妊婦中は麦茶を飲んじゃダメ?妊娠中の麦茶の効果と影響や注意点

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妊娠中は、ホルモンバランスの影響で汗をかきやすかったり、喉が乾くようになります。

また、悪阻で嘔吐を繰り返すと、水分量が不足し脱水症状を引き起こす可能性もあるため、 水分補給はとても大切です。

日本人が暑い日に飲みたくなるものと言えば、『麦茶』と答える人も多いはず。

妊娠前は気にせずに飲んでいた麦茶ですが、妊娠中でも飲んでいいのでしょうか?

結論から言うと、妊娠中でも麦茶を飲んで「大丈夫」!

カフェインフリーでミネラルを多く含んだ麦茶は、妊婦にお勧めの飲み物です。

今回は、妊娠中の水分補給に最適な麦茶の栄養素やその効果と注意点をご紹介します。

・妊娠中に麦茶を飲んでもいいの?
・麦茶の栄養素
・麦茶の効果
・注意!麦茶は身体を冷やす?
・妊娠中にお勧めの飲み物とNGな飲み物

妊娠中は、お腹の赤ちゃんに影響のない飲み物や食べ物を選びたいですよね。

飲み物の中でも『麦茶』は、身体に良い栄養素を沢山を含んでいますし、何よりも経済的でどこでも購入できる手軽さが魅力的です!

目次

妊娠中に麦茶を飲んでもいいの?

麦茶は、赤ちゃんから高齢者の方まで飲める栄養価の高い飲み物です。

もちろん妊娠中でも安心して飲むことができます。

カフェインフリーで安心!

お茶には、興奮作用や利尿作用のあるカフェインや鉄分の吸収を阻害するタンニンが多く含まれていますが、麦茶にはどちらも含まれていません。

カフェインを大量に摂りすぎると、お腹の赤ちゃんに影響し、流産や死産などのリスクがあるという研究結果も報告をされています。

麦茶はカフェインフリーですので、お腹の赤ちゃんにも影響のない飲み物です。

麦茶の栄養素

麦茶に含まれる代表的な栄養素として知られているのが『ミネラル』です。

麦茶の原料となる大麦には、カリウム、ナトリウム、リンといったミネラルが含まれています。

ミネラルは汗をかくことで失われるので、ホルモンバランスの影響で身体が火照り、汗をかきやすくなる妊婦さんにとって麦茶は最適な飲み物と言えます。

ミネラルが不足するとめまいがしたり、疲労感や倦怠感など、身体に悪影響を及ぼします。

麦茶を飲んで、水分補給と同時にミネラルも補給しましょう。

関連記事⇒妊婦にミネラルは必要?摂取量の目安やおすすめ食品と4つの注意点

麦茶の効果と注意点

麦茶には、ミネラルだけでなく、下記の2つの健康効果のある成分も含まれています。

血液サラサラ効果

麦茶には、アルキルピラジンという成分が含まれています。血栓を塞ぎ、血液の流れを良くする働きがあります。

血液がドロドロになって起こる病気の心筋梗塞や脳卒中の予防に効果的な成分です。

血圧を下げる効果

麦茶には、GABA(ギャバ、γ-アミノ酪酸)という成分が含まれています。高血圧の人の血圧を下げる働きや中性脂肪、コレステロール値を下げる働きがあります。

血栓症や動脈硬化の予防に効果的な成分です。

注意!麦茶は身体を冷やす?

麦茶の原料である大麦には、身体を冷やす効果があるので麦茶を冷やして飲むと、体温が下がりやすくなってしまいます。

妊娠中の冷えは大敵ですので、麦茶は常温か温めて飲むようにしましょう。

身体を温める事で免疫機能も高まりますので、免疫力が低下している妊婦さんには特にお勧めですよ。

妊娠中にお勧めの飲み物とNGな飲み物

妊娠中の水分補給に麦茶は欠かせない飲み物です。

しかし、毎日麦茶だとやはり飽きてしまいますし、もともと苦手で麦茶が飲めない人もいるでしょう。

麦茶以外に妊娠中に飲める飲み物はあるのでしょうか?

反対に、妊娠中に飲んではいけないダメな飲み物とは何でしょうか?

それぞれご紹介しますね。

〈妊娠中におすすめの飲み物〉

ルイボスティー

麦茶と同様、カフェインフリーなハーブティーは妊婦にオススメな飲み物です。

ハーブティーと言うと、クセがあるものと思われがちですが、あっさりとしていて飲みやすい特徴があります。

【主な効果】

・美肌

・貧血予防

・浮腫みや冷え解消

・安眠効果

・便秘解消

タンポポコーヒー、タンポポ茶

タンポポの根から作られたカフェインフリーなお茶です。

コーヒーのような黒い色で風味も似ていることから、タンポポコーヒーとも呼ばれています。

タンポポの根から作られているので、植物特有の苦味が特徴です。

【主な効果】

・利尿作用

・浮腫みや冷え解消

・母乳の出が良くなる

・便秘解消

ルイボスティーもタンポポコーヒーも、妊娠中のよくありがちなマイナートラブルを改善してくれる作用があるので、お勧めの飲み物です。

〈妊娠中にNGな飲み物〉

「アルコール」や「カフェイン」、お茶などに含まれる「タンニン」が含まれている飲み物は、お腹の赤ちゃんに影響を与えるので飲むのを控えましょう。

カフェインフリーで栄養価も高い『ハトムギ茶』は、一見妊娠中に飲める飲み物かなと思ってしまいがちですが、

実は妊娠中には避けて頂きたいNGな飲み物であるということを覚えておいて下さい。

ハトムギ茶には、子宮収縮を引き起こす成分が含まれているのです。

最悪の場合、流産や死産を引き起こす場合もあるので、ハトムギ茶には十分に注意しましょうね。

関連記事⇒妊娠初期に飲んで良い・悪い飲み物6つの見分け方と影響や注意点

まとめ

麦茶は、ミネラル豊富で健康効果が高くカフェインフリーの飲み物です。

妊婦さんでも安心して飲めることができます。

伊藤園の健康ミネラル麦茶は、妊娠・授乳中でも問題なく飲めて安全性が高いのでおすすめですよ。

日本では、妊婦さんのカフェイン摂取上限量は定められていませんが、海外では1日200〜300mgを上限量と定めている国もあります。

それだけ、カフェインがお腹の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性が高いという事です。

コーヒーや紅茶好きの方は、赤ちゃんの健康のためにも出来るだけカフェイン飲料を飲むのを避けて、安心で健康的な麦茶を飲むようにしましょう!