妊婦はバーベキューをしちゃだめ?妊娠中の4つの注意点とお勧めアイテム3選

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妊娠中でも天気の良い時は、気分転換に外に出たいですよね。

温かくなって過ごしやすい季節になると、みんなでワイワイ楽しむ事が出来るバーベキューは大変人気があります。

炭火で焼くお肉や野菜は別格に美味しいし、やはり青空の下で食べるのはいつもと一味違います。

風に運ばれてくる焼き肉の煙は、食欲をそそりますよね。

時にはキャンプをしながらという方もいるのではないでしょうか?

そんなTheアウトドアのバーベキューですが、妊娠中にバーベキューをしても良いのでしょうか。

そこで今回は、妊娠中にバーベキューを行う際の3つの注意点とバーベキューを行う際のお勧めアイテム3選ご紹介致します。

  • 妊娠中にバーベキューをしても良いの?
  • 妊婦のバーベキュー注意点1:食中毒
  • 妊婦のバーベキュー注意点2:トキソプラズマ
  • 妊婦のバーベキュー注意点3:バーベキュー施設の確認
  • バーベキュー時のお勧めアイテム3選

妊娠初期はつわりや体調不良で外出する事が出来なかった人も、妊娠中期の安定期に入ると体調が落ち着きます。

そのためバーベキューをするようでしたら、安定期~後期くらいにしましょうね。

時期を選べば、自然に囲まれて行うバーベキューは妊婦さんにとって良い気分転換になるでしょう!

しかし、気をつけなければならないことも幾つかあります。

妊娠中にバーベキューを行う際の参考にしてみて下さいね。

目次

妊娠中にバーベキューをしてもいいの?

もちろん、妊娠中でもバーベキューを楽しんで頂けます。

しかしくれぐれもお腹に赤ちゃんがいることを忘れないで下さいね。

バーベキューはほとんどが屋外で楽しむもの。

山や川、公園、キャンプ場と、自然に囲まれた場所で行うことが多いです。

外だと体調が悪くなっても直ぐに横になることも困難です。

また、食べ物を取り扱うので、特に暑い夏場に楽しむことの多いバーベキューの場合は、食中毒にも気をつける必要が。

これから妊娠中の注意点を3つご紹介しますので、下記を参考にしながらバーベキューを楽しんで下さいね。

ちなみにバーベキューでたつ煙を懸念される方もいますが、遠赤外線が殺菌効力があるので心配いりません。

ただしお清めのように積極的に煙をかぶるのは避けておきましょう(笑)

妊娠中のバーベキュー注意点1:食中毒

バーベキューはさわやかな初夏から、暑い夏場に屋外で行うことが多いかと思います。

そのためお肉や魚介類、お野菜は痛まないよう十分に注意しましょう。

又、しっかりと加熱してきちんと火を通した状態で食べるようにして下さい。

妊娠中は特にレアのお肉や生の魚介類を食べるのはお勧めできません。

食中毒になるとお腹の赤ちゃんや母体へのリスクが生じてしまいます。

例えば激しい下痢を伴うと早産や流産への影響が高まります。

嘔吐を伴った場合、お腹に赤ちゃんがいるので薬を飲めないかもしれません。

妊娠中はただでさえ脱水になりやすいので、下痢や嘔吐を繰り返すことで脱水症になることも…。

妊娠中は手をしっかりと洗って、食べ物には十分に火を通して生ものは避けるようにして下さい。

関連記事⇒妊婦も牛肉を食べたい!妊娠中にレアや生焼け牛肉を食べるリスクや影響と5つの注意点

妊娠中のバーベキュー注意点2:トキソプラズマ

もともと抗体を持っている場合は除きますが、もし妊娠中に初めてトキソプラズマに感染するととても厄介です。

胎盤を通じてお腹の赤ちゃんにも感染した場合は、「先天性トキソプラズマ症」を引き起こす場合があるためです。

トキソプラズマとは

トキソプラズマは、生のお肉や生ハムに寄生する原虫です。

幅3μm、長さ5から7μmの半円や三日月の形をしています。

健康な人が感染しても症状がほとんど出ませんが、まれにリンパ節の腫れや倦怠感、軽いインフルエンザの症状が出る人も。

しかし、小さな子供や免疫力低い妊婦さんが感染をすると重篤な症状になるケースが高くなります。

1度感染をすると免疫が作られるので、2度感染することはありません。

お腹の赤ちゃんへの影響

妊娠中に初めてトキソプラズマに感染をすると、お腹の赤ちゃんへ悪影響を及ぼす可能性が高まります。

お腹の赤ちゃんに感染をしてしまった場合、「先天性トキソプラズマ症」を引き起こすと生まれてくる赤ちゃんに下記のような症状が見られる場合があります。

  • 髄膜炎
  • 脳性麻痺
  • 水頭症
  • 視力障害
  • 精神運動機能障害
  • 脳内石炭化

お腹の赤ちゃんの臓器が作られる妊娠初期にお腹の赤ちゃんへ感染すると重症度が高まると言われています。

妊娠中は、免疫力が低いため感染症のリスクが高まります。

こういったことから、バーベキューにお肉食べる際は十分に火を通してから食べるようにして下さいね。

参考:国立感染症研究所「トキソプラズマ症とは」

こちらの記事も併せて参考にしてください⇒妊婦はトキソプラズマ症に注意!妊娠中のトキソプラズマの影響と9つの予防策

妊娠中のバーベキュー注意点3:バーベキュー施設の確認

先にも述べたように、バーベキュー施設はほとんどの場合が屋外です。

妊娠中は、トイレが近かったり体調不良も起こしやすくなります。

トイレが近くにあるのか、座る場所があるのか、気分が悪くなった時に横になれる場所はあるのかを事前に確認しておく必要があります。

また、温度調節ができるように服装にも注意しておきましょう。

自然の天気は変わりやすいもの。

突然雨が降ったり、風が強くなったり、日中と夕方の温度差が激しい場合もあります。

どんな天候にも備えて1枚羽織れるものを持っていったり、すぐに脱ぎ着できるような服装が望ましいですね。

さらにバーベキューは事前に準備をする物が多く、分担作業もあるため周りの仲間の理解が必要です。

臨月が近い体であれこれ準備に勤しむのは至難の業。

できれば甘えることのできる家族やカップルで、手ぶらや屋内で休むことのできる施設を選ぶと良いでしょう。

バーベキュー時のお勧めアイテム3選

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妊娠中にバーベキューを行う際は、下記の3点を準備しておくと便利です。

簡易用の折りたためる椅子

施設によっては椅子がない所もあります。

妊娠中は赤ちゃんが成長するほど疲れやすくなるもの。

いつでも座れるよう、キャンプで使うような簡易用の折りたためる小さな椅子を用意しておくと良いでしょう。

意外とバーベキューは立ちっぱなしの状態が長いです。

臨月に近い時期などお腹が張ってきた場合は、無理せず座ってきちんと身体を休めましょう。

虫よけスプレー

近年日本でもデング熱の国内感染が報告されています。

妊娠中にデング熱に感染すると重症化しやすいと言われています。

バーベキューは夏に屋外で行うことが多いので、しっかりと虫除けスプレーをして蚊に刺されないように注意をして下さいね。

又、デング熱と同様に蚊を介して感染をするジカ熱が中南米を中心に流行しています。

もし、妊娠している人がジカウィルスに感染をするとお腹の赤ちゃんに小頭症や先天性障害のリスクが高まると報告されています。

日本での感染症例はありませんが、蚊にさされないよう予防しておくことは重要です。

参考:日本産婦人科学会 「デング熱感染を心配している妊婦のみなさまへ」

厚生労働省「ジカウィルス感染症について」

万が一虫に刺されてしまったときに備え、併せて下記の記事も参考にしてください。

妊婦はムヒを使っちゃダメ?妊娠中のムヒの影響と3つの注意点

折りたたみ式の簡易テント

妊娠中は体調不良を起こしやすいです。

もしも急につわり等で具合が悪くなってしまった場合に横になれる場所があれば安心です。

安定期を超えたとはいえ、立ちっぱなしでお腹が張ってしまった場合にも、折りたたみ式の簡易テントがあれば横になって身体を休める事ができますね。

夏の暑い日にバーベキューをする際の日差しよけにもオススメです。

まとめ

妊娠中はマイナートラブルが生じ我慢することが多く妊婦さんはストレスを溜めてしまいがちです。

たまには気分転換に外で楽しくバーベキューも良いでしょう。

しかし、妊婦さんは妊娠前と違って身体が非常にデリケートですし免疫力も低下をしています。

お肉や魚介類はしっかりと加熱した物を食べるようにして下さいね。

また、トイレの場所や具合が悪くなった時に対処できるよう事前準備もしっかりとしておきましょう!