熱があるときや頭痛、暑さ対策などにも使われている熱さまシート。
冷えピタなどの熱さまシートを、家に常備しているご家庭も多いですよね♪
妊娠中は体温が高くなっているので、普段よりも暑さを感じやすくなっています。
そんなとき身体を冷やすアイテムとして、熱さまシートは欠かせません!
また片頭痛持ちの妊婦さんは、市販の鎮痛剤が服用できない場合が多いので、熱さまシートで頭を冷やし痛みを緩和することもできます。
妊婦さんにとってありがたいこの熱さまシートですが、
「妊娠中も使用していいのかな?」
と不安になっている妊婦さんもたくさんいるはず。
熱さまシートに含まれている成分は、赤ちゃんに影響ないのでしょうか。
妊娠中の熱さまシートとの付き合い方について、以下の点でご紹介していきます。
- 妊婦と熱さまシート
- 熱さまシートを貼るときに気を付けること4つ
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
そもそも妊娠中に熱さまシートを使ってのいいの?
熱さまシートとは冷却シートのこと。
様々な種類がありますが、商品名が違うだけでどれも用途は同じです。
よく知られているのは熱さまシート、冷えピタ、デコデコクールなど。
まず、これら冷却シートは、医薬品ではないということを覚えておきましょう。
そのため妊娠中に使用しても、お腹の赤ちゃんやお母さんの身体に問題はありません。
熱さまシートを販売する「小林製薬」のHPでも、妊娠中に貼って大丈夫ということが記されています。
ただし、鎮痛作用の高い成分が含まれているものも稀にあるので、購入の前に薬剤師さんに相談すると良いでしょう。
購入後に使用する場合は、メーカーに問い合わせてみたり、公式ホームページなどで確認してみてくださいね。
ちなみに熱さまシートに似ているようで違う湿布には、インドメタシンという強い成分が含まれているものもあり、胎児に影響を及ぼす可能性もあるので、妊娠中には使用しない方がよいこともあります。
熱さまシートの中には、そのような成分は含まれていないので安心してくださいね。
関連記事⇒妊婦は湿布を使っちゃダメ?妊娠中の湿布の影響と2つの注意点
熱さまシートを貼るときの4つの注意点
妊婦さんが熱さまシートを使用しても、基本的には問題はありません。
ですが、いくつか注意点があるのでみていきましょう。
1.お腹周辺に貼るのは控える
熱さまシートはおでこに貼って利用する人が多いですよね。
しかし、暑さのあまりおでこ以外に貼ったり、痛みがある箇所に貼ることもあります。
妊婦さんの場合、お腹あたりに貼ってしまうと、お腹が冷えてしまう可能性があるのでやめておきましょう。
どれだけ暑い夏だとしても、お腹をキンキンに冷やすことは血流を悪化させてしまう原因になります。
お腹の張りにつながることもあるので、絶対にしないでくださいね。
お腹以外であれば、適度に貼る分には構いません。
2.妊娠中は敏感肌になっている
個人差はありますが、妊娠すると味覚ばかりでなく、肌質も変わる場合があります!
普段使用していたときは何もなかったのに、妊娠してから体質が変わってしまい、熱さまシートを貼った部分が赤くはれたり、かゆくなったりしたら使用を控えましょう。
熱さまシートだけでなく、化粧品なども同じことが言えますよね。
肌トラブルがあって使用できない場合には、別のものに変えるようにしましょう。
熱さまシートを毎回同じ場所ばかり貼るのも、かぶれやかゆみの原因になるので、少しずつ位置をずらしながら貼るなど工夫をしてみてくださいね。
3.メントールが合わない場合もある
大人用の熱さまシートには、清涼感を出すためにメントールが含まれているものがあります。
スースーした清涼感のある成分で、ミントのような香りがします。
そのため、妊娠中の悪阻(つわり)の時期などに使用すると、香りにより気分が悪くなる場合があります。
もちろん大丈夫な人もいるので、一度貼る前に香りをかいでみてくださいね!
赤ちゃん用は無香料のものもあるので、香りが苦手であればそちらを試してみるとよいでしょう。
関連記事⇒妊婦はミントを食べちゃダメ?妊娠中のミント3つの注意点と影響
4.熱さまシートが使えないときは他で代用する
香りが合わなかった場合や、肌が荒れるなどの症状で熱さまシートが使えない妊婦さんもいますよね。
そんな時には、代わりに別のものを使ってみてください。
- アイスノンや保冷剤をタオルに巻いて使う。
- 濡れたタオルを振って冷たくして、首に巻く。
- 暑い場合には、一旦シャワーを浴びてクールダウンする。
最近では、濡らすと冷たくなるタオルなども販売されているので、何か別のものに変えることができないか、探してみてくださいね♪
まとめ
妊婦さんにとって、熱さまシートはマストアイテムです。
肌荒れや香りによる気持ち悪さがなければ、使っても問題はありません。
しかし、過度に貼りすぎたり、ずーっと同じ場所に貼っていたりすることはやめてくださいね。
適度に、そして上手に熱さまシートを使用して、マタニティライフが少しでも楽になると嬉しいです。