妊婦は和式トイレを使っちゃダメ?妊娠中の和式トイレの7つ注意点

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「妊婦でも和式トイレを使ってもいいの?」

妊娠中の和式トイレの使用は、一見すると良くないんじゃないかと思う人が多いのではないでしょうか。

私もそのひとりでした。用を足すときのしゃがむ体勢から、流産の可能性をまず考えました。

しかし、マタニティ教室で助産師さんに聞いてびっくり!

和式のトイレには妊婦に良いことがたくさんあったのです。

この記事では、和式トイレとの上手な付き合い方としてメリットデメリットの他、

デメリット対処策などの7つのポイントをご紹介いたします。

目次

『妊婦と和式トイレ』3つのメリット

「外出先のトイレが和式しかなくて大変!」

妊娠中の和式トイレに抵抗があってつい我慢してしまった、という人もいるのではないでしょうか。

尿意を我慢することは、妊娠中であってもなくても良くないこと。

特に妊娠中は膀胱炎などになりやすいので注意が必要です。

和式トイレ自体に抵抗のある妊婦さんも以下3つのメリットを見れば、その考え方も変わるかもしれませんよ。

➀足腰、骨盤が鍛えられる。

しゃがんだり立ったりする行為で、筋肉が柔らかくなり、安産に大事だという骨盤底筋が鍛えられます。

出産前のマタニティ教室で、座ったり立ったりするスクワットを助産師さんから習います。

和式トイレはそれと同じ動きをするので、わざわざスクワットをして鍛える必要はなくなります。

私の経験談ですが、和式トイレを避けてまったく使わずに、スクワットもちょっとやる程度だったからか、ぜんぜん子宮口が開いてくれず、めちゃくちゃ難産でした。

出産に三日ほどかかり、かなり辛かったです。

積極的に和式トイレを利用するか、スクワットをもっと真剣にやるか、どちらかでもやっておけばよかったと、ものすごく後悔したことを覚えています。

妊婦は運動するのがつわりなどの影響で億劫になるので、トイレという必要不可欠の行いで、自然と安産になる体操ができるのなら”一石二鳥”ではないでしょうか。

②尿漏れを防ぐ効果も。

妊婦は本当に尿漏れがひどくなります。

くしゃみをするだけで漏れたり……なんだかとっても年をとった気分になります。

それを解消してくれるのが、和式トイレです。正確にはしゃがんだり立ったりという行為です。

上記でも書きましたが、その運動をすることによって骨盤周りの筋肉が鍛えられるので、尿漏れにも効果があります。

③和式トイレでいきんでも流産する可能性はない

用を足す体勢から、「もしかしたら赤ちゃんが出てきちゃうかも」と不安になるかもしれませんが、安心してください。

妊娠経過が順調であれば、和式でも洋式でも、いきんだからといって赤ちゃんが出てくる心配はありません。

子宮口はしっかりと閉じていますので、大丈夫!

妊婦でも和式トイレを利用してOK!なのです。

意外と知られていないメリットがたくさんあることがわかりましたね。

ではデメリットはどうでしょうか?

関連記事⇒妊婦に優しい無理をしないスクワットの方法って?妊娠中の効果や影響と3つの注意点

『妊婦と和式トイレ』デメリット

デメリットはたったひとつだけです。

①転倒の危険がある

和式トイレに慣れていないと、妊娠していないときでもしゃがんだりするのが大変な場合があります。

妊婦はお腹が大きくなるにつれて前が良く見えなくなったり、屈むのがものすごく大変になったりします。

そうなると、滑ったり転倒する危険が倍増してしまいます。

手すりがあれば必ずつかまり、ない場合はタンクや壁などに手を着くようにしましょう。

利用する際は、細心の注意を払ってくださいね。

関連記事⇒妊婦はオナニーをしてもいいの?妊娠中のオナニーによる影響と3つの注意点

『妊婦と和式トイレ』デメリット対処法3つ

①素早く用を済ます。

とにかく転倒のリスクを減らすことが大事。

なかなか用を足せず、和式トイレに長時間座っているのはよくありません。

便秘にならないように、食物繊維やオリゴ糖を積極的に摂って、手早く済ませるように心がけましょう。

②体調で利用するトイレを決める。

公共施設のトイレでも、和式だけというのは最近めったに見かけなくなりましたよね。

トイレを利用するときは、和式か洋式かどちらかを自分の体調と相談して決めるのもありです。

何度も言うようですが、骨盤周り鍛えておかないと、出産のとき、本当に辛いです。

少しでも鍛えることを頭に入れておくといいですよ。

③和式を洋式に替える。

こちらは最終手段というか、家や職場などが和式の場合です。

妊娠後期には、和式トイレで用を足すのが辛さを感じることが増えるはず。

不安やストレスを感じたら、無理をせずに和式に後付けできるタイプの洋式に変更しましょう。

勤務先も洋式に簡単に替えられると相談してみると、検討してくれるかも。

関連記事⇒妊婦は残尿感が出やすい?妊娠中の残尿感の原因と5つの解決策

和式トイレを上手に利用しよう!

以上が、『妊婦は和式トイレを使っても大丈夫?メリットデメリット、対処策、7つのポイント』でした。

マタニティヨガやストレッチを普段から積極的に行っている人には、あえて和式トイレを利用する必要はないかもしれません。

私のような運動嫌いな人や、面倒くさがりの人にとって、ながら作業で筋肉が鍛えられる和式トイレは、とても便利なものではないかと感じます。

骨盤周りの筋肉は鍛えておいたほうがいい。これは絶対です。

なかなか出産が進まないと、子宮口を広げる器具を入れたりするのですが、これがまた最強に痛いのです。痛すぎて発狂するほどです。

泣きながら、「もっとスクワットやっておけばよかったー」と叫んだ私の経験からのアドバイスがこの記事には詰まっています。

衛生面などで好き嫌いもあると思いますが、和式トイレが妊婦にいい効果をもたらすのは確かです。

転倒に気を付けながら自分の体調と相談して、上手に和式トイレを活用してくださいね。