妊婦はマツエクをしちゃダメ?妊娠中のまつ毛エクステ4つの注意点と影響

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最近は美意識の高いおしゃれな妊婦さんがとても増えてきました。

SNSではマタニティーコーデをアップしている方も多いですよね。

では、おしゃれの定番となったまつ毛エクステ、通称マツエクは妊娠中にしてもいいのでしょうか?

今回は妊娠中のマツエクについてお伝えします。

  • 妊婦はマツエクをしてもいいの?
  • マツエクの危険性5つと妊娠中のマツエクの注意点3つ
  • 妊娠中にマツエクよりもオススメなのものは?

妊娠中にマツエクをするときには、いつも以上に注意が必要です。

いつもであれば何でもないことも敏感な状態になっている妊娠中には、思っている以上に影響がでるものです。

妊娠中のマツエクについて正しく理解することで、マタニティーライフを安心して送るために役立てて下さいね。

目次

妊婦はマツエクをしてもいいの?

妊娠中にマツエクはできるだけ避けるのがベストです。

特に妊娠してから始めてマツエクをする、しようと思っている妊婦さんはやめた方がいいでしょう。

妊娠中は肌がいつも以上に敏感になっています。

そのうえ、妊婦の体は一日一日変化しています。

昨日は大丈夫だったマツエクも、今日は大丈夫ではない。なんてこともあり得ます。

そのため、妊娠中のマツエクはお休みにするのが安全です。

関連記事⇒妊娠中にしてもいい事ダメな事~6つのリストから妊婦のOK/NGを知ろう!

気をつけたい!マツエクの4つの危険性!

マツエクは妊娠中でなくても、リスクがあるものです。

実際に2010年以降、消費生活センター、国民生活センターには599件もの被害報告があり、年間で100件程の報告が後を絶ちません。

具体的にマツエクにはどんな危険性があるのでしょうか?

  • 無免許の人が施術していることがある
  • まつげエクステを付けるグルーによってアレルギーを起こす可能性がある
  • グルーが目に入る可能性がある
  • グルーがまぶたに付着する可能性がある

まつ毛エクステには上記5つのような危険性があります。

2008年以降、まつ毛エクステの施術には美容師免許が必須となりました。

ですが中には免許を持たない者が施術をしているところがあります。

施術者の知識不足、技術不足は大変危険ですよね。

初めてのサロンに行く場合は、事前確認をしておくと安心できるでしょう。

まつ毛エクステで一番問題になっているのがグルー液(のり)による被害です。

グルーが目に入ると角膜が傷ついたり、まぶたに付くとやけどを起こしたりする危険性があります。

また、施術時にグルーが目に染みて充血した人や、グルーの匂いで頭痛を引きおこす人もいます。

問題なのは、グルーには法律的な規制がないこと。

日本まつげエクステメーカー連合会では自主基準としてグルーの基準を表示していますが、法的な拘束力は有りません。

販売側、サロン側の選ぶグルーが本当に安全かどうかは身をもって体感しないと分からないのが現状です。

マツエクをする時には施術者の免許の有無を始め、技術や知識があるか、施術時の説明や施術後の説明はあるか、グルーは安全かなど、注意すべき点がたくさんあるのです。

妊娠中のマツエクの注意点!やめたほうがいい3つの理由

妊娠中にマツエクをすると、どんなリスクがあるのでしょうか?

  • 妊娠中は肌が敏感なため、アレルギー反応が起きやすい
  • 妊娠中は控えるべき仰向けの姿勢が長時間続く
  • 妊娠中はまつげが抜けやすい

妊娠中のマツエクは通常時の危険性以外にも、上記3つの注意点があります。

まず妊娠中は、肌のバリア機能が弱まっているため刺激にとても敏感です。

したがって以前は平気だったものも、妊娠中には合わないなんてことがよくあります。

グルーは妊婦でなくても刺激を感じるほど強い液です。

直接肌に付けるものではありませんが、妊娠中の敏感な状態の時には、オススメできません。

普段の生活で花粉症や化粧水などでかぶれたことがあるなど、アレルギー反応をおこしたことがある人は、グルーでのアレルギー反応を起こす可能性も高いです。

アレルギー体質の人はより注意しなければいけません。

さらに注意したい点は、施術中の姿勢のこと。

マツエクの施術は基本的に仰向けで行います。

ですが妊娠16週以降の妊婦の仰向けは避けるべきものとされています。

妊娠中に仰向けで寝ると、「仰臥位低血圧症候群」になる場合があります。

大きくなったお腹の重みで子宮の下にある下大静脈が圧迫され、血液の循環に影響を及ぼすのです。

長時間、下大静脈が圧迫されると母体と胎児は低酸素状態になり、気分が悪くなるだけでなく、酷い時は気絶してしまう可能性も。

マツエクの施術時間は装着する本数にもよりますが、早くても2時間は掛かります。

臨月の大きく膨らんだお腹で2時間の仰向けは、体に負担になることは間違いないでしょう。

妊娠中はホルモンバランスの変化や、栄養が優先的にお腹の赤ちゃんへ供給されることから、髪の毛が抜けやすくなります。

これはまつげにも同じことが言えます。

妊娠中はただでさえ自分のまつげが抜けやすい状態であることに加え、まつげエクステをするとエクステの重みがプラスされて、さらに抜けやすくなります。

まつ毛が抜けてしまうとせっかくしたまつげエクステもまばらになりキレイではありません。

以上の理由からも妊娠中は、やはりマツエクはオススメできません。

ちなみにまつ毛パーマも同じように、刺激に敏感な妊娠中は控えた方がいいでしょう。

パーマ液が合わないと、グルーと同じようにアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。

関連記事⇒妊娠後期に仰向けで寝るとお腹が張る!胎児への影響と6つの対処法

妊娠中にマツエクよりもオススメな2つのもの♪

妊娠中はマツエクよりも、つけまつげか、マスカラがおすすめです。

つけまつげはのりが心配に思うかもしれませんが、まつ毛のりにはきちんと法律による規制があります。

またグルーより刺激性がありません。

近年のマスカラには美容液成分が豊富なタイプが増えてきました。

マスカラを使用しながら、まつ毛ケアができるものが多いのも嬉しいですね。

できればお湯で落ちるフィルムタイプのマスカラの方が妊娠中には刺激が少なくていいでしょう。

妊娠中にはマツエクよりも、つけまつげ、つけまつげよりもマスカラ、と覚えておいて下さいね。

まとめ

妊娠中のマツエクはオススメできません。

マツエク自体が通常時でもリスクがあるものだからです。

妊娠中の肌はいつも以上に敏感なため、グルーに対してアレルギー反応を起こしやすくなっています。

またマツエクの施術には長時間仰向けでいなければいけません。

妊娠中に長時間仰向けでいると、子宮の重みで静脈が圧迫され、仰臥位低血圧症候群を引き起こす可能性があります。

妊婦の長時間の仰向けは、母体だけでなく胎児が低酸素状態になるなど悪影響を及ぼします。

したがって妊娠中にはマツエクは避けるのが良いでしょう。