妊娠中に身体に取り入れる物はお腹の赤ちゃんや母体に影響します。
なるべく身体に良い物を食べたり、飲んだりしたいですよね。
では、普段何気なく飲んでいるジュースはどうでしょう。
ジュースとひとことで言っても、野菜ジュースや果汁ジュース、炭酸のジュース、コールドプレスジュースと種類は豊富です。
妊娠中に飲んでも良いジュースとは?避けた方が良いジュースとは?…
それぞれのジュースについてご紹介致します。
- 妊娠中にジュースを飲んでも良いの?
- 妊娠中の野菜ジュース
- 妊娠中の果汁ジュース
- 妊娠中の炭酸ジュース
- 妊娠中のコールドプレスジュース
- 妊娠中にジュースクレンズをしても良いの?
妊娠初期に多くの妊婦さんが悩まされるトラブルに悪阻がありますね。
悪阻中は、口の中が気持ち悪くなり食べ物を取ることが難しくなります。
そんな時、栄養を補給できる飲み物があったら良いですよね!
妊娠中に飲んでいいジュースや飲んではいけないジュースの特徴をご紹介しますので、飲む際の参考にしてみて下さいね。
目次
妊娠中にジュースを飲んでもいいの?
妊娠中のカフェイン摂取やアルコール飲料を避けるのには、お腹の赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性が高まると言った明確な理由があります。
しかし、ジュースはそういった明確な理由がありません。
強いて言うならば、お砂糖や添加物が沢山入っていることでしょう。
妊娠中であっても毎日ジュースを過剰に飲まなければ、飲んではいけないということはありません。
しかし妊娠高血圧症、妊娠糖尿病の方は気をつける必要がありますので、かかりつけの産婦人科の先生や助産師さんに相談してみると安心です。
一般的にジュースと言われる飲み物の特徴をそれぞれご紹介します。
知らないで飲むよりは、知って飲む方が安心できますね。
妊娠中の野菜ジュースは大丈夫?
妊娠中に野菜ジュースを飲むことは可能です。
野菜ジュースには、入っている野菜や果物の種類にもよりますが「食物繊維」、「ビタミン」、「カルシウム」、「ミネラル」といった妊娠中に必要な栄養素が入っています。
手軽にこれらの栄養素が摂れるのは嬉しいですよね。
一方、注意点もあります。
妊娠中の野菜ジュースの注意点
野菜ジュースには、砂糖や塩分、添加物が多く含まれています。
砂糖や塩分を取りすぎると体重が増えたり、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病のリスクを高めるので注意が必要です。
また、着色料、甘味料、保存料の添加物が入っている野菜ジュースは避けて無添加のジュースを選ぶようにしましょう。
妊娠中にお勧めの野菜ジュース
健康志向が高まる現在、市販されている野菜ジュースは原材料にこだわっているものも多いです。
野菜の産地が記載されていたり、砂糖や塩、添加物を控えたものも多く販売されています。
妊娠中は、お腹の赤ちゃんと母体の健康のためにも無添加で砂糖や塩分の入っていない物を選ぶように心掛けましょう。
お勧めの野菜は、ビタミンを多く含んだ色の濃い緑黄色野菜を含んだ野菜ジュースです。
妊娠中の果汁ジュースはOK?
妊娠中に果汁ジュースを飲むことは可能です。
しかし、果汁ジュースにも野菜ジュースと同様に砂糖や塩分、添加物が含まれているものがあるので、入っていない物を選ぶようにしましょう。
果汁100%のジュースならいいの?
妊娠中に果汁ジュースを飲むのであれば、果汁100パーセントのジュースを選ぶようにしましょう。
しかし、果物自体にも糖分が多く含まれておりカロリーは高めなので、飲みすぎないように心掛けて下さいね。
妊娠中にお勧めの果汁ジュース
野菜ジュースと同様に無添加で塩分や糖分が入っていないナチュラルなものを選ぶようにしましょう。
また、フルーツには葉酸を含んだものが多くあります。
特に葉酸が多いと言われているのが、いちご、キウイフルーツ、バナナ、みかんです。
葉酸はお腹の赤ちゃんの健康に必須の栄養素ですので、葉酸含んだ果汁100%ジュースがお勧めです。
関連記事⇒葉酸の過剰摂取は危険?摂り過ぎによる胎児への7つの影響と3つの注意点
妊娠中の炭酸ジュースはあり?
炭酸ジュースは、妊娠中はなるべく避けた方が良い飲み物です。
炭酸ジュースには大量のお砂糖や甘味料、添加物、カフェインが入っているものもあるので、飲みすぎないようにしましょう。
ゼロカロリーの炭酸ジュースの危険性
甘い炭酸飲料はカロリーが高くてダメでも、ゼロカロリーの炭酸飲料なら安心と思われる方も多いと思います。
しかし、ゼロカロリーの炭酸ジュースのほとんどに甘味料である「アスパルテーム」という食品添加物が入っています。
厚生労働省はアスパルテームの安全性を認可していますが、過剰に摂取をするとお腹の赤ちゃんに影響を及ぼす場合があります。
妊娠中は、ゼロカロリーやカロリーオフの炭酸ジュースは避けるように心掛けましょう。
妊娠中にお勧めの炭酸飲料
炭酸ジュースだとお砂糖や添加物、カフェインの危険があるので妊娠中は避けなければいけない…
ですが、どうしても炭酸が飲みたくなる場合もありますよね。
特につわり中は、口の中が気持ち悪くなっているのでシュワシュワしてさっぱりとした炭酸飲料が飲みたくなりがちです。
そんな時におすすめなのが「炭酸水」です。
炭酸水は、お水に炭酸ガスを加えたものなので妊娠中でも安心です。
しかし、最近では香料や酸味料などの添加物が入っている炭酸水も市販されていますので原料を確認してから飲むと安心ですね。
関連記事⇒妊婦の炭酸水飲みすぎは危険?妊娠中の炭酸水がおすすめの理由と4つの注意点
妊娠中のコールドプレスジュースは飲んでもいい?
低速回転をするジューサーを使って野菜や果物に熱を加えずにゆっくりと圧力をかけて搾るジュースをコールドプレスジュースと言います。
熱を加えないので、野菜や果物の持つ食物繊維やビタミン、ミネラルの栄養素をたっぷりと摂ることができるのが特徴です。
悪阻時の栄養不足に、素早く栄養を補給できるので妊娠中にもお勧めのジュースです。
スムージーとの違いは何?
スムージーは、高速回転をするジューサーを使って野菜や果物を撹拌(かくはん)します。
高速回転する事により、野菜や果物に熱を加えてしまうので、空気に触れて酸化が進み栄養素が破壊されてしまうデメリットも。
しかし、スムージーは繊維質が残るので、満腹感が得られるメリットもあります。
妊娠中にお勧めのコールドプレスジュース
緑黄色野菜には妊娠中に必要な、葉酸、カルシウム、鉄分が多く含まれています。
小松菜やいちご、バナナ、キウイフルーツが含まれているコールドプレスジュースを選ぶようにしましょう。
ちなみにグァバは胎児に影響を及ぼすリスクがあるとされています。
グァバエキスを使ったグァバ茶やグァバジュースは控えた方が安心ですね。
コールドプレスジュースは、フレッシュな野菜や果物を搾り添加物を加えていない物がほとんどですので、妊娠中に食べてもいい食材を選べば安心して飲むことができます。
ただし新鮮な分、賞味期限も早く、お値段も少し高めという難点もあります。
関連記事⇒妊婦が食べちゃダメな果物って?妊娠中のフルーツ3つの注意点と胎児への影響
妊娠中にジュースクレンズをしても良いの?
ジュースクレンズとは、通常の食事に代わりコールドプレスジュースや水を数日間飲む美容ダイエット法です。
よって妊娠中にジュースクレンズをすることはお勧めできません。
悪阻時の栄養補給や妊娠時の気分転換にコールドプレスジュースを飲むことはお勧めできますが、主にジュースだけを飲んで栄養を摂る方法はやめた方がいいでしょう。
お腹の赤ちゃんに質の良い栄養を送り届けるためにも、栄養バランスが整った食事を取ることが一番です。
妊娠中は、ジュースクレンズはしないようにしましょうね!
まとめ
基本的にジュースは、お砂糖や甘味料が多く入っていたり、果汁が入っていたりするのでカロリーは高めです。
また、市販品は添加物やカフェインも入っているので妊娠中はできるだけ避けた方が良い飲み物でしょう。
どうしてもジュースを飲みたい場合は過剰に飲みすぎたりしなければ問題はありません。
自宅で野菜や果物のジュースを作れば、添加物やカフェインが入っていないので安心ですね!