守を使った名前25選~守の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「守」という漢字について

字画数:六画
音読み:しゅ
訓読み:す

「守」の意味や由来や成り立ちと特徴

「守」は、「家」と「右手」と「道具」の3つの絵から生まれた漢字です。

家の中で仕事をしている様子から、ただ家の中にいるのではなく何かをしていることを表しています。

そのことから「家を守っている」という意味になりました。

基本的な意味は建物を守るということです。

そこから転じて、建物だけに限定しない「守」になり、さらに転じて「看守」「守衛」などの「見張る」という意味にもなり、やがては行動だけでなく、人の心に意識づけをする「約束を守る」「秘密を守る」も含まれるようになりました。

他にも、「日向の守(かみ)」などのように、一国を守り治めることを任された官職を示す語にも用いられたこともありますが、いずれにしても何事も起きないように「守る」ことを表しています。

「守」は、「守る」以外の意味を持ちません。

しかし、この言葉は人が他者と共存してゆく上で必要最低限、心に持っておかなければならない大切な言葉なのです。

言語は違えども、この言葉がない国は皆無と言ってもよいでしょう。

「約束を守ること」。

これは個人間での約束もあれば、憲法や法律などの国から課せられたルールも指します。

国から課せられたと言えば強制的で嫌な気持ちになる人もいるでしょうが、これは人類の英知です。

例えば、他者と共存する上での最低限の約束事は「殺害してはならない」ということです。

私達は普段は意識していませんが、皆、このルールの上に立って生活をしています。

もしこのルールがなければ、この世に秩序はなくなるでしょう。

気に入らない人が近くにいれば命を奪っても構わないということになるからです。

その世界のなんと恐ろしいことでしょう。

そして、その最たるものが戦争です。

戦争になれば人を殺しても犯罪にはなりません。むしろ英雄です。

人が冷静さを欠いた狂気に満ちた事象が戦争なのです。

しかし、その戦争も永遠には続きません。

やがて戦争が終わり過去を振り返った時に人々は自分達の行いの愚かさに気がつきます。

そして、罪悪感と悲壮感の中で誓うのです。

もうこのようなことはしない、しないようにしよう、そうしてできたのがこのルールなのです。

今、世界はそのルールを忘れてしまったかのように緊張状態が続いています。

先の大戦を終えて守ってきた平和を蔑ろにしようとする国々が台頭してきています。

その今だからこそ、この「守る」の意味が、より重要性をもって、輝きをもって国連で、世界で叫ばれているのです。

「守」を使った熟語

確守

意味: 確実性をもって守ること。

監守

意味:監視しながら守ること。

攻守

意味: 攻めることと守ること。

守歌

意味:子供をあやしたり、寝かしつける時に歌う歌、

居留守

意味: 本当は家にいるのにいないフリをすること。

灯台守

意味:灯台に滞在して、灯台を管理する人。

守護職

意味: その土地を守護する職。

逆取順守

意味:道理的でない方法でとった天下を、道理的な方法で守ること。

守秘義務

意味:職業や職務上知った秘密を第三者にもらさない責任を負った義務。

法令尊守

意味:法律や道徳などに従って、それを守ること。

「守」の説明の仕方

電話や役所の受付などで名前を伝える際、どういう漢字を書くのか聞かれる時があります。

その場合、どのように説明すればよいのか悩みますよね。

ここではその例を紹介したいと思います。

例えば、あなたの名前が守子(もりこ)だとします。

・「もりこのもりは、子守りの守です」

これは簡単ですね。

「守」はいろんな言葉に使われています。

自分が説明しやすいように例をいくつか考えておくとよいですね。

「守」を使った名前の有名人・芸能人

宮野 真守さん(声優、俳優、歌手、ナレーター)
大和 守正さん(俳優、殺陣師)
神保 守さん(俳優)
北村 守さん(俳優)
熊谷 守一さん(明治から昭和期の日本画家)
高木 守道さん(元プロ野球選手、プロ野球監督、野球解説者)
沼間 守一さん(明治の政治家、ジャーナリスト)
伊丹 勝守さん(江戸時代前期の大名)
井上 守親さん(江戸時代後期から明治期の刀剣装工)
井面 守訓さん(江戸時代から後期の神職、国学者)
安藤 守就さん(安土桃山時代の武将、美濃三人衆のひとり)
綾部 守人さん(俳優)
田口 守さん(俳優)

「守」を使った名付け候補

守(つかさ)
萌守香(ももか)
守恵奈(もえな)
守李子(えいこ)
守里(まもり)
守恵(もりえ)
守李(しゅり)
守瑠(える)
架守(かさね)
百守子(ももこ)
美守里(みもり)
津守紗(つかさ)
守永(もえ)
守阿(まあ)
埜守瑠(のえる)
陽守利(ひまり)
都守美(ともみ)
守羽(しゅう)
守歌(のりか)
守音(えのん)
都希守(ときえ)
美守子(みえこ)
眞守美(ますみ)
史守(みのり)
守衣(えい)

まとめ

「守」は、大切なものを守るという意味を持った漢字です。

守りたいものはいろいろとありますね。家族、友人、平和、身の回りの秩序。

他にも人それぞれあるでしょうが、もっとも守らなければならないのは、それらを守りたいと強く願う優しい「心」です。

「守」は名前に用いれば、万物を見守るような優しさを感じさせます。

陽のように温かな心をもった女性に成長するよう願いを込めて。