妊娠してつわりが始まったとたんに、食べられるものが限られてしまった、という人は少なくありません。
味覚の変化には個人差がありますが、さっぱりしたものばかりが食べたくなったという人は多いです。そんな時のお助け食材が『もやし』です。
ゆでても炒めてもおいしくいただけるもやしは、つわり中でも食べやすい食材のひとつではないでしょうか。
つわり中でも安心してもやしを食べたい!という人のために、
・つわり中にもやしを食べたい!たくさん食べてもいい?
・つわり中のもやし、気を付けることを知りたい!
・つわり中におすすめ!おいしいもやしの食べ方
私もつわり中は短時間でパパッと作ることができるもやしは、よく食卓に登場していました。
もやしは栄養がなさそうなイメージもありますが、つわり中でも安心してもやしを取り入れられるように、つわり中のもやしの取り入れ方について詳しく調べてみました。
参考にしてみてくださいね。
目次
つわり中にもやしを食べたいけどたくさん食べても大丈夫?
価格も安く、1年を通して購入することができるもやし。
つわり中に限らず、もやしは家計のお助け食材としても注目されています。
つわりが始まるとさっぱりしたものが食べたくなり、もやしばかり食べている、という人もいるかもしれませんが、つわり中でももやしは安心して食べることができるのでしょうか。
もやしは栄養がなさそうなイメージがありますが、そんなことはありません。つわり中でもたっぷり食べてくださいね。
もやしは栄養がないなんて嘘!
『もやしっ子』などという表現があることや、色白で細い見た目から、もやしには栄養が少ないイメージがありますよね。
しかしもやしは見た目とは違い栄養たっぷりの野菜なのです。
・葉酸
・ビタミンB群
・亜鉛
・食物繊維
緑黄色野菜に比べると、ビタミンやミネラルの含有量は少ないですが、注目は葉酸です。
妊娠期に必要不可欠な葉酸が、比較的多く含まれていることが特徴です。
もうひとつ注目成分が『モリブデン』という栄養です。
モリデブンは緑豆もやしに含まれている栄養素で、鉄分の作用を促す働きがあり貧血予防の効果が期待されています。
もやしは妊婦に嬉しい効果がたくさん!
もやしはあっさりとした風味とシャキシャキとした食感が特徴の野菜です。
一見何の効果や効能も期待できなそうですが、妊婦さんにもうれしい効果がたっぷりです。
・貧血予防
・疲労回復
・整腸作用
・皮膚や筋肉を正常に保つ作用
貧血予防に関しては先の項目で少し触れましたが、もやしに含まれる葉酸にも貧血を予防する働きがあります。
また、アミノ酸の一種『アスパラギン酸』は疲労回復に役立ちます。
つらいつわりや体の変化などで疲れやストレスを感じやすかったり、便秘や肌荒れに悩まされたりする妊婦さんも少なくありません。
もやしを食べることで、妊娠中のトラブルを軽減することにつながります。
つわり中に安心してもやしを食べるための3つの注意点
つわり中にもたっぷりもやしを食べたい!つわりがつらくてもやししか食べたくない!という人もいると思いますが、より安心してもやしを食べるためにはいくつかの注意点に気を付けながら食べることをおすすめします。
ここでは3つの注意点を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- しっかり洗ってから調理しよう!
- 新鮮なもやしを食べよう!
- ほかの食材と組み合わせてバランスよく食べよう!
もやしはよく洗ってから調理するのがおすすめ!
もやしは水耕栽培で、工場で一度にたくさんのもやしが作られています。
もやしは日光に当てずに成長させることで色白になるのですが、水耕栽培であることや日光に当たらないことなどが理由で、雑菌の繁殖が進みやすいといわれています。
水耕栽培=無菌のようなイメージもありますが、もやしを含む水耕栽培されている野菜は、雑菌が繁殖しやすいようです。
もやしは袋からあけてそのまま洗わずに使うという人もいるかもしれませんが、調理する前にしっかり洗うことをおすすめします。
妊娠中は免疫力が低下しているため、少量の雑菌で食中毒のような症状が出てしまうことがあります。
つわりの症状と合わせて食中毒の症状まで出てしまうと、母体の体力の低下にもつながってしまいます。
防ぐことができることはしっかり防ぐということが大切です。
もやしは新鮮なうちに食べるようにしよう!
もやしは傷みやすい野菜のひとつです。
安いからといってたくさん購入しても、気がついたらもやしの色が変わっていたりもやしから水分が出ていたりと、もやしが傷んでしまい食べられなかったという経験をしたことがある人もいるでしょう。
もやしの賞味期限は大体2日から3日ですが、購入したらなるべく早く食べることをおすすめします。
傷んだもやしを食べてしまうと、
・腹痛
・下痢
・おう吐
など食中毒に似た症状が出ることがあります。
傷んだもやしは食べないようにしましょう。できればもやしの鮮度を長持ちさせたいですよね。
もやしの鮮度を長持ちさせるには、ちょっとしたコツがありますよ。
<冷蔵保存する場合>
- 軽く水洗いしたもやしをタッパーに移し、もやしがかぶるくらいの水を入れます。
- もやしが空気に触れないようにラップで覆います。
- このまま冷蔵庫で保存します。
- 毎日水を変えれば1週間ほど日持ちします。
<冷凍保存する場合>
- もやしの封は開けずにそのまま冷凍庫で保存します。
- 使いかけのもやしは軽く洗って水気を取り、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍します。
- もやしを使うときは、もやしをさっと洗ってから凍ったまま加熱調理に使いましょう。
- 冷凍保存したもやしは3週間ほどで食べきりましょう。
もやしだけでなくほかの食材を組み合わせよう!
もやしは栄養がないわけではありませんが、緑黄色野菜に比べるとやはり栄養価は劣ります。
もやしだけを食べ続ける食生活は、つわり中とはいえあまりおすすめできません。
つわりでもやししか食べられない場合は仕方がありませんが、ほかにも食べられる食材があれば、もやしだけを食べることがないように気を付けましょう。
肉やほかの野菜を組み合わせて栄養バランスを整えることも大切です。
つわり中でも食べやすい!おすすめのもやしの食べ方
つわり中はさっぱりしたものがおいしく感じる人もいれば、こってりした味付けを好むようになる人など様々です。
どちらのタイプの人でもおいしくいただける、おすすめのもやしの食べ方を紹介します。
サッと手軽に作ることができるので、つわりがつらい時期にもおすすめですよ。
参考にしてみてくださいね。
もやし+梅でさっぱりテイストに!
もやしは和え物にもおすすめの野菜です。
和える食材によっていろいろな味わいが楽しめるのももやしの魅力ですよね。
つわり中はさっぱりしたものや酸味のあるものが食べたくなる妊婦さんも多いですが、そんな人におすすめなのがもやしの梅和えです。
ゆでたもやしに梅肉とめんつゆで和えるだけの簡単レシピです。
ご飯のおかずにもぴったりですし、うどんやそうめんのトッピングにしてもおいしいですよ。
ゆでた鶏のささみやきゅうりをプラスするのもおすすめです。
もやしのとんぺい焼きでボリューミーに!
もやしをとんぺい焼きの具にすれば、ボリューミーで食べごたえ抜群のおかずになりますよ。
もやしは手で握ってある程度細かくしておくと食べやすくなります。
もやしはレンジで1分半ほど加熱しておきましょう。
豚肉はもちろん、牛肉でもおいしくいただけます。
食事代わりにするなら、中華めんを一緒に包めば食べごたえのある一品になりますね。
もやしはヘルシーなので、こってりしがちなとんぺい焼きもさっぱりと食べることができるのでおすすめです。
もやしとショウガのスープで体を温める!
妊娠中は体を温めることが大切です。
つわり中も冷えが症状を重くすることもありますから、温かい食事を摂ることはとても大切なことです。
そこでおすすめなのが、もやしとショウガのスープです。
スープのベースは鶏ガラでも和風だしでもお好みのものでOKです。
ショウガをたっぷり入れることで体を温めることができますよ。
具材はもやしだけでなく、鶏ひき肉や春雨、チンゲンサイなどお好みでプラスしてくださいね。
まとめ
つわり中にさっぱりしたものが食べたい!という人にぴったりのもやし。
レシピのバリエーションも広く、私もつわり中によくもやしを食べていました。
たくさん食べても栄養価やカロリーの摂りすぎなどが気にならないというところもうれしいポイントです。
つわり中により安心してもやしを食べるなら、
・よく洗ってから調理する
・新鮮うちに食べる
・栄養バランスも考える
などに気を付けて食べるようにしましょう。
もやしはレンジ加熱することもできるので、お湯を沸かすことも億劫なつわりの時でも、手軽に作ることができますよ。
いろいろなもやしレシピでつらいつわりを乗り切りましょう。