妊娠中はホルモンバランスの影響で様々はトラブルを抱えがち。
特に多いのが悪阻です。口の中が気持ち悪くなるので爽快なレモンの程よい酸味のある「はちみつレモン」が飲みたくなる妊婦さんも多いのではないでしょうか。
しかし、妊娠中にはちみつレモンを飲んでも良いのでしょうか。
1歳までは、はちみつを食べさせてはいけないとされています。
妊娠中にはちみつの入った物を口にしても胎児には影響はないのでしょうか。
そこで今回は、妊娠中のはちみつの摂取について、レモンとはちみつの相乗効果やはちみつレモン3のつの注意点を紹介します。
今回のポイントは下記の3つです。
妊娠中にはちみつ食べても赤ちゃんに影響はないの!?
レモンとはちみつの相乗効果パワーとは
はちみつレモンの3つの注意点
妊婦さんはちょっとした風邪や喉の痛みにも自己判断で薬を飲むことはできません。
ちょっと体調を崩してしまったり喉が痛い時には「はちみつレモン」は効果的です。
妊娠中のはちみつレモンの取り入れ方の参考にしてみて下さいね。
目次
妊娠中にはちみつを食べても赤ちゃんに影響はないの?
はちみつには、「ボツリヌス菌」が混入している場合があり、1歳未満の赤ちゃんには与えないよう厚生労働省からも注意を呼びかけています。
ボツリヌス菌は、腸内環境の整った大人の腸内では何も起こることはありません。
しかし、腸内が未熟な赤ちゃんはボツリヌス菌が増えてしまうことがあるのです。最悪の場合は命を落としてしまうことも。
そんなはちみつを妊娠中に食べてお腹の赤ちゃんに影響はないのか不安になってしまいますよね。
妊婦さんがはちみつを摂取しても胎盤を通してボツリヌス菌がお腹の赤ちゃんへ移行されることはありません。
お腹の赤ちゃんへの影響はありませんので、どうぞ安心してはちみつを取り入れて下さいね。
レモンとはちみつの相乗効果パワーとは
低カロリーで身体に良いはちみつと疲労や風邪予防に効果的なレモンは単体でも身体に良い影響をもたらしてくれます。
2つが合わさり相乗効果で更なるパワーを与えてくれるのです。
レモンのクエン酸とはちみつのぶどう糖で効果アップ
レモンの酸っぱさの正体はクエン酸です。クエン酸は代謝を上げ疲れた身体を回復させてくれます。
また、ぶどう糖は素早く身体に吸収されエネルギーの生成に効果的。
妊娠中はホルモンの影響で身体が怠くなって疲れやすくなります。
そんな時にこそ、疲れた身体を癒しエネルギーを作り出してくれるはちみつレモンがオススメです。
妊娠中に悩まされる便秘には「はちみつレモン」がオススメ
レモンにはペクチンという食物繊維が含まれていて便秘を解消してくれる効果があります。
また、はちみつには善玉菌を増やすグルコン酸やオリゴ糖が含まれていたり消化を助けてくれる酵素も豊富。
妊娠中は便秘に悩む人も多いですが、はちみつレモンの効果で腸内環境を整えて便通を促してくれますよ。
免疫力アップで風邪予防に効果的
妊娠中の薬の摂取はお腹の赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があるため控える必要があります。
なるべく風邪をひかないようビタミンC豊富なレモンと殺菌効果の高いはちみつで薬要らずに!
また、はちみつには保湿効果もあるので喉の粘膜を乾燥から防いでくれます。
はちみつレモンの3つの注意点
はちみつレモンは妊娠中の悪阻や風邪予防、便秘など様々なトラブル対策にとても効果的です。
しかし、注意しなければならないことも。下記の3点に注意して取り入れてみて下さいね。
- 糖分
はちみつレモンの成分表示を確認してみるとトップに記載されているのは糖分です。
成分表示は中に含まれている量が多い順で記載されています。
よって、はちみつレモンに一番多く入っているのが糖分なのです。
妊娠中に糖分を過剰に摂取してしまうと、ただでさえ体重が増えやすいのに甘い当分によって体重が急激に増加なんてことも。
体重が増えてしまうと妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクが高まることも。
どちらも母体だけでなく赤ちゃんにも危険を与えてしまう可能性のある病気です。
過剰に摂取せず、ほどほどに飲むよう心掛けましょう。
- 加熱しないこと
レモンに含まれるビタミンCは加熱に弱いのが特徴です。
また、はちみつは温めてしまうと風味が損なわれたり、含まれている成分にも影響をきたします。
はちみつとレモンの相乗効果を得るためにも加熱は控えて飲むようにしましょう。
- 添加物
市販の飲料水で気になるのは食品添加物です。はちみつレモンには、下記のような食品添加物が含まれています。
- 香料
- 酸味料
- カロチン色素
香料、酸味料は具体的にどのようなものが使われているかまでは分かりません。
また、カロチン色素は着色料で何から抽出されているかまでは不明です。
食品添加物は使用する基準値が決まっていたりする物や研究結果により安全性が確認できない時には使用ができなくなる場合も。
普段であっても過剰な摂取は身体に害を及ぼす可能性があります。
お腹に赤ちゃんのいる妊婦さんにとって過剰な摂取は避けた方が無難と言えるでしょう。
どうしても添加物の気になる方は市販品は控えて、自分でレモンの蜂蜜漬けを作ってみるのも良いでしょう。
少し手間は掛かりますが、添加物が入っていないので安心して口にできますね。
まとめ
妊娠中は悪阻や便秘のマイナートラブルに悩んだり、風邪を引いて喉を痛めた時も自分の判断で薬を飲むことはできません。
そんな時にオススメなのが「はちみつレモン」。
レモンの爽快さが悪阻で気持ち悪くなった口の中をリフレッシュしてくれたり、はちみつとレモンの成分が相乗効果で様々なマイナートラブルに効果的です。
しかし、良いからと言って毎日飲むことはおすすめできません。
何でも過剰摂取は逆効果を与えてしまうもの。特に妊娠中はお腹の赤ちゃんにも影響することも考えられるので適度に飲むよう心掛けましょう。