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妊婦だけど転職したい!注意点や成功させるポイントを解説!
『妊娠したので、もう少し良い環境の仕事に転職したい!』と考える妊婦さんは多いでしょう。
そこで今回は、妊婦さんが転職する上で注意すべきことや転職を成功させるためのポイントについて詳しく解説していきます。
『そもそも妊婦で転職活動していいの?』『妊婦の転職方法が知りたい!』
このような悩みを抱えている方はぜひ最後まで読んでください。
妊婦でも転職はできる?
まず最初に、『そもそも妊婦って転職活動していいの?』という疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、全く問題ありません。
転職活動を始めるのは個人の自由なので、妊婦だからといって負い目に感じる必要はないでしょう。
実際に、妊娠しながら転職に成功した方はたくさんいます。
妊婦の転職活動の現状
ただし、妊婦でも転職活動を始めることは可能ですが、その現状はかなり厳しいです。
妊婦の転職が難しい理由として以下のものが挙げられます。
・急な休みが必要になる
・無理に仕事を任せにくい
・産休や育休を見越して新しい人材が必要になる
それでは、妊婦で転職を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか?
妊婦が転職を成功させるポイントは?
1.優秀な人材であることをアピールする
いくら妊婦とは言え、会社に利益をもたらしてくれる優秀な人材だとアピールできれば、採用される可能性も高まります。
優秀な人材だとアピールできるポイントとして、以下のものが挙げられます。
・貴重な資格を持っている
・前職での具体的な実績
・マネジメント経験がある
応募書類や面接でこれらのポイントを交えながらしっかりアピールしましょう。
2.すぐに活躍できることをアピールする
前職でのキャリアが活かせるなど、即戦力になることも転職に有利です。
転職活動を始めると決めたら、まずはこれまでの仕事で身につけたスキルや経験を棚卸ししてみましょう。
全く違う職種へ転職する場合も、前職の経験で活かせるものはないか考えてみることが大切です。
3.その会社でのキャリアプランをアピールする
日本の会社の多くは、できるだけ長く働いてくれる人材を欲しがります。
そのため、会社での長期的なキャリアプランを事前に示しておけば、『この応募者は長くうちの会社で働きたいと思ってくれている!』とアピールできるのです。
出産や育休で一時的に会社を離れることになっても、戻ってくることがわかっていれば採用される可能性も高まるでしょう。
4.出産したらできるだけ早く職場復帰することをアピールする
もし家族のサポートなどを受けられるのであれば、出産後なるべく早く職場復帰できることもアピールポイントになります。
産休や育休の期間が長くなるほど、会社も次の人材を確保しなければならなくなるため、マイナスポイントになるでしょう。
逆にこのマイナスポイントをカバーすることができれば、あなたが採用される確率も高まるのです。
5.人材不足の仕事を狙う
特に仕事内容などにこだわりがない場合、人材不足の仕事に絞って転職活動するのもオススメです。
猫の手も借りたいほど人手不足であれば、妊婦といえども採用される可能性が高いでしょう。
ただし、このような会社は無理な残業などを強要する可能性もあるため注意してください。
6.女性が多い職場を狙う
『どうせ転職するのであれば、産休や育休などの制度が整った会社に転職したい!』と考える妊婦は多いでしょう。
このような会社を見極める上で、女性比率をチェックすることは有効です。
女性が多く働く職場であれば、それだけ女性向けの制度が整っている可能性が高いでしょう。
妊婦の転職先求人の探し方は?
妊婦が転職を成功させるポイントがわかったところで、実際の転職方法について見ていきましょう。
1.マザーズハローワークを使う
まず最初にオススメしたいのが、マザーズハローワークの活用です。
マザーズハローワークは、一般的な求人以外に、子育て中のママさんでも働きやすい求人を多く紹介してくれる機関です。
マザーズハローワークを使うメリットをまとめると、以下のようになります。
・女性向けの求人を多く紹介してもらえる
・女性相談員に直接相談できる
・無料で利用できる
2.転職サイトを使う
次にご紹介するのは、転職サイトの活用です。
転職サイトはパソコンやスマートフォンからサイトに登録することで利用できるようになります。
転職サイトを使うメリットをまとめると以下のようになります。
・手軽に転職活動を始められる
・自分のペースで転職活動を進められる
・じっくりと自分に合った求人を吟味できる
・登録するだけで会社からスカウトが届くこともある
・無料で利用できる
3.転職エージェントを使う
最後に、最もオススメしたい方法をご紹介します。
それは転職エージェントの活用です。
転職エージェントは、転職希望者に求人を紹介してくれる会社や個人のことを指します。
転職エージェントを使うメリットは以下の通りです。
・転職のプロであるキャリアコンサルタントに直接相談できる
・自分に合った求人を厳選して紹介してくれる
・一般的には公開されていない非公開求人を紹介してくれる
・書類選考の通過率が高い
・条件面の交渉や面接日程の調整などを代行してくれる
・無料で利用できる
妊婦の転職には転職エージェントを使う!
妊婦の転職にオススメの方法として転職エージェントを挙げましたが、『転職エージェントの数が多すぎて、どこに登録すれば良いのかわからない!』と悩む方も多いでしょう。
そこでこちらでは、妊婦の転職にオススメな転職エージェントを厳選してご紹介します。
1.マイナビエージェント
まず最初にオススメしたいのがマイナビエージェントです。
マイナビエージェントは、特に20代の転職者から絶大な支持を受けています。
また、数ある転職エージェントの中でも女性の転職に力を入れているため、妊婦にぴったりの求人を紹介してくれるでしょう。
2.パソナキャリア
次にオススメしたいのがパソナキャリアです。
パソナキャリアの最大の魅力は、転職希望者一人ひとりにしっかりと寄り添うサポート力です。
転職のハードルが高い妊婦にも、丁寧にアドバイスしてくれるでしょう。
また、パソナキャリアからしか応募できない独占求人を多く抱えている点も魅力です。
3.リクルートエージェント
最後にオススメするのがリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは非公開求人だけで10万件以上という圧倒的な求人数を抱えており、『とにかくたくさんの求人の中から自分に合った仕事を選びたい!』という方にぴったりです。
また、書類選考や面接対策などにもかなり力を入れているため、選考対策に不安を感じる方も活用すると良いでしょう。
妊婦の転職にオススメの仕事
続いて、妊婦にオススメの仕事をご紹介していきます。
1.在宅ワーク
最もオススメしたいのが在宅ワークです。
今の時代、通信環境やセキュリティーに投資をする会社も多いため、在宅ワークも徐々に普及してきています。
通勤の必要がなく、落ち着く家で仕事ができるため妊婦にぴったりでしょう。
2.事務職
妊婦の場合、できるだけ立ちっぱなしの仕事は控えるべきでしょう。
デスクワークが中心の事務職であれば、体力的にも安心です。
PC関連の資格を持っている場合も優遇されやすくなるためオススメです。
3.SE(システムエンジニア)
事務職と同様、デスクワーク中心になるのがSEです。
プログラミングの知識やシステム開発の経験などがある妊婦にオススメします。
ただし、SEの場合は高度な知識や技術が求められるため、ある程度のキャリアがないと厳しいでしょう。
妊婦が転職活動する上で注意すべきこと
妊婦が転職活動を始める前に知っておかなければいけない注意点もあります。
以下にご紹介している注意点を押さえた上で、転職活動を始めてください。
1.妊娠していることを正直に伝える
妊婦で転職活動している方の中には、稀に妊娠していることを隠している方がいますが、これはダメです。
妊娠している方とそうでない方では、労働時間や任せられる仕事の種類にも違いが出てきます。
そのため、もともとあなたに任せるはずだった仕事が急に任せられなくなったりと、会社側に大きな迷惑をかけることになるのです。
会社としては騙されたような気分にもなるため、内定を取り消される可能性も高いでしょう。
このようなトラブルを避けるためにも、正直に妊娠していることを話し、その上で採用してくれる会社を探してください。
2.家から通いやすい会社を優先する
転職活動する上で、何を基準に会社を選ぶかという軸を整理しておくことは非常に大切です。
そんな中、妊婦が転職する上で重要な軸は、家からの通いやすさでしょう。
妊婦の体調は不安定なため、通勤に時間がかかってしまうと途中で気分が悪くなる可能性が高いです。
会社に迷惑をかけないためだけでなく、自分のためにも家から通いやすい会社を選ぶようにしましょう。
妊婦だと知らずに転職してしまったら?
妊婦であることを隠して転職活動するのはNGだと説明しましたが、中には転職してから妊娠していたことに気づく方もいるでしょう。
このような場合、すぐに採用担当か上長に報告する必要があります。
ただし、妊娠していたことを報告するだけでなく、以下のことも合わせて伝えましょう。
・いつ頃まで働けるのか
・産休や育休はどれくらい必要なのか
・出産後、職場に復帰するつもりがあるのか
きちんと、『これから自分はどうしたいのか?』と言う視点を交えて報告し、会社側の指示を待ってください。
まとめ.妊婦の転職には周りのサポートも大切!
妊婦の転職は、一般的な転職者以上に難しいです。
だからこそ、自分ひとりで無理をせずに周りにサポートを求めることも大切です。
転職を成功させることも重要ですが、まずはお腹の赤ちゃんのことを第一に考えて、無理のない転職活動を行ってください。