妊娠中は妊娠前と比べて体もホルモンのバランスも大きく変わります。
そのため体に不調をきたす妊婦さんも多いです。
妊娠中のトラブルで多いものに胃痛があります。
妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期とそれぞれの原因と対策が違います。
目次
妊娠中の胃痛の原因
〜妊娠初期〜
・つわり
・急なホルモンバランスの変化によるストレス
〜妊娠中期〜
・ホルモンにより胃腸の動きが鈍くなる
〜妊娠後期〜
・大きくなった胎児と子宮による腹圧
それぞれの時期に様々な要因で胃痛が起こってしまいます。不快な胃痛をなんとかしたいですよね。
妊婦の胃痛への5つの対策をご紹介します。
・無理せず楽な姿勢で安静にする
・ストレスをなるべく減らす
・消化の良いものを食べる
・胃痛に効くツボを押す
・病院で妊婦でも飲める胃痛薬をもらう
妊婦の辛い胃痛、きちんと原因を知って対策したいですね。
○つわりによる胃痛、こう対処しよう
妊娠初期の胃痛はつわりによるものが多いです。
妊娠して急激にホルモンのバランスが変化することで吐き気や胃痛といったトラブルが起こります。
食べずわりになると、食べていないと気持ち悪いといった症状になります。
食べずわりの時は空腹になると胃に痛みを感じることがあり、常に何かしらちょちょこと食べてごまかしている方が多いですね。
私も食べずわりになり、出かけるときもバッグにすぐに食べられるお菓子などを携帯していました。
食べないでいると胃がチクチクしてきて気持ち悪くなるので困りものでしたね。
つわりはいつか収まりますが、それまでは薬を飲んで治せるものでもありません。
つわりで胃が痛くなり辛い時は無理せずに楽な姿勢で休みましょう。
つわりに集中してしまうと余計にひどくなるので好きな音楽を聞いたり気を紛らわせるのもオススメです。
ストレスをなるべく感じないように、無理はせず好きなことをしてゆったりと過ごしましょう。
○妊婦は胃腸の動きが鈍くなる?消化に良いものを食べよう
妊娠すると黄体ホルモンが活発化します。
この黄体ホルモンは胃腸の働きを弱めてしまうのです。
胃腸の働きが弱くなると当然食べたものの消化吸収がうまくできず、胃もたれや胃痛を引き起こす原因になりますよね。
妊娠中はどうしても普段より胃腸の働きが鈍ってしまうので、消化不良を起こさないように消化の良いものを食べると良いでしょう。
油物ばかり食べていると消化に悪いですので、胃が痛い時はおかゆなど、胃に優しくて消化に良いものを食べるようにしましょう。
また、一日の食事を三食ではなく小分けにして食べるのもおすすめです。
とはいっても妊婦は栄養を摂ることも大事。おかゆばかりでなくバランスのとれた食事を心がけてくださいね。
○押して治す!妊婦の胃痛に効くツボ
妊娠中の胃痛は辛いですね。
しかし安易に薬に頼るのもなんだか赤ちゃんが心配。
そんな時は胃痛に効くツボを押して、胃痛を和らげましょう。
胃痛に効く3つのツボごご紹介します。
・中脘(胃の不快感を軽減する。おへそとみぞおちを結ぶ線上の真ん中にあるツボ)
・足三里(胃腸の不快感、下痢止め。膝の皿の外側のくぼみから指三本分下にあるツボ)
・合谷(胃痛の痛みを和らげる。手の甲側の親指と人差し指の間にあるツボ)
妊娠中の胃痛が辛い時はこの3つのツボを押して痛みを和らげてみてくださいね。
○それでも治らない胃痛。我慢するしかない?
ツボを押したり、消化に良いものを食べて安静にしていても治らない胃痛。
でも妊婦だから薬も簡単に飲めないし・・・我慢するしかないのでしょうか。
そんな時はきちんと担当の産婦人科医に相談してみましょう。
産婦人科医が出す薬は妊婦でも飲める漢方薬などが中心。
お腹の赤ちゃんに影響のない胃痛のお薬を出してくれます。
胃痛を放置すると胃潰瘍に進行することがあります。
赤ちゃんのために薬を飲みたくないからといって、胃痛を我慢しているとストレスにもなりますよね。
妊婦のストレスは胎児にもよくないのです。
我慢しているのはママにとっても赤ちゃんにとってもしんどいことなんですよ。
ですが、自分の判断で市販の胃痛薬などを飲むのはやめましょう。
薬によっては妊娠中に飲むことの安全性が確認されていないものもあります。
妊婦が胃痛の薬を飲む時はきちんと産婦人科か内科の先生に妊娠していることを告げて処方してもらってくださいね。
○辛い妊婦の胃痛。きちんと対策して改善しよう
妊娠中の胃痛には妊娠の月齢によって原因があります。
〜妊娠初期〜
・つわり
・急なホルモンバランスの変化によるストレス
〜妊娠中期〜
・ホルモンにより胃腸の動きが鈍くなる
〜妊娠後期〜
・大きくなった胎児と子宮による腹圧
この胃痛への対策が5つありました。
・無理せず楽な姿勢で安静にする
・ストレスをなるべく減らす
・消化の良いものを食べる
・胃痛に効くツボを押す
・病院で妊婦でも飲める胃痛薬をもらう
それぞれの月齢で効果のある対策をして妊娠中の胃痛を乗り切りましょう。