山芋の仲間の長芋は、山芋の中でも一番でまわっている種類です。
すってとろろにしてもおいしいですし、たたいたり、千切りにしたりして食べてもおいしいですよね。
また火を通すとホクホクした食感になります。
調理法によっていろんな顔を見せる長いも、栄養も豊富で、ビタミン類、亜鉛、カルシウムなど体を整える成分を配合しています。
芋の中では、保存期間が短いのが特徴。
長芋はカットして売っている場合が多いですが、長持ちするのはやっぱり1本丸ごと保存する方法。
ここでは、長いもの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。
目次
長芋はどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
長芋は丸ごと1本保存するのが、一番長く保存することができるのでおすすめ。
とはいっても、1本買ってもなかなか消費できないですよね。
そんなときは、新鮮なうちに冷凍してしまうのがおすすめです。
まずは新鮮な長いもの選び方から紹介します。
長芋は、皮にハリが合って、持ったときに重いものが新鮮でおいしいです。
細くなくて、ひげ根があったほうがおいしいですね。
傷がなくてひだが少ないものが、味がいいのでよく見て買ってください。
カットしたものは、切り口が白くみずみずしいものを選びましょう。
茶色に変色しているものは、時間がたっているので避けましょう。
長芋の保存方法!
長芋は、時間がたつとカットした切り口が変色してしまうので、保存するときにコツがあります。
冷凍、冷蔵、常温でも保存できますので、保存期間や使い方によって保存方法を変えてくださいね。
正しい長芋の保存方法を紹介します。
長芋の正しい冷凍保存方法
長芋は、すぐに使わない場合は冷凍保存がおすすめ。
冷凍で保存するときは、使いやすい形にして保存するのがおすすめ。
皮をむいてラップに包んで保存袋に入れて、冷凍保存。
また皮付きのままでも大丈夫です。
千切りや輪切りなどに切って冷凍すると、使いやすいですね。
また長芋をおろした状態で保存することもできます。
おろして冷凍保存して、保存すると自然解凍してすぐに食べることが可能。
長芋は凍った状態でも、すり下ろすことができるので時短になりますね。
冷凍での保存期間は1ヶ月。
食べるときは冷蔵庫で自然解凍、凍ったまま料理に使用することもできます。
長芋の正しい冷蔵保存方法
長芋はカットしたものは、切り口をキッチンペーパーで包んで、輪ゴムで止め、保存袋にいれて保存します。
温度が低くなりすぎないように、野菜室で保存。
1本丸ごとを保存する場合は、新聞紙に包んで保存してください。
カットしたものはなるべく1週間以内に食べるようにしましょう。
その他の方法
長芋は1本丸ごとなら常温で保存することができます。
常温で保存するときは、新聞に包んで風通しのよい冷暗所に立てて保存するといいですね。
野菜室に入らない場合は、常温で保存しましょう。
常温保存で、1ヶ月は保存可能です。
ワンポイントアドバイス
山芋の中でも長芋は、ひげ根が多くて太いものがおいしいですが、大和芋は反対にひげ根が少ないものがおいしいです。
すぐに使わないなら、使いやすい形にして冷凍保存が便利ですね。
冷凍で1ヶ月持つので、色々なメニューに挑戦してください!
冷凍しておいた長芋を使った5つのメニュー
長芋は、食べやすく料理しやすい形状で冷凍保存可能です。
冷凍の長芋はどんなメニューがあうのでしょうか?
おすすめの冷凍長芋を使ったメニューを紹介します。
長芋の豚肉巻き
長芋のホクホク感を楽しむ肉まき。甘辛の味がご飯によく合います。
【材料】
長いも 2/3本
豚薄切り肉 250g
片栗粉 適量
パセリ 少々
★ みりん 大さじ2
★ 砂糖 大さじ1
★ 醤油 大さじ3
① 長芋は皮をむいて、6cmの長さに切り縦に1cmに切って冷凍したものを使うか、凍った長芋を包丁で切ります。
② 豚肉は広げて、6cmの幅に切ります。
③ 豚肉で長芋を巻き、片栗粉をまんべんなくまぶします。
④ 大き目のフライパンにサラダ油を熱して、長芋の豚肉まきを巻き終わを下にして並べ、両面を色よく焼きます。
⑤ 酒大さじ1を入れて、蓋をして蒸し焼きにします。
⑥ 2分たったら、★の材料を入れて焦げ付かないようにフライパンをゆすりながら焼いていきます。
⑦ パセリのみじん切りをかけて出来上がり
五目とろろ
すりおろした長芋も冷凍したものを使うから簡単。
【材料】
冷凍長いも 250g
生しいたけ 4個
にんじん 1/3
れんこん 50g
★ だし 1カップ
★ 酒 大さじ1
★ 醤油 大さじ1
★ 塩 小さじ1/3
絹さや6枚
① 冷凍のおろし長芋は自然解凍しておきます。
② しいたけは石づきを切ってうすきりにします。にんじんは千切り、レンコンは皮をむいて薄いイチョウ切りにします。
③ 鍋に★の材料を入れて野菜を入れて煮たてます。
④ 自然解凍した長芋に、だし汁ごと少しずつ③を加えて出来上がり。
かき玉汁 長いもいり
満腹感があるとろろ入りのかき玉汁です。
【材料】
卵 2個
豆腐 1/2丁
冷凍長いもすりおろし 5cm分
だし 3カップ
★ 塩 小さじ1
★ 醤油 小さじ1
★ みりん少々
万能ねぎ 適量
① 豆腐は1cm角に切ります。万能ネギは小口きりにします。
② 長芋はすりおろして冷凍したものを解凍しておきます。
③ 解凍した長芋に、といた卵を入れて混ぜておきます。
④ だしに★の材料を入れて煮立てます。煮立ったら③を細く流しいれて火を止めて、すぐに蓋をして3分蒸らします。
⑤ 器にもってネギを散らして出来上がり。
長芋のグラタン
ホワイトソースいらずの簡単なグラタンです。子供も大好きな味ですね。
【材料】
すった冷凍長いも 15cm
細く切って冷凍した長いも 15cm
卵 2個
チーズ 2枚
醤油 大さじ2
マヨネーズ 適量
きざみのり 適量
バター 適量
① 長芋はすったものときざんで冷凍したものを、自然解凍して使います。
② ボールに①の長芋と卵、醤油を入れてよく混ぜます。
③ 耐熱皿にバターを塗って、②を流しいれ、チーズをちぎってのせます。
④ オーブンで様子を見ながら焼いて、焦げ目がついたらマヨネーズときざみのりをかけて出来上がりです。
長芋のステーキ
長いも 5cm
塩コショウ 少々
ごま油 大さじ1
醤油 お好み
① 長芋は皮をむいて冷凍したものを、1cmくらいの幅で切ります。
② 長芋の表面に軽く塩コショウをします。
③ フライパンにごま油を熱し、両面を焦げ目がつくくらいに焼きます。
お好みで醤油を少したらして食べてください。お酒のおつまみにも最適。
長芋の作り置きメニュー
長芋を作り置きメニューは、すぐに食卓に出すことができるのでとても便利ですね。
おすすめの長芋の作り置きメニューを紹介します。
鶏団子
たくさん作って冷凍しておくと便利な鶏団子。色々な料理に使えます。
【材料】
鶏ひき肉 100g
長いも 2~3cm
ねぎ 2本
片栗粉 小さじ1
塩コショウ 少々
しょうが 少々
① 長芋は皮をむいて酢水につけます。ネギはみじん切りにします。ショウガはすりおろします。
② 長芋をすって、材料を全部入れて混ぜます。
③ 沸騰したお湯にスプーンで形を作りながら入れていきます。
④ 3分くらいゆでてザルにとり出来上がり。
夏野菜のしそみょうが合え
夏の食欲がない時期にぴったり。爽やかであっさりしていて、食が進みます。
【材料】
★ 長いも 25g
★ おくら 1パック
★ みょうが 1パック
★ しそ 10枚
ポン酢 大さじ3
柚子 大さじ3
醤油 大さじ2
めんつゆ 大さじ3
ごま油 大さじ3
ゆかり適量
刻み昆布 適量
① オクラをゆで、★の材料を細かく刻みます。
② ★以外の調味料を合えて、その中に①を入れてよく混ぜればできがり。
まとめ
長芋の正しい保存方法と、おすすめのメニューを紹介しました。
長芋は、冷凍保存するときに千切りにしたり、おろしたりして、冷凍すると、自然解凍してすぐに食べることができて、便利な食材。
メニューしだいで色々な食感を楽しめることができるので、おいしい長芋を楽しんでくださいね。