赤ちゃんの離乳食で餅はいつから食べて大丈夫?注意点ともちレシピ

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年末年始になると、店頭でよく見かけるもち。

季節を味わうことができ、ごはんにもおやつにもなりレシピは色々ですね。

ただ、毎年と言っていいほど耳にするもちによる窒息事故。

赤ちゃんにはちょっと危険なイメージがありますよね。

食べるとしたら、いつ頃から、どのようにしたら良いか気になったことはありませんか?

そこで今回はもちについて。

記事のポイントは2つです。

  • 赤ちゃんはいつからおもちを食べて大丈夫?
  • おもちを食べる時の注意点

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

目次

赤ちゃんはいつからおもちを食べて大丈夫?

もちを食べられるようになるのは3歳頃からです。

この3歳頃と言える理由が2つあります。

1つ目は、乳歯が奥まで生えそろう時期ということです。

乳歯で1番奥の、第2乳臼歯が生えてくるのが3歳頃です。

乳臼歯が揃ってくると、たいてい大人と同じような食べ物でも噛むことができるようになります。

2つ目は、「よく噛んで」「落ち着いて食べて」など注意が理解できるようになってくるということです。

大人でも詰まらせることがあるものなので、いくら小さく切るなど工夫をしても子ども自身にも食べ方を注意してもらわないといけません。

この声かけが理解でき、実践できるかを見極めてから与えるようにしましょう。

この他にも、子どもの食欲や好みなども併せて食べられる時期を考慮する必要があります。

もちを食べる時の4つの注意点

体や精神面が発達し実際にもちを食べる時に、より安心して食べるために気をつけておいてほしいポイントが4つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

小さく切る

よく噛まないまま飲みこんでしまうと、のどに詰まる原因になってしまいます。

どんな食材にも共通しますが、子どもの食事を用意するときには、噛みやすく飲みこみやすいよう、あらかじめ小さめに切っておきましょう。

のどを湿らせる

先に水分をのどに通しておくと粘膜が潤い、食べ物の通りが良くなります。

お雑煮やおしるこなどの水分も一緒に摂れるようなメニューを取り入れたり、お茶を用意しておくなど、もちを食べる前にのどを湿らせるように工夫しましょう。

食べている間はそばで見守る

子どもがもちを食べている間は、そばで落ち着いてよく噛むように促し、食べ具合を見守りましょう。

一人で食べられるようになるとちょっと席を外してしまうこともありますが、詰まりやすいもちの場合は一口、一飲みに注意が必要です。

おもちが詰まった時の対処法を知っておく

どんなに気をつけていても、もちを詰まらせてしまう可能性は誰にでもあります。

万が一の時のために、食べものが詰まってしまった時の対処法を紹介します。

突然声を出しにくそうにしたり、首を抑える、顔や唇の色が悪くなってきたなど場合は窒息の可能性があります。

意識がある場合

・背部叩打法(はいぶこうだほう)

①片腕に対象の子どもをうつ伏せにのせて、手のひらであごを支えつつ頭部を体よりも低くします。

②もう一方の手の平の根本部分で、背中の真ん中を数回強めに叩きます。

・腹部突き上げ法 ※乳児/妊婦には禁止※

①対象の子どもの後ろから、抱き付くようにウエストあたりに手を回します。

②一方の手で握りこぶしをつくり、へそとみぞおちの間あたりに当てます。

➂もう一方の手で握りこぶしを覆いこみ、すばやく手前上向きに圧迫するように突き上げます。

意識がなくなってきた場合

・心配蘇生法の手順を開始します

①反応を確認する

応答やしぐさがない場合

②119番通報

➂呼吸を確認

胸、腹部の動きを見て、正常な呼吸がない場合

④心臓マッサージを行う

場所:胸の真ん中

強さ:胸の厚さの約1/3が沈むように(小児の場合)

速さ:1分間に100~120回のペースで

人工呼吸ができる場合

①気道確保

片手で額を抑えながら、もう一方の手の指先であごの先端を持ち上げる

②心臓マッサージ30回(100~120回/分のペース)+人工呼吸2回(1回1秒かけて)

これを繰り返す

参考_救急蘇生法|日本医師会

 

1歳未満の乳児の場合は腹部圧迫法が異なり、片手で後頭部を支えながら心臓マッサージと同じ要領で胸部を圧迫して、背部叩打法と交互に行います。

参考_こどもの事故と対策|日本小児科学会

乳幼児はもち以外の食べ物やおもちゃなど、窒息の危険がたくさんあります。

事前に予防することがもっとも大切ですが、起こった時の対処法も覚えておきましょう。

まとめ

もちを食べられるようになるのは、乳臼歯が生えそろい、「よく噛む」「落ち着いて食べる」などの注意ができるようになる3歳頃からです。

もちを食べるには、調理の工夫だけでなく子ども自身の食べ方や注意も必要になってきます。

発育や理解力、食べ方を見極めてから与えるようにしましょう。

実際にもちを食べる時には、小さく切って、水分で喉を湿らせておくようにし、そばで声かけしながら見守り、窒息を予防しましょう。

また、万が一のどに詰まった時のために、窒息時の対処法を知っておくことも大切です。

おいしいもちですが、子どもに食べさせるにはいくつかの配慮が必要です。

子どもの安全のために、十分な準備、管理の元食べさせるようにしましょう。