妊婦はワインを飲んでもいいの?妊娠中のワインの影響と5つの注意点

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妊娠中はお酒を飲まない方が良いというのは常識となっています。

特に妊娠初期は流産の危険や胎児に障害が出る心配があることから飲酒に限らずいろいろと注意が必要な時期です。

日本人は真面目な民族ですので、妊娠中にお酒はダメ!と聞くと飲まない、禁酒する妊婦さんも多いですよね。

しかし、海外では妊婦でもそこまで神経質にならずに上手にお酒と付き合っている妊婦さんも少なくないです。

スペインの産婦人科では赤ワインは体に良いので1日1杯までは飲んでも大丈夫!と言われるそう。

日本の産婦人科ではまず考えられませんね。

飲酒は控えるように言われるのがほとんどですから…。

では、実際のところ妊婦はワインを飲んでも大丈夫なのでしょうか。

スペインではOKのようですが、ワインは胎児に影響ないのでしょうか。

妊婦がワインを飲む場合には5つの注意点があります。

・妊娠初期は避ける
・飲む量に気をつける
・毎日は飲まない
・体調の良い時にする
・臨月の時もやめておく

スペインの医者もお墨付きの赤ワインなら、日本人も注意点を守れば飲んでも良いはず。

しかし、飲酒によるリスクは全くのゼロではないことや、妊婦さんそれぞれの体質もありますので、必ず主治医と相談の上で飲酒できるかを決めてくださいね。

目次

ワイン1杯なら大丈夫?妊娠初期はやめておきましょう

海外では割と許されている妊婦の飲酒。

実は、コップ1杯程度なら飲んでも大丈夫です。

しかし、妊娠初期はいろいろと心配の多い時期でもあります。

あとあと後悔しないためにも妊娠初期は飲酒を控えましょう。

妊娠初期はつわりがある方も多く、飲酒どころではない体調になってしまいます。

飲みたいという気持ちにもならない人もいるでしょう。

つわりが軽い場合で、お酒好きな人は1ワイン杯くらいなら良いかな?と飲みたくなるかもしれませんね。

しかし、まだ安定期に入っていない赤ちゃんはお母さんの食べ物や飲み物に影響を受けやすくなります。

ちょっとなら大丈夫と思って飲酒をしてしまい、流産や早産となっては大変です。

妊娠初期は念には念を入れるくらいの気遣いをしたいですね。

また、妊娠初期は流早産の危険性だけではなく、胎児の発達にも重要な時期。

器官形成期といって、赤ちゃんの中枢神経が形成され、心臓や目、手足などの重要な器官が作られる時期です。

この時期に飲む薬や飲酒などは、胎児に深刻な障害を引き起こす可能性があります。

以上のことからも、やはり妊娠初期の飲酒は避けた方が良いでしょう。

関連記事⇒妊娠超初期のアルコールは流産リスクあり?赤ちゃんへの影響と4つのお酒の断り方

コップ1杯までにして!妊娠中のワイン

妊娠中にワインを飲む場合は、飲む量に気をつけましょう。

当然ベロベロに酔っ払うまで飲むなんてことのないようにしてください。

酔っぱらってしまうと足元がおぼつかなくなるので、お腹をぶつけたりする心配も出てきます。

コップ1杯程度のワインは特に心配なく妊婦さんでも飲める量ですが、1杯でもよっぱらてしまう人は妊娠中の飲酒は避けた方が良いですね。

お酒を飲んで気分が良くなってしまい、2杯3杯と飲み過ぎてしまわないように注意してくださいね。

飲み過ぎてから後悔しないように、1杯だけを徹底して飲むと良いですね。

妊娠中に毎日ワインを飲むのはやめましょう

1日にコップ1杯のワインなら妊婦さんでも問題なく飲めます。

しかし毎日飲むのは考えもの。

妊娠していなくても飲酒には休肝日が必要ですよね。

妊娠中は普段よりも飲まないに越したことはないので、毎日は飲まずに1日置きにしたりと工夫してワインを楽しみましょう。

妊婦の飲んだアルコールは胎盤を通してお腹の赤ちゃんまで届きます。

そうするとお腹の赤ちゃんも酔っぱらった状態になるのです。

1日に1杯程度のワインんなら心配ないとはいえ、毎日毎日赤ちゃんが酔っぱらった状態になるのは心配です。

妊婦さんがワインを飲むなら毎日は控えて週に数日に止めておきましょう。

関連記事⇒妊婦はお酒を飲んじゃダメ?妊娠中のアルコールの影響と3つの禁酒対策

妊婦は体調が変わりやすい!妊婦がワインを飲むなら体調の良い時に

妊婦さんは何と言っても体調が変わりやすいです。

つわりが終わっても大きなお腹で胸焼けがすることも。

当然気分の悪い時にお酒を飲む人はいないでしょうが、妊娠中も体調に気をつけてワインを飲むようにしましょう。

ちょっとでも体の調子がいつもと違うと思ったら、飲むのを控えましょう。

疲れている時も同様です。

疲れていたり、寝不足だったりする時に飲酒すると、普段よりも酔っぱらってしまう可能性があります。

妊娠中にワインを飲むのなら普段以上に体調の変化に注意てして飲むようにしてくださいね。

臨月の時はやめよう。妊婦さんのワイン飲酒。

飲酒を避けた方が良い時期は妊娠初期だけではありません。

臨月に入ってからも飲酒はやめておきましょう。

臨月はいつ赤ちゃんが生まれてもおかしくありません。

予定日前に陣痛が来るなんてこともよくあること。

まだまだ予定日ではないし・・・と思っていると、急にきた陣痛に慌ててしまいます。

臨月はいつでも出産に臨めるように準備万端にしておく必要があります。

安全に出産するためにも、臨月はワインを控えた方が良いでしょう。

安心安全ではない。妊婦の飲酒はリスクがつきもの。

妊婦が飲酒することで胎盤を通してお腹の赤ちゃんにもアルコール分が届きます。

そのため、赤ちゃんも酔っぱらったような状態になってしまいます。

妊娠中の飲酒が原因で、お腹の赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群」を引き起こす可能性もあります。

胎児性アルコール症候群にかかった赤ちゃんは、発達の遅れや身体障害、容姿が特異的になる場合があります。

赤ちゃんの発達に影響を与えてしまう飲酒は本当なら控えた方が良いですね。

妊娠中は味覚が変わることがあるので、いつもはお酒が大好きでも飲みたくなくなることも・・・。

私が妊娠した時はそれまで飲んでいたお酒をすっぱり絶ちました。

我慢してやめたと言うよりも飲みたくなくなったので飲まなかったと言うほうが近いです。

妊娠する前はお酒が好きだった私ですが、妊娠したことで味覚や体質が変わってお酒を飲みたいと思わなくなったのです。

中にはそういう妊婦さんもいるでしょう。

飲みたくないのなら無理にやめる必要もなくて一石二鳥ですね。

妊娠してもお酒が飲みたい!という妊婦さんは5つの注意を守ってワインを飲むと良いでしょう。

・妊娠初期は避ける

・飲む量に気をつける

・毎日は飲まない

・体調の良い時にする

・臨月の時もやめておく

しかし、この注意を守っても妊娠中の飲酒はリスクがあります。

そこも踏まえた上で主治医と相談してみるのも良いでしょう。