妊娠中にしてもいい事ダメな事~6つのリストから妊婦のOK/NGを知ろう!

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妊娠してすぐにつわりが始まったり、お腹が出始めたりする人がいる一方で、お腹も目立たないし、つわりもない、自分自身にあまり変化を感じないというママもいます。

何らかの変化があれば、自覚も生まれてくるものですが、明らかな変化がない場合は「このぐらいは大丈夫」とついつい無理をしてしまいます。

そもそも、妊娠中にしても良いこと、してはいけないことを正しく把握している人は多くはありません。

『妊娠中に食べちゃいけない物って多くて良く分からない!』

『妊娠中の乗り物ってどうしたらいいのかな?』

このように思った事があるママもいるのではないでしょうか?

今回の記事ではそんなママのために、5つのポイントから妊娠中にしても良い事と駄目なことをまとめました。

・妊娠中の乗り物のこと
・妊娠中の食べ物のこと
・妊娠中のプライベートのこと
・妊娠中の仕事のこと
・引越しや美容、身の回りのこと

この記事を読めば、妊娠中にしても良い事や控えた方がよい事が分かります。

妊娠中にやっていいこと、悪いことをきちんと把握して、後からトラブルにならないように気をつけましょう♪

目次

どの乗り物は大丈夫?

普段慣れているのであれば、車は大丈夫です。

ただ、妊娠中は通常よりも疲れやすく、集中できないということがありますので、車の運転には気をつけましょう。

あまりにも長距離のドライブはおすすめできません。

自転車の振動で流産・早産するということは、あまりありませんが、怖いのは転倒したときの衝撃。

お腹が大きくなるとバランスを崩す危険性があるので、特に妊娠後期はやめておきましょう。

バイクについては、転倒したときのリスクが大きすぎるので、妊娠期を通してやめておいたほうがいいでしょう。

また、飛行機に乗って旅行するのは問題はありませんが、長時間、同じ姿勢のフライトは腰が痛くなったり、お腹に圧迫されることによる血栓症などのリスクが高くなります。

通路を歩いたり、マッサージをする、水分をこまめに取るなどの対策をしましょう。

妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期
自転車 ×
バイク × × ×
自動車
飛行機

注意すべき食べ物は?

「妊娠中に食べちゃいけないものって何だろう?」

妊娠中は、ママの食事が赤ちゃんの栄養になる、赤ちゃんの成長にとって大事な時期。また、食生活の乱れによって妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を発症してしまうこともあります。栄養バランスを考えて、1日3食きちんと食べるようにしましょう。

塩分の多いジャンクフード、糖分の多いケーキやパンなどは控えめに。外食する時には、麺類の汁を残したり、サラダなど野菜をサイドディッシュに添えるなどしてバランスを考えましょう。

コーヒー、紅茶などに含まれるカフェインが赤ちゃんに与える影響を心配する妊婦さんが多いですが、少しであれば大丈夫。

1日500mg以上(コーヒーであれば4~6杯)のカフェインになると流産リスクが上昇します。

コーヒー以外にもカフェインを含むものがたくさんあります。

たとえば紅茶やコーラ、烏龍茶、鎮痛剤や風邪薬などにも含まれるので、これら日常的に摂る人は注意が必要です。妊娠中には番茶や麦茶などを楽しんでみるのもいいですね。

種類 ○△× 注意すること
外食 塩分や脂肪分が多いので、和食を選ぶ、汁を残すなどしましょう
インスタント食品 カップ麺やインスタント味噌汁などは便利ですが、塩分のほか添加物も多いので食べ過ぎに注意しましょう。野菜を追加で入れる、汁を残すなどの工夫を。
コーヒー 取りすぎには気をつけましょう。
ハーブティ 妊娠中に飲める種類と、子宮が収縮するので飲まない方がいいものがあります。専門店で相談して購入するか、医師に相談しましょう。
ジャンクフード 栄養が偏るので、サラダなどを一緒に頼みましょう。
アルコール × 中枢神経系の障害や身体の障害など、赤ちゃんの成長に大きな影響があるので避けましょう。
タバコ × 流産、早産、低出生体重児、上位胎盤早期剥離などのリスクが高くなるのでやめましょう。ニコチンが血管を収縮させて子宮胎盤の循環血液量を減少させてしまうので、電気タバコ、ニコチンガムなどもダメです。

関連記事⇒妊娠中はコーヒーを飲んじゃダメ?妊婦のカフェイン胎児への3つの影響

友達、パートナーと遊んでも大丈夫?

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赤ちゃんが生まれる前に、会っておきたい友達や行きたい場所、ありますよね。

旅行や温泉、ショッピングなど気分転換になるものは基本的に大丈夫です。

でも、なるべくなら妊娠初期と後期は遠出は避けて、安定期にお出かけしましょう。

妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期 注意すること
旅行 長時間のドライブは体の負担になるので避けましょう。海外旅行も言葉が通じないところでトラブルがあったときのことを考えて、避けたほうが無難です。疲れた時には迷わず休息を。無理せず、のんびり行くのがポイントです。
温泉 のぼせやすくなっているので、入浴時間は短めに。水分補給もきっちりと行いましょう。また、泉質によっては入れないことも。調べてから行きましょう。
海水浴 シーズン中の混雑したプールなどは転倒の恐れがありますので、空いている場所や時間を選んで行きましょう。体が冷えたりするので、お出かけ前に医師に確認を。
映画 長時間座りっぱなしなので、足の血流を良くするために時々マッサージを。
ショッピング 気分転換に最適ですね。混雑しない時間帯に、適度に休息を入れながら楽しみましょう。
水族館・動物園 ゆっくりと休みながら歩き回るのは運動にもなるのでいいですね。ただ、暑い時期には水分をこまめに摂るようにしましょう。
遊園地 行列に並んだり、長時間歩き回るのは避けましょう。また、体に負担のかかるジェットコースターなどの乗り物はやめておきましょう。
スポーツ 激しいスポーツはNGですが、マタニティヨガやマタニティビクスなどは体重管理、気分転換などの点からもオススメ。医師に相談してみて大丈夫であれば、参加してみましょう。
初詣 人混みを長時間歩くのは、妊娠時には辛いもの。無理のないように、なるべく同伴者と一緒にゆっくりしたペースで行きましょう。また、インフルエンザなどが流行している時期ですから、注意しましょう。
飲み会 赤ちゃんができたら、なかなか夜の飲み会には参加できませんものね。生まれる前に楽しみましょう。ただ、アルコールは厳禁。ノンアルコールやソフトドリンクで雰囲気や会話を楽しむようにしましょう。また、タバコの煙は吸い込むだけで赤ちゃんも苦しくなります。自身が喫煙しない場合でも、禁煙のお店を選んでもらうようにしましょう。

関連記事⇒妊娠中に旅行に行っても平気?妊婦の旅行で絶対に気をつける6つのこと

家事・仕事は普通にしても大丈夫?

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妊娠は病気ではありませんから、家事や仕事もできます。

ただ、つわりがひどかったり、体が重く疲れやすかったり、今までと同じような動きはできません。無理せず休みながらこなしていきましょう。

今までの7割ぐらいの動きで、のんびり、ゆったり、が大切です。

つわりがひどい時、切迫流産や早産と言われた時、体調が悪いと感じた時には、遠慮なく周りの協力を求めましょう。必要であれば、医師に診断書を発行してもらい、休職するのも良い方法です。

特にお風呂掃除などお腹を圧迫するような家事であったり、重いものを持つのは慎重に。

内容 妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期 注意すること
洗濯  ○ お腹が大きくなってくると、物干し竿が高い位置にあるとバランスが取りにくいこともあります。
炊事  ○  ○ 長時間立ちっぱなしになることは避け、椅子などをキッチンに置いて休みながらしましょう。
掃除  ○ 前かがみになる 風呂掃除など腰やお腹に負担のかかる仕事は、できるだけパートナーに代わってもらいましょう。経過が順調であれば、雑巾がけなど運動になるものは積極的に
買い物  ○  重いものは夫に持ってもらう、または宅配サービスを利用するなどして、身軽に、積極的に歩くようにしましょう。
仕事  仕事の内容にもよります。出張はなるべく避ける、つわりなどがひどい時期は休憩を取るなど、会社と相談をして、無理せずに仕事を続けていけるようにしましょう。

その他の気になる!やっていいこと悪いこと

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引越し

妊娠を機に結婚、引越しという方も多いですよね。具合が悪くなければ、引越しの作業をしても構いません。ただ、重いものの持ち運びはパートナーや業者さんに任せて。掃除も休みながら、のんびりしましょう。

引越し先での片付けも、できるだけ座って片付けられるなどの作業を妊婦さんが、荷物を運んだり、高いところの掃除や作業はパートナー担当というふうに安全を考えて役割分担しましょう。

上の子の抱っこ、おっぱい

お腹の中の赤ちゃんが重くなるのに加えて、上の子を抱き上げたりすると、体に負担がかかるのは言うまでもありません。

でも、赤ちゃんがお腹にできた途端に赤ちゃん返りをする子もいますし、まだまだ甘えたい時期のお子さんにとって、急に抱っこしてもらえなくなるのは不安になるでしょう。

立ったままの抱っこを低くしたり、腰への負担を考えて抱き上げたりと工夫をしましょう。抱っこの回数が多いなら、椅子などに腰掛けて抱っこしたり、中腰にならずに膝を立てるなど負担にならない姿勢を心がけましょう。

上の子のおっぱいについては、切迫流産などの兆候がない限りおこなっても大丈夫です。

おっぱいをしてもお腹に張りを感じたり、切迫流産、早産と言われている時や出血している時など、具合の悪い時には授乳を避けましょう。これを機に卒乳するのもいいかもしれません。

パーマ、カラーリング

薬液に含まれる化学物質が胎児に影響するというデータはありませんが、ホルモンの変化によって薬液にかぶれやすく、長時間座っているのも疲れます。

エステ・アロマセラピーなど

赤ちゃんが生まれてくると「自分のキレイを磨く」機会がぐんと減りますから、エステサロンやアロマセラピーなどに行っておきたいですよね。

エステなどで使われるハーブの香りが子宮収縮作用があったり、目立ってきたお腹が圧迫されてうつぶせ寝になれなかったりしますが、お店にあらかじめ伝えておくと、最適な施術を提案してもらえますよ。

関連記事⇒妊婦は猫を飼ってはいけない?妊娠中の猫のトキソプラズマの影響と5つの注意点

まとめ

妊娠すると、途端に食事に気遣わなければいけなかったり、お酒を飲めなかったりと、制限がかかってきます。

やっちゃいけないことはやらないのが基本です。

「9カ月も色んなことを我慢するのは大変!」

でも、この9カ月を通して、妊婦さんは母親に成長していくのです。

妊娠は、自分の今までの生活を見直すいいきっかけ。赤ちゃんがくれた、このチャンスを生かしてヘルシーできれいなママになりましょう。

そして、心身ともに健全であるためには、過度なストレスは禁物です。時には小さなグラスにビールを1杯、イベント時に甘いケーキなど、ゆるく息抜きをしていくことも大切です。

妊娠生活を我慢だらけのものではなく、喜びに満ち溢れたものにしていきたいですね。