マッシュルームというと、丸くてかわいいきのこをイメージしますが、実はマッシュルームという言葉は、英語で「きのこ」の意味を表し、きのこ全体のことを言います。
日本ではなぜかマッシュルーというと、あの丸い形のきのこのことですよね。
一般的にスーパーなどで売られているマッシュルームは、白いホワイトマッシュルームと、茶色のブラウンマッシュルームと呼ばれているものです。
マッシュルームは最初、海外から入ってきたものですが、今は日本で栽培されています。
炒め物や揚げ物、シチューやカレーなどの煮込み料理にもよく使われるマッシュルーム。
歯ごたえがある、食感が特徴的ですね。
マッシュルームはカロリーが低く、ビタミンB1、B2、カルシウムなどの栄養を含んでいます。
このおいしいマッシュルームは、どのように保存すれば食感を失わずに保存できるのでしょうか?
ここではマッシュルームの正しい保存方法、消費期限、おすすめのマッシュルームを使ったメニューを紹介します。
目次
マッシュルームはどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
マッシュルームは他のきのこと同じように、冷蔵で1週間は保存が可能です。
長くおいしく保存するためには、新鮮なマッシュルームを選ぶことが大切。
新鮮なマッシュルームは、カサが開きすぎていないもの。
カサ部分は肉厚で、軸部分は太いものがおいしいマッシュルームです。
ブラウンマッシュルームは問題ないですが、ホワイトマッシュルームの中には、漂白されているものもあります。
不自然に真っ白なものは避けたほうがいいですね。
また先ほど、カサが開きすぎていないものが収穫して間もないのでおすすめしましたが、最近はわざとカサを開かせたジャンボマッシュルームも売っています。
10cm~15cmと大きいマッシュルームで、値段も通常のマッシュルームに比べて高額。
カサが開いたものでも、食べられます。
マッシュルームの保存方法!
マッシュルームは、他のきのこと同じように乾燥に弱い食材。
傷まないようにマッシュルームを保存するには、ポイントがあります。
マッシュルームの正しい保存方法を紹介します。
マッシュルームの正しい冷凍保存方法
マッシュルームは、冷凍で保存できて、冷凍だと1ヶ月という長い期間保存が可能です。
保存するときは、使いやすいように切って、保存袋に入れて保存します。
薄切りにして重ならないように広げて保存すると、使いやすいので良いですね。
カレー用に使う場合は、半分、または1個丸ごと保存袋に入れて保存します。
使うときは凍ったまま料理に使いましょう。
マッシュルームの正しい冷蔵保存方法
マッシュルームは通常、冷蔵庫で保存します。
容器から出して、キッチンペーパーに包んで、保存袋にいれ冷蔵庫で保存。
きのこは洗うと風味が落ちますし、水がつくと傷むのが早くなるので保存するときには洗いません。
使うときに汚れていたら、水で洗わずにキッチンペーパーでふいて使って下さい。
また、マッシュルームの保存適正温度は2~5℃。
野菜室に保存すると温度が高すぎるので、冷蔵室に保存してください。
冷蔵庫で1週間の保存が可能です。
ワンポイントアドバイス
マッシュルームは乾燥と水気に気をつけて保存することが大切。
また冷蔵での保存は1週間ですが、生で食べるときは収穫後3~4日までにしてください。
スーパーなどに並んでいるものを購入した場合は、収穫後数日たっているので、生食ではなく加熱して食べてくださいね。
マッシュルームは、時間がたつとカサの裏のひだが黒ずんできます。
またカサが開き、裏の膜が壊れることもあります。
どちらも加熱して料理する分には、問題ないので安心してください。
冷凍しておいたマッシュルームを使った2つのメニュー
冷凍したマッシュルームは、使いやすいように切れていて凍ったまま使うことができるので、とても便利で使いやすいです。
冷凍したマッシュルームを使ったレシピを紹介します。
チキンとマッシュルームのパスタ
あっさりとしたスープスパゲティですが、旨みはしっかりあるのでおいしいです。
【材料】
スパゲッティ 320g
鶏むね肉400g
マッシュルーム 2パック
赤ピーマン 1個
スープ 4カップ(くず野菜、2カップ、固形スープ2個、水5カップ)
あさつき 適量
バター 大さじ4
① 鶏肉は余分な脂肪分を切り、そぎ切りにします。バターでこんがりいためて、冷凍のマッシュルームと赤ピーマンの千切りを加えて炒めます。
② スープを作ります。くず野菜に固形スープ、水5カップを入れて煮立てたら10分煮て塩コショウで味を調え、野菜が沈んだら布巾でこします。スープはストックにして冷凍保存しておくといいですね。このスープストックを4カップ分使います。
③ スパゲッティをゆでます。
④ スープを①にいれて煮立てます。煮立ったらアクを取って、醤油大さじ1.5、塩コショウで調味して、ゆでた手のスパゲッティにかけ、あさつきを散らして出来上がり。
マカロニグラタン
クリームソースにマッシュルームがよくあいますね。子供も大好きなマカロニグラタンです。
【材料】
マカロニ 150g
えび 12尾
冷凍マッシュルーム 1パック分
たまねぎ 1/2個
アスパラ 5本
バター 大さじ1.5
白ワイン 大さじ1
牛乳 1/2カップ
ホワイトソース(牛乳3カップ、小麦粉大さじ3.5、バター大さじ3、小麦粉大さじ3.5、塩コショウ 少々、ローリエ1枚)
粉チーズ 適量
① 鍋でホワイトソース用のバターと小麦粉をいためて、冷まします。
② マカロニは熱湯でゆでます。
③ たまねぎはみじん切り、マッシュルームは凍ったまま、えびは背ワタをとって塩コショウをします。アスパラは根元の皮をむいて3cmの長さに切ります。
④ フライパンにバターを溶かして、たまねぎをいため、えび、しめじ、アスパラを加えて炒めます。白ワイン、塩コショウで調理して、牛乳とマカロニを加えて煮ます。
⑤ ①にホワイトソース用の牛乳を加えて手早く混ぜます。ローリエを入れて火にかけます。混ぜながら5分にてとろみがついたら塩コショウを振ります。
⑥ ホワイトソースの半量を④にいれてまぜ、バターを塗った耐熱皿に入れ。残りのソースを上からかけます。粉チーズを振って200度のオーブンで8分焼きます。焼き色がついたら出来上がり。
マッシュルームの作り置きメニュー
マッシュルームはいろいろな調理方法があります。
洋風の煮込み料理には欠かせないので、作り置きメニューもたくさんありますね。
おすすめのマッシュルームの作り置きメニューを紹介します。
きのこのアヒージョ風
炒めるだけでOK。きのこの常備菜です。
【材料】
しめじ 1パック
マッシュルーム 1パック
エリンギ 1パック
アンチョビ 1缶
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
鷹のつめ ひとつまみ
① しめじとマッシュルームは石づきをとります。エリンギは縦半分に切ります。
② しめじはほぐして、マッシュルームは半分に切り、さらに半分に切ります。エリンギは拍子きりにします。
③ フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたにんにくとしょうが、鷹のつめを入れて火にかけます。
④ 香りがたったら、たたいたアンチョビを缶の油ごと入れます。きのこを全部投入します。
⑤ 全体に火が通って水気が飛ぶまで炒めて出来上がり。
まとめ
マッシュルームの正しい保存方法、おすすめのメニューを紹介しました。
通常のきのこと同じように、キッチンペーパーに包んで保存すると、水気がつくのも防ぐので、長持ちします。
また、生で食べる場合は自分で収穫したものを早い段階で、食べて下さい。
通常のきのこと一緒に冷凍して、きのこミックスとしても保存することが可能です。
正しく保存して、おいしいマッシュルームを楽しんでくださいね。