慣れない育児に数時間おきの授乳…
疲れが溜まってしまうことが授乳中の悩み。という人も多いのではないでしょうか。
私も娘を母乳で育てたので、なんとなくずっと疲れているような感じがしていました。
そこでふと疑問に思ったのが、「授乳中でもリポビタンDなどの栄養ドリンクを飲んでもいいの?」ということでした。
・授乳中はリポビタンDを飲んでも大丈夫?
・リポビタンDに含まれている栄養素を知りたい!
・授乳中のリポビタンDはどんなことに気を付ければいい?
今回は私と同じような疑問や不安を感じている人のために、授乳中のリポビタンDの取り入れ方について詳しく調べてみました。
栄養ドリンクを飲むと朝すっきりおきられるような気がしたり、疲れにくく感じたりと、メリットを感じる人も多いはずです。
授乳中でも飲みたいという人もいるでしょうから、安心して取り入れられるように正しい知識を身につけましょう!
目次
授乳中にリポビタンDを飲んでもいい?
リポビタンDは母乳への影響がありそうな気がして避けている…という人もいるでしょう。
実は授乳中でも飲むことができる栄養ドリンクなのです。
パッケージにも以下のように記載されているため、
妊娠授乳期又は産前産後等の栄養補給
授乳中はもちろん妊娠中でも栄養補給のために飲むことができます。
栄養ドリンクはいくつかの種類に分けられている!
栄養ドリンクは、大きく分けて以下3つの種類に分類できます。
・第2類医薬品
・第3類医薬品
・指定医薬部外品
リポビタンDも種類が豊富ですが、私たちがよく見る一番身近なリポビタンDは指定医薬部外品に分類されています。
指定医薬部外品は、効果や効能が認められている有効な成分が含まれていますが、作用が緩やかなものがほとんどです。
ドラッグストアだけではなくスーパーやコンビニでも手軽に購入することができるのも、指定医薬部外品の特徴です。
私も出産後の疲れがなかなか抜けないことがあり、助産師さんに相談したところ、「授乳中でも飲める栄養ドリンクがあるのよ」と教えていただき、驚いたことを覚えています。
リポビタンDにはどんな栄養素が含まれている?
いくら妊娠中や授乳中にリポビタンDを飲んでもいいといわれても、どんな成分や栄養が含まれているかわからないと不安になりますよね。
リポビタンDにはどのような栄養素が含まれているのでしょう。
リポビタンD100ml中の成分
・タウリン・・・1,000mg
・イノシトール・・・50mg
・ニコチン酸アミド・・・20mg
・チアミン硝化物(ビタミンB1)・・・5mg
・リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)・・・5mg
・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・・・5mg
・無水カフェイン・・・50mg
・ほか添加物・・・白糖・Dーソルビトール・クエン酸・安息香酸Na・香料・グリセリン・バニリン
栄養ドリンクの多くは、よくテレビコマーシャルで「タウリン○mg配合」などとうたわれていますよね。
私はタウリン=母乳に影響があるというイメージがありました。
タウリンはアミノ酸の一種で、私たちの心臓や肝臓などの体の組織に分布している成分です。
健康な体を作り出すために不可欠な成分で、母乳への影響はないと考えられます。
そのため、タウリンに関しては安心して摂取できるということですね。
カフェインは大丈夫なの?
次に私が気になったのは『無水カフェイン』です。
授乳中はカフェインの摂取を控えている人も多いですよね。
授乳中のお母さんがカフェインを摂りすぎると、赤ちゃんへの影響が懸念されます。
・ぐずりがひどくなる
・寝つきが悪くなる
・落ち着きがなくなる
では、リポビタンDに含まれているカフェインは大丈夫なのでしょうか。
リポビタンDには、100ml中50mg程度のカフェインが含まれています。
母乳に移行するカフェインは摂取量の0.5%~1.5%程度だといわれており、用法や用量を守っていれば、赤ちゃんにはさほど影響がある量ではありません。
とはいえ、「カフェインはできるだけ摂取したくない!」というお母さんもいますよね。
リポビタンDからはノンカフェインの製品も販売されているので、もし気になるようであれば、そちらを選ぶといいでしょう。
関連記事⇒授乳中にコーヒーを飲んでも大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と注意点
授乳中にリポビタンDを飲むときの3つのポイント
授乳中に安心してリポビタンDを飲むには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。
より安心してリポビタンDを飲むためのポイントはたったの3つ!
次の3つのことに気を付けて、リポビタンDを取り入れてみてくださいね。
- 用法・容量は必ず守る!
- 飲んだ後すぐは授乳しない!
- 体調に合ったリポビタンDを選ぼう!
リポビタンDは用法・容量を必ず守って飲もう!
疲れを感じているときにリポビタンDを飲むことが多いですが、朝飲んだことを忘れて夜にも飲んでしまう、ということもよくあることです。
たくさん飲んだからといって疲れが取れるわけではありません。
授乳中でなければ体への影響はさほどないと考えられますが、授乳中はリポビタンDの用法・容量である『1日1本』を守って飲むようにしましょう。
リポビタンDを飲むタイミングもポイント!
リポビタンDに含まれているカフェインは母乳に大きな影響を与えるほどではありませんが、できるだけ赤ちゃんへの影響を最小限に抑えるためには、リポビタンDを飲むタイミングも大切です。
カフェインは摂取した30分後に全身に回り、体内のカフェイン濃度が半分以下になるのが3時間~5時間といわれています。
リポビタンDを飲むなら、朝の授乳が終わった直後がおすすめです。
夜に飲んでしまうと、お母さんが眠れなくなるなどのリスクも考えられますからね。
リポビタンDは種類豊富!体調に合ったものを選ぼう
私たちがよく見るリポビタンD以外にも、大正製薬からは10種類以上の栄養ドリンクが販売されています。
・タウリンが2,000mg配合されているもの
・ローヤルゼリーが配合されているもの
・低カロリーのもの
・目覚めをよくする効果が期待できるもの
配合されている有効成分も違いますので、好みのものを選ぶといいでしょう。
購入する際には、必ず裏面を見て授乳中でも飲用可能かチェックしてくださいね。
リポビタンDに頼りすぎないようにしよう!
授乳中の疲れはなかなか取れないものです。
私も授乳サイクルが安定するまでは、いつも眠くていつも疲れているといった状態でした。
リポビタンDを飲むことで体に効率的に影響を補給することができますが、リポビタンDに頼りすぎることはやはり好ましくありません。
あくまで体調をよくするためのサポートとして取り入れるようにしましょう。
リポビタンDを取り入れることと併せて
・休めるときはしっかり休む
・栄養バランスの良い食事を摂る
・適度な運動も取り入れる
など普段の生活にも気を使うようにすることをおすすめします。
関連記事⇒授乳中にレッドブルを飲んでも大丈夫?レッドブルの栄養素と3つの注意点
まとめ
授乳中にもリポビタンDを飲むことができると知って驚いている人がいるかもしれませんね。
先にも言いましたが、リポビタンDを飲んだからといって疲れがなくなるわけではありません。
毎日飲み続けるのではなく、疲れがピークに達した時のとっておき、のような感じで取り入れるくらいがちょうどいいのかもしれません。
授乳中は、
・用法や用量は必ず守る
・ノンカフェインがおすすめ
・飲むタイミングにも気を付けよう
以上の3つのことを気を付けて、リポビタンDを取り入れてみてくださいね!