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赤ちゃんに納豆はいつから食べさせても大丈夫?3つのポイントと簡単レシピ
赤ちゃんが5か月頃になると離乳食が始まります。
離乳食が始まると、「どんなものをいつから?」という疑問が浮かびますよね。
赤ちゃんにはなるべく体にいいものを食べさせてあげたいものです。
体にいい食材といえば、納豆もそのひとつです。
納豆はねばねばしているので、赤ちゃんには食べさせづらそうと思われがちですが、実際はどうなのでしょう。
- 赤ちゃんはいつから納豆を食べられるようになる?
- 与えるときのポイントを知りたい!
- アレルギーの心配は?
- 赤ちゃんが喜ぶ納豆レシピ♪
私も娘が離乳食を始めた時は、納豆の与え方に迷ったこともありました。
私と同じように納豆の取り入れ方に迷っている人のために、納豆と離乳食に関する情報をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんは納豆をいつから食べられるようになる?
納豆は大豆製品のひとつで、栄養価が高く離乳食期の赤ちゃんにも積極的に食べさせてあげたい食品です。
赤ちゃんが離乳食に慣れ、しっかりもぐもぐできるようになった7か月頃から納豆を食べさせることができるようになります。
納豆は栄養たっぷり!
納豆は栄養バランスがよく、赤ちゃんだけでなく大人も積極的に摂りたい食品のひとつです。
納豆には、
- タンパク質
- ビタミンB6
- ビタミンB2
- ビタミンE
- カリウム
- マグネシウム
- カルシウム
- 鉄分
- 食物繊維
これらの栄養が含まれていて、特に良質なタンパク質が豊富に含まれていることが大きな特徴です。
納豆の原料である大豆は『畑の肉』とわれているくらいですから、まだ肉類を多く摂取できない赤ちゃんにとっては、貴重なタンパク源となるのです。
また、離乳食を始めると便秘がちになる赤ちゃんも多いですが、納豆には食物繊維も豊富に含まれているので、便秘予防にも役立ちます。
赤ちゃんに納豆を食べさせるときの3つのポイント
ねばねばが気になり、なんとなく赤ちゃんに食べさせづらそうに感じる納豆ですが、赤ちゃんに納豆を食べさせるときには、どんなことに気を付ければいいのでしょう。
ここでは3つのポイントにまとめましたので、参考にしてみてください。
- 食べやすいように工夫しよう
- 与えすぎには注意!
- アレルギーも考慮しよう
納豆は食べやすいように工夫しよう
納豆は粘りがうま味のひとつでもありますが、粘りが強すぎると赤ちゃんは食べづらさを感じます。
また、粒が大きいとのどに詰まる恐れもあります。
赤ちゃんに納豆を食べさせるときは、
- 湯通しして粘りを取る
- 細かく刻んで食べやすくする
- ひきわり納豆を使う
- すり鉢でつぶしてもOK
など、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげることが大切です。
粘りは湯通しすることである程度取り除くことができるので、月齢が低いうちは必ず湯通ししてから与えましょう。
また、粒の大きい納豆は細かくしてから与えることもポイントです。
1歳ごろになれば小粒の納豆はそのまま与えることができるようになります。
納豆は与えすぎに注意!
納豆はタンパク質が豊富な食品です。
タンパク質は納豆だけでなく肉類や魚類、乳製品やほかの大豆製品からも摂取することができます。
厚生労働省の離乳食の量の目安によると、納豆の量は記載がありませんが同じ大豆製品である豆腐の1日の摂取目安量を見ると、
- 離乳食中期・・・30~40g
- 離乳食後期・・・45g
- 離乳食完了期・・・50~55g
とされています。
納豆は1パックがおよそ45gですから、1パックまるまる食べさせてしまうと1日の摂取量をオーバーしてしまいます。
ほかの食材からもタンパク質を摂取することを考えて、初めのうちはスプーンに1杯程度を目安に、少しずつ量を増やしてあげてください。
(参照:厚生労働省『離乳食の進め方の目安』より)
タンパク質を取りすぎると、肝臓や腎臓などの臓器に負担がかかったり、腸内環境が崩れてしまったりする恐れがあります。
体を作るためには不可欠な栄養素ですが、与えすぎには気を付けましょう。
アレルギーにも気を付けよう
納豆の原料である大豆は、アレルギーの症例数が一定数確認できている食品27品目のひとつに挙げられています。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
納豆を試す前に豆腐を経験している赤ちゃんが多いでしょうから、そこまで神経質になる必要はありませんが、念のためアレルギーのリスクがあることも考慮して、納豆を与えることが大切です。
納豆を初めて赤ちゃんに食べさせるときは、
- 一口だけ与える
- 食べさせたあと1時間は様子を見る
- 小児科が開いている平日の午前中に食べさせる
この3つのポイントを押さえて与えるといいでしょう。
また、納豆を食べさせたあとに、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- じんましんが出た
- 体などをかゆがる
- おう吐
- 下痢
これらの症状が出たら、アレルギーの可能性があります。
かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
下痢に関しては、数時間後もしくは翌日に現れるケースもあるので、お腹の調子もしっかり見ておくといいでしょう。
赤ちゃん喜ぶ♪簡単納豆レシピ2選
納豆はそのまま食べてもおいしいですが、赤ちゃんに食べさせる場合はいろいろな食材と組み合わせて食べさせてあげるのがおすすめです。
ここでは簡単に作れておいしい、納豆を使った離乳食レシピを2つ紹介します。
離乳食作りの参考にしてみてくださいね。
納豆うどん
○材料(赤ちゃん1人分)
ゆでうどん・・・35g
納豆・・・15g
ニンジン・・・5g
小松菜・・・10g
だし汁・・・大さじ2杯
○作り方
1.ニンジンと小松菜は柔らかくなるまでゆで、月齢に合わせた大きさにカットします。
2.納豆は湯通しして粘りを取り、すり鉢で粗くつぶしましょう。
3.鍋に湯を沸かし、うどんが柔らかくなるまでゆでます。
4.うどんは月齢に合わせた大きさに切っておきましょう。
5.耐熱容器にすべての材料を入れ、ラップをして1分ほどレンジで加熱したら完成です。
ホウレンソウの納豆和え
○材料(赤ちゃん1人分)
ホウレンソウ・・・2枚
納豆・・・小さじ1杯
だし汁・・・小さじ1杯
○作り方
1.ホウレンソウは柔らかくなるまでゆで、月齢に合わせた大きさにカットします。
2.納豆は湯通しして粘りを取り、すり鉢で粗くつぶしておきます。
3.ホウレンソウと納豆を和え、だし汁を加えたら完成です。
納豆は栄養満点!離乳食にも積極的に取り入れて
納豆は貴重なタンパク源で、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれていることから、離乳食に向いた食品のひとつです。
赤ちゃんが7か月頃になったら、
- 与える量に気を付ける
- 赤ちゃんが食べやすいように工夫する
- アレルギーにも気を付ける
などをポイントに、積極的に取り入れてください。
我が家では納豆は離乳食に欠かすことができない食品でした。
野菜に和えると程よい粘りが出て食べやすくなるようで、苦手な野菜でも食べられるようになりました。
お粥に混ぜるのもおすすめですよ。
ちなみに、納豆は冷凍保存もできます。
離乳食はなるべく新鮮なものを使いたいですから、納豆は購入したらパックのまま冷凍保存してくださいね。
解凍するときは常温でOKなので手軽ですよ。
ただし、なるべく早めに食べきるようにしましょう。