赤ちゃんは桃をいつから食べて大丈夫?下痢やアレルギー4つの注意点

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初夏がやってくると、食べたくてしょうがなくなる果物があります。

それは、ジューシーで甘くて、まろやかな食感のあの果物。

そう、ほっぺたが落ちてしまいそうなほど美味しい

あのとろけるような食感と甘さ……ああ、早く夏にならないかな……と、桃を思い出すたびに思ってしまうほど好きなのです。

2歳になる息子も私と同じように桃のとりこになっているので、ふたりで「モモ、モモ!」と言いながらスーパーに買いに行ったりしています。

そんな私たちをとりこにする桃ですが、いったいいつから赤ちゃんは食べてもいいのでしょうか?アレルギーの心配はないのでしょうか?

赤ちゃんに初めて食べさせるものって、大丈夫だろうかと慎重になってしまいますよね。

この記事では、そんな疑問を解決するのはもちろんのこと、桃について詳しくご紹介します。

ポイントは全部で6つです。

  • 桃はどんな果物?
  • 赤ちゃんは桃を何カ月から食べられる?
  • 桃を食べさせるときの4つの注意点
  • 桃の上手な剥き方
  • 桃の保存方法
  • おすすめ桃レシピ3選

最後まで記事を読んでいただければ、桃に関してかなり詳しくなっているはずです。

桃好きさんはもちろんのこと、ちょっと桃は苦手だなと感じているかたも、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

桃はどんな果物?

まずは桃がどんな果物なのかを知っておきましょう。

桃の原産国は中国。バラ科のモモ属に分類されます。

日本の主な産地は、山梨県、福島県、長野県。

甘くてジューシー、口当たりがなめらかな日本の桃は、海外からも高く評価されています。

スーパーなどに出回る時期は7月~9月。

桃の種類:『白桃』『白凰』『黄金桃』『浅間白桃』『あかつき』など。
桃の栄養素:食物繊維、カリウム、カテキン、ナイアシン
桃の効能:便秘改善、美容効果、高血圧や動脈硬化予防、脳梗塞や心筋梗塞予防、冷え性の改善、二日酔いの予防、がん予防、老化防止

赤ちゃんは桃をいつから食べられる?

離乳食初期の生後5、6か月ごろから食べさせることができます。

桃は食物繊維が豊富で便秘防止になり、甘味も強く、赤ちゃんの離乳食には適している食材です。

離乳食初期の段階では固形で与えることは避け、桃の果肉をすり下ろしたものを与えるようにしましょう。

歯の生え方や、もぐもぐの仕方などを見ながら、最初は1㎝角、次は2㎝角と、大きさを増していくようにすると安心です。

桃は果物なので加熱しなくても食べさせられますが、気になるようでしたら一度熱をいれても問題ありません。

桃を食べさせるときの4つの注意点

①桃にアレルギーはある?

桃はアレルギーになる可能性が高い食材になります。

アレルギーを起こす可能性のある20品目の中に入っている食材なのです。

桃を食べると口がかゆくなったという話を聞いたことがある方、いらっしゃるかもしれません。

桃を食べてアレルギー反応を起こすと『口腔アレルギー症候群』という、口の中や喉にかゆみがおこる症状がでるのです。

他には下痢や嘔吐などが起こる可能性もあります。

赤ちゃんに食べさせるときは、口の周りや中に変化がないか、充分に見守ることが大切です。

②加熱はしたほうがいい?

果物は加熱の必要がないとされていますが、桃は非加熱よりも加熱したほうがアレルギー反応はでにくいとされています。

電子レンジで少し温めてから与えると、アレルギーの不安が少し和らぐので、気になる方は加熱をしておくと安心です。

桃は加熱して風味が損なわれることはありません。逆に加熱することで甘味が増します。

③桃缶は与えても大丈夫?

桃の缶詰は甘くて美味しくできていますが、その分、糖分が多く含まれています。

赤ちゃんのうちから砂糖の甘さに慣れてしまうと、離乳食が進みにくくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

また、缶詰には添加物が多く含まれているものもあるので注意が必要です。

「缶詰じゃない桃は甘味が少ないから食べない」「野菜は甘くないから嫌だ」など、砂糖の甘味に早くから慣れさせると偏食になってしまうかもしれません。

赤ちゃんには、果実や野菜、お肉、お魚、本来の甘さをまずは覚えてもらうようにしましょう。

また、幼いころからの糖分の摂りすぎは、肥満や糖尿病などの生活習慣病になってしまう可能性が増します。

なるべく、できれば離乳食完了するまでは、桃の缶詰を与えるのは控えるようにしましょう。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でフルーツ缶詰めはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

④初めて食べさせるときは平日の午前中に。

桃はアレルギー反応が出やすい食材です。

初めて食べさせるときはスプーン1杯~2杯にしましょう。

口が痒くなったりする軽度のアレルギー症状だけではなく、意識障害、呼吸困難などの重篤な症状が出てしまう可能性もあります。

そんなときにすぐ対応してもらえるように、初めて桃を食べさせるときは、平日の午前中、病院が開いている時間にしたほうが安心です。

休日や夜間だと診療してもらえる時間に驚くほどの差がでます。

場合によっては命の危険に晒されることになってしまいかねませんので、必ず早く受診できる時間帯を選んで食べさせてくださいね。

ちなみに名前も見た目も似ているスモモは、酸味が強い特徴があるので離乳食には向いていません。

もしも食べる際にはアレルギーの心配もあるので、加熱をして様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

桃の上手な剥き方・切り方&保存方法

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※この方法は、熟していない桃だと上手くいかない場合がありますのでご注意ください。

①桃を洗う。

柔らかくなり食べごろになった桃を優しく擦るように水洗いします。

②桃を種に添って切っていく。

桃に包丁を縦に入れます。

種に当たったら、そのまま桃をぐるりと回して切り込みを入れます。

③桃をねじる

切り込みを入れた桃を両手で持ってねじります。

ねじったらゆっくりと2つに割ってください。

④種を取る

手でつまんでとれる場合もありますが、無理なときはスプーンなどを使用してとります。

⑤桃を切る

くし形に切り分けましょう。

⑥桃の皮を剥く

こちらも種同様に指先で抓めばとれる桃もありますが、そうではない場合は包丁でリンゴのように剥きましょう。

桃の保存方法

桃は冷やしすぎると甘味が落ちてしまうので、食べる2、3時間前に冷蔵庫に入れるのがおすすめ。

軽く触れてやわらかいなと感じれば食べごろの桃です。

かたい桃は新聞紙などで包んで風通しのよい場所で常温保存しておくと、やわらかくなります。

熟しすぎた桃はすぐに傷んでしまうので、早めに食べるようにしましょう。

関連記事⇒赤ちゃんはジャムをいつから食べて大丈夫?2つの注意点とおすすめレシピ

おすすめ桃レシピ3選

①桃ヨーグルト(離乳食初期~後期)

すり下ろした桃をプレーンヨーグルトに加えるだけです。

乳酸菌もとれて一石二鳥。おやつにオススメの一品です。

②サツマイモと桃のサラダ(離乳食中期~後期)

サツマイモを茹でて1㎝角に切る。

桃も同様に切り、混ぜ合わせてできあがり。

サツマイモの代わりにジャガイモやニンジンなどでもできます。

③桃とチーズのサンドウィッチ(離乳食後期)

サンドウィッチパンにお好みのチーズ(クリームチーズなど)を塗り、薄く切った桃を乗せます。

パンをもう1枚かぶせて、ひとくちサイズや適当な大きさに切れば出来上がり。

※チーズのかわりに、水切りヨーグルトを使っても美味しいですよ。

桃を上手に活用しましょう。

アレルギー症状には気を付けないといけませんが、桃は離乳食初期から食べさせることができて良い効果がたっぷり。

積極的に赤ちゃんに食べさせてあげたい食材のひとつです。

ぜひ桃の切り方をマスターして、赤ちゃんに桃の美味しさを教えてあげてくださいね。