妊娠中は色々なトラブルに見舞われる妊婦さんが少なくありません。
便秘や貧血などは妊娠中のトラブルで多く見られるものです。
また、風邪をひきやすくなったり、立ちくらみやなどのトラブルが出ることも。
実は妊娠中になりやすいトラブルの中に、水虫があるのをご存知ですか?
妊娠中は普段よりも水虫になりやくすなっているのです。
ではなぜ妊娠中に水虫になりやすくなってしまうのでしょうか。
妊婦が水虫になる原因を3つご紹介します。
・免疫力の低下
・足の蒸れ
・フットネイル
妊娠中に水虫になってしまうなんて嫌ですよね。そんな嫌な水虫にならないための予防法は3つあります。
・足を清潔に保つ
・足を乾燥させる
・公共の場のスリッパを履かない
これらのことを守って水虫にならないように注意しましょう。
しかし、もし水虫になってしまったらどうしたら良いのでしょうか。
胎児への影響も心配です。
この記事では水虫を治す方法も3つご紹介します。
・薬を使う
・お酢で殺菌する
・にんにくで殺菌する
もしも水虫になってしまったらこの3つの方法で治してください。
目次
免疫力低下のせい?妊婦が水虫になりやすい原因
水虫というとおじさんがなる病気だと思っている方も多いのではないでしょうか?
ところが実は女性と男性の水虫の割合は同じと言われています。
そして女性の中でも、妊婦の実に20%が水虫を発症しているというデーターがあるくらい、妊婦は水虫になりやすいのです。
それでは水虫になってしまう原因はなんなのでしょうか?
・免疫力の低下
特に妊娠中はお腹の赤ちゃんを母体が攻撃して排除してしまわないために妊婦さんの免疫力は低下しています。
免疫力が低下しているということは、外からくる悪い菌にも攻撃する力が弱まっているということ。
そこで水虫菌に感染してしまうと、菌を殺す力が弱まっている妊婦は水虫を発症してしまいやすいのです。
・足の蒸れ
水虫の原因の大きなものに足の蒸れがあります。
長い時間靴を履きっぱなしでいると、足に汗をかいて蒸れてしまいますね。
水虫菌はカビ菌ですので湿気が大好き。
蒸れた足では元気に繁殖し水虫を発症させてしまいます。
・フットネイル
女性の間で流行しているジェルネイルですが、このフットネイルが水虫の原因になることがあるんです。
マニキュアと違ってジェルネイルは数ヶ月間落ちずにつけっぱなしにできます。
それがジェルネイルの利点ではある反面、ずっと爪にネイルをつけていることで自爪とジェルの間に白癬菌が繁殖してしまうことに。
すると爪に白癬菌が繁殖し、「爪白癬」という爪の水虫を引き起こすことがあるのです。
爪白癬は「爪水虫」と呼ばれることも。
ネイルは綺麗ですが、長期間つけたままにするのはやめて1ヶ月ごとに付け替えるか、たまには裸爪にしておいて爪を休ませましょう。
水虫になりたくない!水虫を予防する方法
妊娠中は水虫になりやすい状態にあるので注意が必要です。
特に長時間靴をはいて、フットネイルをしている方は要注意。
水虫は完治するのが大変ですからなる前に予防したいですよね。
以下で水虫の予防策を3つご紹介します。
・足を清潔に保つ
足が蒸れていたり不潔になっていると水虫菌は繁殖します。
足を常に清潔に保っていれば水虫にはなりにくいです。
こまめに足を洗ったりして清潔な状態を保ちましょう。
お風呂の際には足の指の間もきちんと洗って清潔にしておきましょうね。
・足を乾燥させる
先に触れたとおり、水虫菌は湿気が大好きです。蒸れっぱなしですと繁殖してしまいます。
そこで水虫を予防したければなるべく足を乾燥させておくこと。
清潔に洗った後はタオルでよく水気を拭いて乾かしておきましょう。
靴を長時間履きっぱなしにしていると汗で蒸れてしまいます。
時々脱いで汗を飛ばしたり、サンダルなどの風通しの良いものを履くと良いですね。
・公共の場のスリッパを履かない
公共のスリッパは水虫菌を持っている人が履いたかもしれません。
水虫菌がうつらないように履かない方が良いですね。
どうしても履く時は靴下を履くようにしましょう。
スリッパに限らず、プールサイドや温泉のバスマットなど裸足でのる公共のものは注意が必要です。
もしなってしまったら?水虫の治し方
予防していても水虫になってしまったら、どうしたら良いのでしょうか。
水虫の治療方法は大きく分けて3つあります。
・薬を使う
一番一般的なのが、病院でも市販薬でも良いですが薬を使うこと。
水虫菌はカビ菌ですので、きちんと全部殺菌することが大事です。
医師の指示や薬の表記に従って完治まできちんと続けましょう。
少し良くなって来たからと言って途中で薬をやめると再発してしまいます。
きちんと最後まで薬を使ってください。
ただし、使用できるのは抗真菌薬です。
塗り薬でしたら特に影響はありませんが、内服薬は胎児に影響を及ぼしかねません。
医療機関では処方されないでしょうが、万が一処方されてしまった場合はまずは胎児への影響を第一に考え、内服薬は控えておきましょう。
・お酢で殺菌
実は水虫はお酢の力で殺菌することができます。
病院に行かなくても自宅で手軽にできるのが良いですね。
やり方は、お酢を人肌に温め、そこに足を10分程度浸し足を水で流してよく拭いて乾かす。
これを毎日の入浴後に1週間程度行います。
薬で治療するよりも効果があるとも言われています。
・にんにくで殺菌
お酢と同じようににんにくも強い殺菌作用があるので水虫の治療に使えます。
にんにく1かけをおろし金ですりおろし水虫の部分に塗ります。
10分ほどたったら水で流し石鹸等でよく洗っておきましょう。
この方法は皮膚に痛みを感じることも。
妊娠中は皮膚も敏感になっていますので、皮膚がヒリヒリしてしまった場合はすぐににんにくを落として洗ってください。
妊婦がなりやすい水虫、しっかり予防して!
妊婦は水虫になりやすい原因が3つありました。
・免疫力の低下
・足の蒸れ
・フットネイル
妊娠中の免疫力低下から普段以上に気をつけないと水虫になりやすいのです。
そんな嫌な水虫を防ぐ方法は3つあります。
・足を清潔に保つ
・足を乾燥させる
・公共の場のスリッパを履かない
この3つに注意して水虫にならないようにしましょう。しかし、もし水虫になってしまった場合は3つの治し方を試してみてください。
・薬を使う
・お酢で殺菌する
・にんにくで殺菌する
この方法で最後まできちんと水虫を完治させることが大事です。