料理に使ったり、果汁をしぼったり、少し加えるだけで、さっぱりとした酸味がおいしいレモン。
使い方は、本当に様々で、一時期は「どんな料理でもおいしくなる」という触れ込みで、塩レモンという調味料がブームになりました。
レモンの栄養といえばなんといっても、ビタミンC!
肌の老化を防いで、疲労回復、抵抗力を高める効果が期待できます。
そしてレモンの酸っぱさは、クエン酸が生み出しているもの。
クエン酸も疲労回復に効果的な成分です。
食材として料理に、果汁を絞って飲み物に、またスイーツや、ジャムなどレモンの使い道は色々。
でも、一気に大量に使うものではないので、たくさん購入したときは保存に困ることもあるのではないでしょうか?
レモンを長期間保存したい、新鮮な酸味を失わずに保存したいという方のために、ここでは、レモンの正しい保存方法、消費期限、おすすめのレモンを使ったレシピを紹介します。
目次
レモンはどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
レモンは正しく保存しないと、レモンの特徴でもある爽やかな香りが消えてしまいます。
いつまでも新鮮さを保つためには、購入するときに鮮度のいいレモンを選ぶことも大切。
レモンを選ぶときは、形がきれいな曲線を描いていて、皮に皺がないもの。
皮に濡れたようなつやがあるものは良品で、香りがよくするものは熟している証拠です。
皮が黒くなっていて、つやがないものは避けましょう。
黄色の色が鮮やかで、色むらがないものが品質のよいレモンです。
持ったときに見た目よりも重さを感じるものは、ジューシーでおいしいですよ。
レモンは古くなると香りがなくなり、実も水分がなくなってスカスカで果汁があまりでなくなります。
乾燥させないように保存するのが大切です。
レモンの保存方法!
レモンは香りを逃さず、みずみずしいまま保存することが大切です。
レモンの正しい保存方法を紹介します。
レモンの正しい冷凍保存方法
レモンを大量に買ったときは、冷凍で保存すると長期間保存することができます。
レモンを冷凍保存するときは、使いやすい状態に切って保存するのがおすすめ。
くし型に切ったり輪切りにしたりすると、自然解凍してすぐに使うことができます。
また、果汁を絞って保存してもそのまま料理に使えるので便利ですね。
果汁を保存するときは、アルミカップに絞った果汁を入れて保存すると、少量で使いやすいです。
また、レモンの皮を使う場合は冷凍したまま、すりおろして使うことができます。
レモンの皮を使うときは、無農薬のレモンを使うようにしてくださいね。
レモンの正しい冷蔵保存方法
レモンは、すぐに使う場合は冷蔵で保存します。
乾燥しないように、1個ずつラップで包んで、冷蔵庫の野菜室で保存。
またカットしたレモンを保存するときは、コツがあります。
そのまま保存すると、皮の乾燥が進みしなびて、果汁も干からびてしまい一回り小さくなってしまいます。
半分にカットしたレモンは、水を数滴入れたグラスに、切り口を下にして入れます。
このとき水に触れないように、途中でひっかかる大きさのグラスがいいですね。
グラスに入れたら、上の部分をラップで覆います。
これだけで、切り口が乾燥しないので、みずみずしいまま保存することができます。
くし切りや輪切りにしたものは、冷蔵保存だと乾燥してしまうので冷凍して保存しましょう。
冷蔵保存で10日間の保存が可能です。
その他の方法
レモンは涼しい季節なら、常温での保存も大丈夫。
風通しがよく、直射日光の当たらない冷暗所で保存してください。
夏の時期や梅雨の時期など、高温多湿な時期は冷蔵庫での保存がおすすめです。
ワンポイントアドバイス
レモンはカットすると一気に劣化していきます。
特に乾燥に弱く、乾燥すると果汁もなくなり香りもなくなってしまいます。
乾くことで香りを失ってしまうので、カットする前の丸のままの状態のときも、そのまま冷蔵庫に入れるのは、やめましょう。
カットしていないものは、ラップもしくは新聞紙でくるんだり、ポリ袋に入れたりして乾燥対策をして、冷蔵庫に入れてください。
くし切りなどにカットしたものは、冷蔵庫ではなく冷凍で保存しましょう。
冷凍しておいたレモンを使った3つのメニュー
冷凍したレモンは、自然解凍しても良いですし、果汁の場合はそのまま料理に使うことができます。
おすすめの冷凍レモンを使ったメニューを紹介します。
むね肉のソテー レモンバターソース
濃厚なレモンバターソースがおいしい、柔らかくてジューシーなむね肉です。
【材料】
鶏むね肉 2枚
塩麹 大さじ2
小麦粉 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1かけ
冷凍レモン 1/3個
バター 20g
① 鶏のむね肉は1日~2日くらい、塩麹で漬け込みます。
② 漬け込んだむね肉を食べやすい大きさに切ります。
小麦粉を全体的にまぶします。
③ フライパンにオリーブオイルを熱して、にんにくを入れ香りが出たらにんにくは取り除きます。
④ むね肉を皮の面から焼きます。
ひっくり返して全体を焼きます。
⑤ 冷凍レモンをすりおろします。
⑥ 焼けた鶏肉をお皿に盛ります。
フライパンにバターを入れて、バターが溶けたら、すりおろしたレモンを加え、軽く火を通して、レモンバターソースを作ります。
⑦ 鶏肉に⑥のソースを入れて、最初に取り除いた、にんにくスライスをのせて出来上がり。
レモンシュガートースト
レモンの爽やかさがおいしいシュガートーストです。
【材料】
食パン 1枚
バター 大さじ1
砂糖 小さじ1
冷凍レモン くし切り1かけ
① 食パンは軽くトーストしておきます。
② トーストした食パンに、バターを塗って砂糖と冷凍レモンのすりおろしをまんべんなくまぶします。
③ もう一度トースターに入れて、軽くトーストして出来上がり。
レモンジャム
【材料】
冷凍レモン 200g
きび砂糖 100g
① 鍋にお湯を沸かして冷凍レモンを入れて7~8分ゆでて、あげます。
② 鍋に①のレモンと砂糖を入れて火にかけます。
沸騰したら弱火にして、とろみがつくまで煮ます。
レモンの作り置きメニュー
レモンは、作り置きのメニューが多いので、色々作ってみたいですね。
特に疲労回復効果が期待できるので、常備しておくと元気がないときに簡単に食べることができます。
おすすめのレモンの作り置きメニューを紹介します。
レモンのはちみつ漬け
スポーツの後や疲れたときに食べたい、レモンのはちみつ漬け。
【材料】
レモン 2個
はちみつ 300ml
① レモンは無農薬のものを使います。
あら塩でこすり洗って、レモンの水気をとり、3mmの厚さにスライスします。
② 清潔に熱湯消毒した瓶を用意して、はちみつを薄く引きます。
③ はちみつの上にレモンを敷いて、またはちみつをのせます。
これを繰り返します。
④ しっかりと蓋をして、1日目は常温で保存。
2日目から冷蔵で保存して出来上がり。
塩レモン
なんにでも使える万能調味料。
お肉や魚におすすめです。
【材料】
レモン 1個
粗塩 20g
はちみつ 小さじ1
① レモンは無農薬の日本産を使います。
洗って細かく刻みます。
② 煮沸して清潔にした保存容器に、刻んだレモンを半量入れます。
塩も半量入れます。
③ ②を繰り返します。
④ はちみつを加えて、蓋をしてよく振ります。
⑤ 冷蔵庫で保存して次の日には使えます。
まとめ
レモンの正しい保存方法、おすすめのメニューを紹介しました。
レモンはカットすると、乾燥して劣化してしまうので乾燥しないように保存することがポイント。
また、カットしていなくも、乾燥していきますので丸ごと保存するときもラップに包んで保存しましょう。
使いやすい大きさにカットして冷凍保存すると、便利ですね。
おすすめのレモンを使ったメニューも、ぜひ作ってみてくださいね。