授乳中は抹茶を飲んじゃダメ?3つの注意点と抹茶の影響と栄養素

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妊娠中に引き続き、授乳中も食べ物や飲み物に気を使っているというお母さんは多いと思います。

私も母乳育児で娘を育てたので、食事にはかなり気を使いました。

特に気にしていたのがカフェイン。

カフェインはコーヒーや紅茶に多く含まれるイメージですが、抹茶にも含まれていることをご存知ですか?

そこでふと気になったのが、「授乳中に抹茶は飲んでもいいの?お菓子ならいい?」ということでした。

・授乳中に抹茶は飲んでもいいの?
・抹茶のカフェインが気になる!
・授乳中の抹茶、気を付けるポイントは?
・抹茶の栄養も知りたい!

最近は抹茶味のお菓子も多く販売されていますよね。

抹茶入りせん茶も多く、授乳中のお母さんが迷ってしまうのも仕方ありませんね。

私と同じように授乳中に抹茶を飲んだり食べたりしてもいいのか迷っている人のために、詳しく調べてみました!

参考にしてみてくださいね。

目次

授乳中のお母さんは抹茶を飲んでも大丈夫?

独特の渋みと深い味わいが特徴の抹茶。

抹茶にはカフェインが含まれているので、授乳中にも避けたほうがいいと思っている人もいるでしょう。

確かに抹茶を含めカフェインが多く含まれている飲み物は、授乳中にたくさん摂取すると母乳にも影響があるとされています。

「絶対にカフェインを摂りたくない!」という人には抹茶はおすすめできませんが、一般的な量であれば授乳中でも抹茶を飲むことができます。

抹茶に含まれるカフェイン

やはり授乳中のお母さんが気になるのは、抹茶に含まれているカフェインですよね。

私もカフェインが気になり、授乳中はカフェインをなるべく控えるようにしていました。

抹茶に含まれるカフェインの量は次のとおりです。

抹茶1杯

・抹茶の粉末1.5gを使った場合・・・48mg

抹茶のカフェインの量がよくわからないという人もいるでしょうから、ほかのカフェインを含む飲み物と比べてみましょう。

100ml中のカフェイン含有量

・インスタントコーヒー(2g)・・・57mg
・玉露(茶葉10g)・・・160mg
・せん茶(茶葉10g)・・・20mg
・紅茶(茶葉5g)・・・30mg
・ウーロン茶(茶葉15g)・・・20mg

参照_食品安全委員会|食品中のカフェイン

こう見ると、抹茶はインスタントコーヒーよりもカフェインの量がやや少ないということがわかりますね。

抹茶のカフェインがずば抜けて多いというわけではありませんので、授乳中でも量を守れば飲むことができますよ。

抹茶味のお菓子も問題なし!

授乳中の抹茶がOKということは、抹茶味のお菓子ももちろんOKです。

抹茶をそのまま飲むよりもお菓子に含まれているカフェイン含有量は少なくなります。

ただし、授乳中のお菓子は食べ過ぎに注意です。

お菓子には

・糖分
・脂質
・炭水化物

などが多く含まれています。

授乳中にお菓子を食べすぎると、母乳の出に影響が出てしまったりおっぱいが詰まってしまったりということが懸念されます。

あくまでもお菓子類は嗜好品として考え、食べ過ぎないように気を付けましょう!

授乳中の抹茶を飲むときの注意点3つ!

カフェインが含まれているという点が気になるものの、授乳中でも抹茶を飲むことができます。

安心して抹茶を飲むには、いくつかの注意点を守って飲むことが好ましいです。

ここでは3つの注意点を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

  1. 全体のカフェイン摂取量に気を付けて!
  2. 飲みすぎには注意!
  3. 赤ちゃんの様子をチェック!

カフェインは抹茶だけじゃないことを忘れずに!

授乳中でもカフェインが含まれている飲み物を摂ることができますが、気を付けるべき点はカフェインの量です。

日本には妊婦や授乳中のお母さんが摂ってもよいカフェインの量の目安はありませんが、世界には目安があるので参考にしてみてくださいね。

妊婦や授乳中のお母さんが摂ってもよいカフェインの量

・世界保健機構・・・300mgまで
・欧州・・・200mgまで
・カナダ・・・300mgまで
・イギリス・・・200mgまで

参照_食品安全委員会農林水産省・カフェインの過剰摂取について

これを見ると、1日に摂っていいカフェインの量は200mgから300mg程度が適当だといえますね。

抹茶1杯で48mg程度のカフェインが含まれていますから、3杯~4杯は飲んでもいいことになります。

しかし気を付けたいのは、カフェインが含まれているのは抹茶だけではないということです。

抹茶以外からもカフェインを摂っているということを改めて知ることが大切です。

コーヒーや紅茶にもカフェインが含まれますから、全体のカフェイン摂取量を考えて抹茶を飲むようにしましょう。

抹茶の飲みすぎには注意!

抹茶に含まれているカフェインは、飲みすぎると副作用のような症状があらわれることも。

適量のカフェインを摂ることで、

・眠気冷まし
・血行促進
・基礎代謝のアップ
・利尿作用

などのメリットがあります。

しかしカフェインの量が多すぎると、

・眠れなくなる
・めまい
・胃痛

などの症状が出ることもあります。

特に授乳中はホルモンバランスが安定しておらず、ちょっとしたことで体調を崩したり気分が悪くなったりすることも珍しくありません。

抹茶を飲むときは一度にたくさん飲まないようにしましょう。

授乳中は特に少量を心がけることも大切です。

抹茶を飲んだ後は赤ちゃんの様子もチェック!

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カフェインは少なからず母乳にも移行するとされています。

その量はお母さんが摂取したおよそ1%。こう見るとごくわずか、というような気がしますが、体の小さい赤ちゃんにとっては場合によっては多すぎることもあるでしょう。

しかも赤ちゃんはカフェインを体外に排出するまでにかなり時間がかかってしまうのです。

・大人・・・5時間程度
・新生児・・・100時間
・乳児・・・14時間

お母さんがカフェインの量を気を付けるとともに、赤ちゃんの様子もしっかり見てあげることが大切です。

・寝つきが悪くなった
・寝ぐずりがひどい
・眠りが浅い
・泣き止まないことが増えた
・落ち着きがなく興奮した様子がみえる
・下痢

このような症状があらわれた場合は、赤ちゃんにカフェインの影響が出ている可能性があります。

しばらくはカフェインの摂取を控えてみることをおすすめします。

抹茶に含まれる栄養と3つのうれしい効果

カフェインが気になる抹茶ですが、正しい量であれば授乳中のお母さんでも飲むことができます。

抹茶にはミネラルやビタミンがバランスよく含まれており、授乳中のお母さんにもうれしい効果が期待される食品です。

<抹茶に含まれる栄養(100g中)>

カリウム・・・2,700mg
カルシウム・・・420mg
マグネシウム・・・230mg
リン・・・350mg
βカロテン・・・29,000µg
レチノール・・・2,400µg
ビタミンE・・・28.1g
ビタミンK・・・2,900µg
ビタミンB1・・・0.60mg
ビタミンB2・・・1.35mg
ビタミンB6・・・0.96mg
葉酸・・・1,200µg
ビタミンC・・・60mg

参照_文部科学省|食品データベース

これらの栄養素のほかに、カテキンやサポニンといった注目の成分も含まれていて、様々な効果が期待できると注目されています。

アンチエイジング効果

抹茶に含まれるカテキンには強い抗酸化作用があります。

肌の老化の原因と言われる活性酸素を除去し、若々しい肌や髪の毛をキープする働きが期待されます。

慣れない育児で自分のことは後回し、というお母さんにもうれしい効果ですね!

ダイエット効果

抹茶には食物繊維が豊富に含まれていて、お腹の調子を整えて痩せやすい体質へと導いてくれます。

カフェインにも血行促進や代謝アップの効果があるので、抹茶を飲むことでダイエットのサポートに役立ちます。

なるべく早く妊娠前の体重に戻したいという授乳中のお母さんにおすすめです。

デトックス効果

授乳中は何かとむくみが気になる時期でもあります。

抹茶に含まれているカリウムは、体内の塩分濃度を調整し、むくみの原因となる塩分を上手に体外に排出する作用があります。

また、抹茶に含まれるクロロフィルには血液の流れをスムーズにする働きがあり、リンパに溜まりがちな老廃物を体外に排出するサポートもしてくれます。

まとめ

抹茶はカフェインの量にさえ気を付ければ、授乳中でも問題なく飲むことができます。

ただの嗜好品というだけでなく、授乳中のお母さんにもうれしい効果がある抹茶は、量に気を付けて取り入れたい飲み物ですよね!

授乳中に抹茶を飲む場合は、

・1日のカフェイン摂取量に気を付ける
・飲みすぎには注意!
・赤ちゃんの様子もよく見て

この3点に気を付けてくださいね。

抹茶味のお菓子も、量に気を付けておいしくいただきましょう。