うどん、そば、素麺、冷麦、パスタなどいろいろな麺がありますが、それらを作るとき便利なのが乾麺。
麺には、生麺と乾麺があり、生麺は製麺した生の麺、もしくは蒸したりゆでたりしている麺で保存期間が短くなります。
また生麺とは違って、製麺後に乾燥して作られたのが乾麺。
乾麺は保存期間が高いのが特徴で、保存食として常備している方も多いですね。
ご飯がないときに、すぐに食べられる便利な食材です。
生麺は、保存がきかないですが乾麺は、開封後どのくらい保存が可能なのでしょうか?
ここでは、麺の正しい保存方法、消費期限、おすすめの麺を使ったレシピを紹介します。
目次
麺はどのくらい日持ちする?賞味期限は1~2年!
麺はいろいろ種類がありますが、その中でもうどん、冷麦、そうめん、この3つは同じ原料で作られています。
原料は、小麦粉、水、塩の3種類で、麺の太さと製法によって、3つは違いがありますが、基本的な原料は一緒なのは驚きですね。
生麺は保存期間が短いですが、乾麺は1年~2年の保存期間がメーカーで決められていて、長期間の保存が可能。
パスタの場合はもっと長く、2~3年の保存期限が決められています。
ただしこの期間は、開封前の賞味期限で、開封後は短くなりますし、正しい保存方法で保存しないと傷んでしまいます。
また、原料に小麦粉が入っていますのでカビや虫がつく可能性もあります。
購入する時は、すぐに使う場合は生麺でもいいですが、長期間保存食として保存したい場合は、乾麺の賞味期限が遠いものを選んで買いましょう。
麺の保存方法!
以前、生麺の保存方法と保存期間を詳しく紹介していますので、ここでは乾麺の保存方法を紹介します。
開封前、開封後の正しい保存方法を紹介しましょう。
麺の正しい冷凍保存方法
乾麺は、そのままの状態では冷凍保存にむいていません。
冷蔵か常温で保存してください。
乾麺をゆでた状態でしたら、冷凍保存が可能。
ただし、硬めにゆでるかゆでた後に少量のあぶらに絡めて、水分が抜け出るのを防いで冷凍するなど工夫が必要。
1食分を小分けにしてラップにいれ、冷凍用の保存袋に入れて保存しましょう。
なるべく早めに食べるようにしてください。
保存としては、乾麺の状態は保存性が高いのでゆでて冷凍する必要はないのですが、作りすぎてしまったときなどは冷凍してください。
食べるときはさっとゆでるだけで食べられますが、多少食感が変わることがあります。
麺の正しい冷蔵保存方法
乾麺は開封する前は、常温で大丈夫ですが、一度開封したものはカビや虫がつかないために冷蔵庫で保存してもいいですね。
乾麺の保存するときに大切なのは、湿気です。
湿気るとせっかくおいしい乾麺の味が落ちますし、カビの原因となります。
冷蔵庫で保存するときも、密封できる保存容器に入れて湿気が入らないようにして冷蔵庫で保存。
また乾麺の特性として、匂いが移りやすいという特徴があるので、密封容器に入れる必要があります。
乾麺の中でも、冷麦や素麺は虫がつきやすいので冷蔵庫での保存がおすすめです。
その他の方法
乾麺は、開封する前なら常温保存で大丈夫。
ただし、湿度が低く風通しがよく、光があたらない冷暗所で保存してください。
湿度が60%以上のところに置くと、カビが生えたり湿度を吸収して湿気ってしまったりしまいます。
開封後は1~2週間以内に食べるのがおすすめ。
開封後は密封容器に入れて、湿気や匂いが入らないように保存してください。
乾麺を開封するときは、袋の長い部分を縦に開封するのがおすすめ。
開いた分を折って輪ゴムなどでとめて、保存容器に入れて保存するのがいいですね。
ワンポイントアドバイス
乾麺は開封前、開封後も常温での保存が可能ですが、素麺や冷麦は虫がつきやすい特性があるので、冷蔵庫がおすすめ。
麺は種類によって賞味期限に違いがあります。
一番長い素麺は2年、冷麦は1年半、うどんやそばは1年。
小麦粉を使用した麺は、太くなるほど賞味期限が短くなりますね。
素麺の中でも手延べ素麺はまた別で、保存期間が長くなるほど味がよくなるといわれています。
長期間保存することで、乾燥して麺が固くなり食感がよくなっておいしく感じます。
また、乾麺の中でもパスタは賞味期限が長く2~3年は保存が可能です。
麺を使った4つのメニュー
麺はいろいろな種類がありますが、そのなかでもおすすめのメニューを紹介します。
カルボナーラ
スパゲッティの中でも人気の高いカルボナーラのレシピです。
【材料】
スパゲッティ 400g
★ 卵 4個分
★ 生クリーム 1カップ
粉チーズ大さじ6
こしょう 少々
ハム 8枚
パセリのみじん切り少々
① ネットにサラダ油と塩少々を入れて、スパゲッティを規定時間より1分短くゆでます。
② ハムは細かく切って、★の材料と混ぜ合わせます。
③ スパゲッティのお湯を切って、薄くサラダ油を敷いたフライパンに入れます。
②を加えて強火にして混ぜながら20秒炒めて出来上がり。
④ 器にもってパセリをのせます。
ハムはベーコンに変えてもおいしいですね。
ピーマンとザーサイの味噌ラーメン
【材料】
中華生麺4玉
ザーサイ1/2個
豚桃薄切り肉 180g
ピーマン4個
ごま油 大さじ1
★ 中華風だしの素 大さじ5
★ すりごま 大さじ8
★ みそ 大さじ8
★ 豆板醤 小さじ2
★ 醤油 大さじ1.5
片栗粉 大さじ1
① ザーサイは塩抜きして千切りにします。
豚肉とピーマンも千切りにします、
② ごま油を熱して豚肉をいため、火が通ったらピーマンとザーサイを炒めます。
塩コショウで味を整えます。
③ 鍋に水10カップと★の材料を入れて、強火にかけます。
混ぜながら煮立てて、水溶き片栗粉をいれてとろみをつけます。
④ 麺をゆでてよく水を切り器に盛ります。
③をかけて②をのせて出来上がり。
山菜冷やしそば
【材料】
干しそば 320g
山菜ミックス 400g
大根1/4本
めんつゆ 適量
① 山菜ミックは市販のものでOK。
ザルにあげてさっと洗って、水気をきります。
② 大根は皮をむいてすりおろして、かるく水気を切ります。
③ そばはゆでて流水でしめて、水気をきります。
器にもって山菜、大根おろしをのせてめんつゆをかけて出来上がり。
そうめんのビーフン
【材料】
そうめん 300g
豚薄切り肉 150g
ザーサイ 20g
にんじん 3cm
キャベツ 200g
ごま油 大さじ1/2
① 素麺は規定時間よりも硬めにゆでます。
水にとってもみ洗いしてよく水気をきります。
② 豚肉、ザーサイ、にんじん、キャベツを全て細切りにします。
③ フライパンにごま油を入れて熱し、②を炒めます。
醤油と酒各大さじ1で味付け。
素麺を加えて焦げ付かないようにいためて、塩コショウで味をつけて出来上がり。
麺の作り置きメニュー
麺の作り置きメニューは、のびたり乾燥してくっついてしまう可能性があるので工夫が必要、おすすめの麺の作り置きメニューを紹介します。
サラダスパゲティ
【材料】
サラダスパゲティ 100g
きゅうり 1/3
ささみの缶詰 半分
大葉 2枚
マヨネーズ 大さじ2
塩コショウ 少々
醤油 少々
① サラダスパゲティをゆでます。
② きゅうりと大葉を細かくきり、ささみは水を切っておきます。
③ 茹で上がったスパゲティを冷水でしめ、水気をきります。
④ 醤油以外の材料を全部ボールに入れて、混ぜます。
⑤ 味を見ながらお好みで醤油をたらして出来上がり。
まとめ
麺、特に乾麺の正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューについて紹介しました。
麺は保存するときは、湿気と匂い、虫がつかないように保存するのが大切。
開封後は必ず密封容器に入れて、匂いが強いものは避けて保存しましょう。
湿気が多い季節は冷蔵での保存がおすすめ。
特に素麺や冷麦は、小麦粉を作っていて虫がつきやすいので、密封容器に入れて冷蔵庫で保存してください。