授乳中はロキソニンを飲んでも大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と2つの注意点

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頭痛や生理痛に驚くほど効果を発揮してくれるロキソニン。

梅雨の時期や雨が降ると頭痛がする私にとって、とても強い味方です。

しかし、妊娠中や授乳中はこのロキソニンを飲まずに、他の鎮痛薬を使用していました。

理由は推奨されていないからです。

授乳時でも飲める薬を医師から処方されたのです。

では、ロキソニンは授乳時絶対飲んではいけないのでしょうか?

答えは時と場合により、といったところです。

この記事ではロキソニンについて詳しく紹介するとともに、授乳時の服用の有無や注意点についてお知らせします。

ポイントは6つです。

・ロキソニンって?
・授乳中はロキソニンを飲んでも大丈夫?
・ロキソニンの湿布は貼っても平気?
・母乳や赤ちゃんの影響は?
・飲んでしまったときはどうしたらいい?
・解熱鎮痛剤を服用するときの2つの注意点

最後まで記事を読んでいただければ、授乳中の鎮痛薬を選ぶヒントが見つかるはずです。

ぜひ、参考にしてくださいね。

目次

ロキソニンって?

第一三共ヘルスケアから販売されている鎮痛剤です。

眠くなりにくく、効き目が早いことで有名。

以前は医療用の医薬品のみでしたが、薬局でも購入できるようになりました。

ロキソニンには色々な種類があります。

医療用で使用されている『ロキソニン』、一般用医薬品の『ロキソニンS』

胃への負担が少ない一般用医薬品『ロキソニンSプラス』

胃への負担と効き目の速さが特徴の『ロキソニンSプレミアム』

筋肉痛緩和や消炎効果がある湿布薬の『ロキソニンS外用薬シリーズ』などが発売されています。

主な効果は以下になります。

頭痛、月経痛(生理痛)、歯痛、抜歯後の疼痛、咽頭痛、腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、肩こりによる痛み、打撲、骨折痛、捻挫、外傷などの鎮痛、悪寒、発熱時の解熱

考えられる副作用は以下になります。

食欲不振、吐き気、嘔吐、胃部の不快感、腹痛、下痢、頭痛、めまい、眠気、むくみ

発疹などのアレルギー症状、ショック症状、貧血。

このような症状が現れた場合は、ただちに使用を中止して病院を受診しましょう。

授乳中はロキソニンを飲んでも大丈夫?

ロキソニンを発売している製薬会社のHPでは『妊娠時や授乳中は服用を避けるように』と注意喚起がなされています。

万が一飲んでしまった場合は、服用している時の授乳は避けるほうが賢明です。

どうしても授乳をする場合は、最低でも8時間以上は空けるようにしましょう。

妊娠中は授乳中でもロキソニンを出すという医師もいますが、安全が確立できていません。

しかし医師が言うのなら安全なのではと考えられることも。

使用するかしないかは最終的には個人の判断になります。

鎮痛薬なら妊娠中でも使用できる『カロナール』があります。

即効性は期待できない薬ではありますが、安心して飲むことができます。

私は妊娠中や授乳中にこちらを処方されて飲んでいました。

ロキソニンの湿布は貼っても平気?

飲み薬と同じで、湿布薬も販売元は授乳中の使用を推奨してはいません。

2014年に厚生労働省により、妊娠後期は一部の湿布の使用を不可としたりと、注意しなければならないことは明らか。

どうしても使用したいときは、薬剤師や医師に相談してから使用するようにしましょう。

母乳や赤ちゃんの影響は?

母乳にはほとんどロキソニンの成分は移行しないという意見もあるようなのですが、正確なところはわかっていません。

あまり心配することはないけれど、心配しなさすぎもよくないといったところでしょうか。

飲んでしまったときはどうしたらいい?

次に授乳するのを8時間以上あけることにしましょう。

その間は赤ちゃんにはミルクを飲んでもらうことにしてください。

母乳だけにこだわると、ときにママの負担が大きくなります。

私の友人はほとんどミルクで育てましたが健康なお子さんに育っているので、母乳でなくてもしっかり育ちます。

まずは自分の体調、メンタル面を最優先して辛い症状を取り除くための手段として薬などを服用しましょう。

空腹ですと胃が荒れてしまう可能性があるので、なるべく食後に飲むようにしてください。

どうしても空腹時に飲まざるを得ないときは、小さなおにぎりやパンなどなにか少し口にした後に飲むといいでしょう。

ロキソニンを服用するときの〇つの注意点

①服用に不安を感じたら、まずは薬剤師や医師に相談をしましょう。

記事で何度も説明したように、ロキソニンの販売元は授乳時の服用を推奨していません。

しかし医師によってはロキソニンを処方する人もいます。

あまりにも頭痛が酷く今すぐ改善したいときなど、手元にあるロキソニンを飲んでしまいたくなるときもあるでしょう。

そんなときは、かかりつけの病院や薬局に電話で飲んでいいのか確認をしてみましょう。

それでも服用に不安を感じるのでしたら、病院へ行ってください。

授乳時でも安心して飲める鎮痛剤を処方してくれます。

②飲むタイミングはできるだけ授乳後にしましょう。

ロキソニンを飲むと8時間以上次の授乳までに間をあけることが望ましいとされています。

そのため、たっぷり母乳をあげた後に薬を服用するとよいでしょう。

頭痛や風邪などママの緊急事態時にミルクを嫌がらないように、普段から哺乳瓶慣れ、ミルク慣れさせておくと安心かもしれません。

搾乳して母乳をストックしておくというのもいいですね。

ご自分に合った方法で薬服用時の対策をしておきましょう。

自己判断はせずに、必ず医師に相談をしましょう。

ロキソニンを服用するとき、まずは医師や薬剤師に飲んでもいいかを確認するところからはじめましょう。

イエスであれば、記事でお伝えした授乳の間隔を8時間以上あけることを実践し、ノーであれば他の薬を飲むようにしましょう。

自己判断は危険な薬ですので、必ず専門家に訊ねることを忘れずに。