ハンバーガーだけでなくフライドチキンやスープ、デザートも選べるロッテリア。
まるでカフェのようなラインナップが魅力です。
しかし、妊婦にとってはカロリーや塩分、原材料の安全性など。
食べても大丈夫なのか悩みがち。
この記事では、妊婦がロッテリアを利用する時に注意したいことを5つの項目にまとめました。
- カロリーよりも塩分に注意が必要
- リステリア菌対策として生のメニューは避けよう
- トランス脂肪酸の心配はしなくても大丈夫
- 輸入品を使っているけれど品質は心配なし
- 注目はお店独自の個別サービスと分煙や禁煙の店
妊婦もロッテリアを食べても大丈夫ですが、注意点をひとつずつみていきましょう。
目次
カロリーよりも塩分に注意が必要
妊娠すると医師から体重を管理するよう言われますよね。
そしてファーストフードは目の敵にされがち。
でも「つわり中、フライドポテトが食べたくて堪らなかった」「肉が食べたくて通っている」など「妊娠中だからこそ食べたい!」という声も少なくありません。
筆者も、フライドポテトやハンバーグが我慢できず、手軽さも手伝って食べていた一人。
結論から言えば、妊娠中でもロッテリアを利用しても大丈夫!
さらに、カロリーはそれほど気になりません。
ただし、塩分には注意が必要です。
メニューの選び方によっては塩分を取り過ぎる危険があります。
(引用元:ロッテリア栄養成分一覧表|ロッテリア)
ハンバーガー+ポテト+飲み物を注文するとカロリーは500~800kcalくらい。
成人女性の1日摂取カロリーの目安は2,000kcalで、妊娠中は50~450kcal多く取ることが推奨されています。
ロッテリアで食べる際のカロリーは、それほど気にする必要はありません。
(参考:日本人の食事摂取基準|厚生労働省)
一方、ハンバーガー+ポテト+飲み物で食塩は2~4gに!
理想的な1日当たりの食塩摂取量は7g以下。
もし1食で4g摂ってしまうと、残り2食は相当、減塩しなければなりません。
食塩と高血圧は深く関わりがあります。
妊娠中、高血圧が続くと早産や胎児の発育不全、胎盤剥離などのリスクが高まり、胎児の命が危険にさらされることも!
ロッテリアを利用する場合は、食塩の量に配慮しましょう。
(参考:妊娠と高血圧|国立成育医療研究センター)
リステリア菌対策として生のメニューは避けよう
「妊娠中はチーズや肉のパティNG」という話を聞いたことはありませんか?
もし、これが本当ならロッテリアは危険ですよね。
この話は半分ホント。
実はチーズや肉のパティにはリステリア菌という菌がいる可能性があり、食中毒の危険があるんです。
もし妊婦さんが感染すると流産する危険があったり、胎児の発育の悪影響が出る可能性が!
欧米では、ナチュラルチーズや生ハム、肉のパテ、コールスローサラダなどから集団食中毒が発生した例があります。
日本では菌の数は少ないものの、乳製品・肉を加工したものなどから菌が検出されています。
ロッテリアではチーズバーガーや生のサラダが食べられます。
このため、リステリア菌を不安視してNGと考える人がいるんです。
加熱したメニューならリステリア菌は心配しなくてOK!
生のメニューを避ければ大丈夫です。
もし、ロッテリアで食事をした後、吐き気・倦怠感・発熱・筋肉痛(インフルエンザに似た症状)が出たら、すぐに病院へ!
できるだけ早く診断・治療を受けてくださいね。
トランス脂肪酸の心配はしなくても大丈夫
妊娠中は食事の内容・質が気になるもの。
ファーストフード店で気になることのひとつに「トランス脂肪酸」がありますよね。
トランス脂肪酸は摂りすぎると血液中の悪玉コレステロールが増え、生活習慣病や心臓病のリスクが高まることが分かっています。
妊娠中は絶対に避けたい病気です。
このトランス脂肪酸。ロッテリアで食事をするときは、気にする必要ありません。
理由は、ロッテリアで使用されている揚げ油は植物由来の液体油。
さらに、パテなど食材に含まれているトランス脂肪酸は自然界に存在する種類でごく微量。
なんとなく健康によくないイメージが強いファーストフード店。
しかし、ロッテリアは健康増進法などの法律を遵守し、健康に配慮したメニューを提供してくれています。
トランス脂肪酸は気にせず食べられますよ。
輸入品を使っているけれど品質は心配なし
ロッテリアの魅力のひとつに、価格が安い!というのがあります。
安いと聞くと「材料が輸入品で、安全性に不安があるのでは?」と思う方もいるでしょう。
確かにロッテリアは、じゃがいも・小麦・牛肉(パテ)・チーズなどを世界各国から輸入しています。
しかし、心配は要りません。
全て、輸入する時に複数の国の機関の検査をクリアしています。
さらにロッテリアは、安心・安全のために、原料はもちろん、製造する工場や出来上がった製品、輸送中の衛生管理などを徹底的にチェックする態勢を整えています。
輸入原料を使い、安く提供されるロッテリアですが、心配することなく食べることができますよ。
注目はお店独自の個別サービスと分煙や禁煙の店
ロッテリア常連の方はご存知だと思いますが、妊娠中の方がぜひ、利用したいサービスがあります。
それは、各店舗が独自に実施している個別のサービス!
随分と昔ですが、ロッテリアには「ひと手間がんばるロッテリア」というサービスがありました。
これは、マニュアル通りの接客ではなく、お客さんの個別の要望に応えてくれるというもの。
このサービスが、今でも各店舗に残っています。
残念ながら「カフェインレスコーヒーをください」「添加物ゼロのハンバーガーをください」といった、お店のサービス内容を大幅に超えるお願いはできません。
しかし「ポテトは塩抜きで」「飲み物の氷を半分にしてください」といったお願いは可能です。
少し待たなければならないこともありますが、店員さんに相談してみてください。
また、店舗を利用前に確認したいのは「分煙・禁煙」の状態!
妊娠中は受動喫煙を絶対に避けたいですよね。公式サイトで店舗を検索すると分煙状況が確認できます。
妊娠中はできる限り完全に分煙された店舗を選びましょう。
まとめ
妊娠中でもロッテリアは食べて大丈夫です。
カロリーやトランス脂肪酸は気にする必要なし!
輸入食材を使っていますが、品質管理も心配しなくて大丈夫です。
ただ、食塩の量やリステリア菌に注意してください。
ロッテリアの個別サービスを活用して「塩抜き」を依頼したり、生のメニューを避けたりすることで予防できますよ。
なお、公式サイトを利用すればタバコの受動喫煙も避けられます。
上手にサービスを利用して、おいしくロッテリアを食べましょう。