妊婦は胃薬を飲んじゃダメ?妊娠中にも服用可能な5つの胃薬

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妊娠中はホルモンバランスや体の変化から様々なトラブルに見舞われる妊婦さんが多くいます。

貧血や立ちくらみ、頭痛、腰痛などいろいろ。

なかには胃が痛くなってしまう妊婦さんも多いのではないでしょうか。

つわりの影響や、大きくなった子宮の腹圧で胃が圧迫されて胃が痛くなりやすいんですね。

胃が痛くなると普段は薬を飲んで治す方も多いでしょう。

私も我慢せずに薬を飲んですぐに治していました。

しかし、妊娠中はお腹の中の赤ちゃんに影響があるかもしれないと思うと、気軽に薬も飲めませんよね。

胃が痛い時に薬を飲まずに我慢する妊婦さんも多いはず。

実は、妊婦も胃薬を飲んでも大丈夫なんです。

ただし飲まない方が良い時期や避けた方が良い薬もあるので注意が必要です。

市販の胃薬で妊婦さんが飲んでも問題ないとされているものを5つご紹介します。

・太田胃散

・新ビオフェルミンS錠

・ミヤリサン錠

・エビオス錠

・ガスター10

こちらの5つは妊婦が飲んでも問題ないとされている薬です。

胃が痛い時は我慢せずに薬で治すことも考えましょう。

もちろん、薬の乱用は危険ですので、我慢できるぐらいの軽い痛みは薬に頼らない方が良いですね。

目次

妊婦でも飲める!安心な胃薬5選

市販のものでも妊娠中に飲める胃薬はあります。

主な5つの胃薬について詳しく解説していきますね。

1・太田胃散

太田胃散は聞いたことのある方も多い胃薬でしょう。

生薬を生かして作られている総合胃腸薬です。

胸焼け、胃痛、胃部不快感などの症状に4種の制酸剤が効果を発揮します。

独自の製法で作られた粉末の薬は、生薬の芳香感とメントールの清涼感があり、飲むと胃がスッキリとします。

妊婦の服用に関しては、太田胃散のホームページ上のQ&Aに下記のように記載されいます。

胎児に影響のある成分は配合しておりませんので、妊娠中でも服用頂けます。ただし、妊娠中はお身体が特別な状態にありますので、念のためかかりつけの医師に服用する旨をお伝えください。

引用元:よくあるご質問/株式会社太田胃散公式サイト

妊婦が飲んでも問題のない成分で作られてはいますが、念のために医師の確認をとって服用するようにしましょう。

2・新ビオフェルミンS錠

新ビオフェルミンS錠は、ヒト由来の乳酸菌が胃腸の調子を整えてくれるお薬。

3種類の乳酸菌がしっかり腸内に定着し、整腸効果を発揮します。

便秘にも効果があるので妊婦さんには嬉しいお薬ですね。

赤ちゃんからお年寄りまで飲める優しい成分なのでもちろん妊婦さんでも飲めます。

ビオフェルミン製薬のホームページのQ&Aには妊婦の服用について以下の記載があります。

新ビオフェルミンSは、もともと健康なヒトの腸内にすむ乳酸菌を製剤化したものですので妊娠中、授乳中にも服用いただけます。

引用元:おくすりQ&A | 新ビオフェルミンS

もともと人体にいる乳酸菌を製剤化したものなので、妊婦にも胎児にも影響なく飲めるお薬なんですね。

下痢や便秘にも良いので、食あたりの時も活躍しそうです。

3・ミヤリサン錠

ミヤリサン錠も乳酸菌のお薬で胃腸の調子を整えてくれます。

便秘、軟便、腹部膨張に対して効果が高いです。

ミヤリサン錠にはミヤリサン製薬が独自に開発した乳酸菌の酪酸菌「宮入菌」が配合されており、整腸効果が期待できます。

また一部の乳酸菌はビタミンを餌にするので体内のビタミンを減らしてしまうのが難点です。

しかし宮入菌はビタミンを餌としないため、体内のビタミンを減らさないという利点があります。

ビタミンは妊婦にも大事な栄養素ですので減らしたくないですよね。

4・エビオス錠

エビオス錠とは天然素材、栄養酵母(ビール酵母)から生まれた指定医薬部外品です。

ビール酵母に含まれる40種類もの栄養素が胃腸の状態を良くする働きをしてくれます。

胃もたれや胸焼け、食欲不振などの効果があります。

エビオス錠の注意書きには「妊産婦の栄養補給」と書かれているほど、妊婦への服用が推奨されているお薬なんです。

もちろん胎児への影響も心配ありませんし、妊娠初期でも問題なく服用できます。

エビオス錠は胃薬としてだけでなく、つわりを和らげてくれる効果もあり妊婦には嬉しいお薬ですね。

また、葉酸とビタミンB群が含まれており、胎児の成長をサポートしてくれる効果もあります。

ビール酵母にはビフィズス菌も豊富に含まれているため、エビオス錠は腸内環境を整え便秘にも効果があります。

妊婦さんにはぜひとも飲んで欲しい胃薬ですね。

5・ガスター10

ガスター10は胃酸の過剰分泌をコントロールし、胃痛、胸焼け、胃もたれに優れた効果を発揮するお薬です。

ストレスや食べずわりなどで胃酸が出すぎる時の胃痛に有効ですね。

しかし、妊娠初期はデリケートな時期なので服用は控えた方が良いでしょう。

産婦人科で胃痛を訴えた場合、出される胃薬にガスター(処方薬)があります。

しかしガスター10(市販薬)は第一類医薬品で、強い成分のお薬になりますので、妊娠中は自己判断で市販のものを飲むのはやめましょう。

妊婦がガスタ−10を飲む場合は、医師に確認をとってからにしてください。

関連記事⇒妊婦と市販薬~妊娠中の市販薬の影響と流産リスクや4つのポイント

辛い妊婦の胃痛。妊婦でも飲めるお薬で乗り切って

妊娠中でも飲めるお薬は5つありました。

・太田胃散

・新ビオフェルミンS錠

・ミヤリサン錠

・エビオス錠

・ガスター10

それぞれいろいろな特徴があり、妊婦が飲むのには注意も必要です。

ビアフェルミンやミヤリサン、エビオスなどの乳酸菌のお薬は、医師の許可がなくても問題なく、妊婦が飲んでも大丈夫です。

太田胃散やガスター10は妊婦が飲めなくはないですが、飲む前に医師に確認してからにしましょう。

妊娠中の辛い胃痛をお薬で治して、元気な赤ちゃんを産んでくださいね。

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