでいるという方は是非試してみてください。
果物酢もオススメ
毎日料理に酢を使った物というのもなかなか難しいですよね。
そんな時には、果物酢をドリンクとして飲んでみてはいかがでしょうか?
リンゴ黒酢やブルーベリー黒酢など様々な種類の果物酢が販売されています。
特につわりがひどい方にオススメなのは、果物酢を炭酸水で割って作るドリンクです。
酢のさっぱり感に加え、炭酸水のシュワシュワがとても合います。
私はこれを飲んで、つわりの気持ち悪さを紛らわせていました。
体重増加にお悩みの妊婦さんに最適
黒酢はダイエット食品としても知られていますので、
体重増加に悩んでいる妊婦さんの救世主です。
妊娠高血圧症候群の予防にもなりますよ。
なぜ体重増加を和らげるの?
お酢に含まれる酢酸は、血糖上昇を和らげてくれる効果があります。
よって、体に脂肪を取り込みにくくしてくれます。
ですがそのような効果があるからと言って、食前の空腹時に黒酢を摂取することはオススメできません。
空腹時に酢を摂取してしまうと、消化器官に負担がかかりすぎてしまいますので、
あくまで食事と一緒に摂取するという事を心がけましょう。
妊娠高血圧症候群の予防にも
料理に酢を使用する事で、減塩にも繋がります。
減塩は妊婦にとって、とても重要なポイントです。
塩分を摂取しすぎたり、脂っこいものや甘いものばかりを食べていると、妊娠高血圧症候群になってしまう恐れがあります。
妊娠高血圧症候群になってしまうと、最悪の場合、流産・死産の可能性もありますし、
母体も危険にさらされてしまう事も。
安全な出産の為にも、しっかりと妊娠高血圧症候群の予防をしましょう。
【まとめ】
黒酢は妊婦だけでなく、全ての方の健康に良い食品とされています。
ただし、推奨されている一日の摂取量は15ml程度です。
過剰摂取することで、体に不調を起こしてしまう可能性もありますので注意しましょう。
妊婦にとっては、妊娠中毒症の予防やつわり改善、疲労回復などの嬉しい効果がたくさんです。
適度に摂取し、健康的な妊娠生活を送りましょう。