妊婦は蜂蜜を食べても大丈夫?妊娠中のはちみつ6つの栄養素と影響、注意点

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蜂蜜は「1歳未満の乳児には与えないでください」とよくいわれます。

そんな話を聞くと、「胎児にも影響があるの?」と思ってしまいますね。

ですが、胎児には全く影響がありません。

むしろ、蜂蜜は妊婦にもおススメしたい食品です。

今回は妊婦と蜂蜜について、5つのポイントに重点をおいて解説していきます。

  • 妊娠中に蜂蜜を食べても大丈夫!
  • 妊娠中に食べる蜂蜜の〇つの栄養素
  • 妊娠中に食べる蜂蜜の注意点
  • 蜂蜜の保存方法
  • 妊婦におススメの蜂蜜はコレ!

ぜひ参考にしてください。

では解説していきます。

目次

妊娠中に蜂蜜を食べても大丈夫!

「1歳未満の乳児へはちみつを与えないように」と厚生労働省から通達がありました。

これは「乳児ボツリヌス症」という1歳未満の乳児の特有の疾病の危険性があるからです。

しかし、妊娠中に蜂蜜を食べることは胎児には全く影響がないので安心してください。

乳児ボツリヌス菌とは

ボツリヌス菌とは、土壌や河川、動物の腸管などに存在しています。

実は蜂蜜の中にも少ないですがボツリヌス菌の芽胞が共存しているのです。

ボツリヌス菌の芽胞は、腸管内に入ると発芽して増殖します。

1歳未満の乳児の腸内は未熟なため、ボツリヌス菌の発芽によって便秘や呼吸困難を発症してしまいます。

最悪の場合、死に至ったケースもあるので注意が必要です。

以上のことからも1歳未満の乳児には絶対に蜂蜜を与えないようにしましょう。

妊娠中は蜂蜜を食べても大丈夫!

蜂蜜は、1歳未満の乳児には毒ですが、妊婦にとっては天然のサプリメントです。

蜂蜜には妊婦が必要とする栄養素が豊富に含まれています。

妊娠中でも安心して蜂蜜を食べられます。

むしろ抵抗力や免疫力が弱っている妊婦におススメしたい食品なのです。

関連記事⇒妊活中はハチミツを食べて大丈夫?はちみつの栄養素と妊活効果6ポイント

妊娠中に食べる蜂蜜の6つの栄養素

蜂蜜には妊婦に嬉しい栄養素が含まれています。

妊婦に嬉しい蜂蜜の6つの栄養素

  1. 鉄分
  2. カリウム
  3. カルシウム
  4. ナイアシン
  5. ビタミンB12
  6. グルコン酸

蜂蜜の主成分、果糖・ブドウ糖は消化吸収がよいため、すぐにエネルギーに変換します。

妊婦は抵抗力や免疫力が低下しているので、消化吸収がよい蜂蜜は疲れた身体を元気にしてくれるので妊婦におすすめです。

蜂蜜には妊婦に嬉しい栄養素が多く含まれています。

たとえば、鉄分とビタミンB12は貧血予防。カリウムは高血圧予防。

ナイアシンやカルシウムは妊婦中のイライラを軽減してくれる嬉しい栄養素です。

グルコン酸はブドウ糖の酸化によって体内で生成されます。

大腸まで届くと腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。

結果、妊婦に多い便秘を改善してくれるのですね。

この他にも妊婦に必要な葉酸も含まれています。

以上のように蜂蜜には妊婦に嬉しい栄養素がたくさん含まれているオススメの食品です。

つわりで何も喉に通らないという人は、蜂蜜を1杯なめてみてはいかがでしょうか。

また、はちみつレモンにして食べると、ビタミンCも補えるのでおすすめですよ。

手軽に食べられる、はちみつ飴もいいですね。

関連記事⇒レモンは妊婦つわりの救世主?妊娠中のレモンの効果や影響と3つのポイント

妊娠中に食べる蜂蜜の5つの注意点

蜂蜜を食べるときどんなことに注意したらいいのでしょう。

蜂蜜を食べるときの注意点

  1. 食べ過ぎないこと
  2. 加熱しないこと
  3. スプーンは木製を使う
  4. 純粋蜂蜜を購入すること
  5. 瓶入りを選ぶ

蜂蜜は砂糖ほどではありませんが糖分を含んでいます。

食べ過ぎると当然ですが肥満の原因にもなってしまいます。

大さじ1杯で、約59㎉の糖分が含まれています。

蜂蜜は加熱されるたびに栄養がどんどん失われてしまうので、加熱しないことが大切です。

蜂蜜を食べる際、銀のスプーンで食べている方は多いですね。

銀製品が蜂蜜に触れると蜂蜜の成分と銀が接触して化学変化を起こす可能性があります。

蜂蜜を食べるときは木製のスプーンで食べるようにしましょう。

スーパーなどで一般的に売られている蜂蜜は、加工された蜂蜜が多く販売されています。

蜂蜜は100%純粋蜂蜜を購入するようにしてください。

純粋蜂蜜は濁っているものが多く、瓶を逆さまにすると小さな気泡がつくのが目印です。

長期保存を考えているならプラスチックよりも瓶入りを購入しましょう。

蜂蜜の保存方法

蜂蜜はどんな風に保存したらいいのでしょう。

蜂蜜は常温保存がベスト

蜂蜜は殺菌作用が強く腐るということはありません。

そのため冷蔵庫に入れる必要はなく、常温保存でOKです。

常温保存=湿気が少ない涼しい場所

純粋蜂蜜を冷蔵庫に入れたら固まって再度使うときに溶かす手間がかかるだけでなく、加熱(48℃以上の場合)することで、蜂蜜の栄養成分や酵素が壊れてしまう可能性があります。

冷蔵庫には入れないようにしてください。

木製の清潔なスプーンを使うようにして外部からの殺菌を瓶の中に入れないように注意してくださいね。

妊婦におススメの蜂蜜はコレ!

蜂蜜の中でもとくにすぐれた蜂蜜は「マヌカハニー」です。

通常の蜂蜜とマヌカハニーの違いは持続性の高い抗菌活性力です。

マヌカハニーの成分メチルグリオキサール

マヌカハニーにしか含まれていない(メチルグリオキサール)は強い抗菌成分で、感染症の予防にも適しています。

マヌカハニーは価格も高いため敬遠するかたもいますが、免疫力や抵抗力が弱っている妊婦におすすめしたい食品です。

購入の際には信頼できるメーカーを選ぶことをおすすめします。

メチルグリオキサール含有量を示すMGOと、抗菌活性力を数値で表したUMFの記載があるものを必ず選ぶようにしてください。

MGOなら100以上、UMFなら+10くらいから成果があるといわれています。

数値が高くなればなるほど含有量も活性力も高くなりますが、数値が上がると食べにくく、価格も上がるという点があります。

因みに私はUMF+10を続けて3年ほど食べています。

風邪をひくこともなく健康体なのは、マヌカハニーのおかげだと思っています。

関連記事⇒妊婦は生姜を食べても大丈夫?妊娠中のショウガ2つの注意点

まとめ

蜂蜜は妊婦に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。

蜂蜜は1歳未満の乳児には与えないようにといわれています。

そのため、胎児にも影響があるのでは心配する妊婦さんもいますが、蜂蜜は胎児に影響を及ぼすことはありません。

むしろ天然のサプリメントといわれるほど栄養価が高いので、妊婦に食べて欲しい食材です。

ただ、どんなものでも食べ過ぎることは健康上よくありません。

食べ過ぎに注意しながら甘くて美味しい蜂蜜を食べるようにしてくださいね。