妊娠菌のジンクスや効果って?おまじない程度にすべき2つの理由や医学的根拠

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「妊活菌ってなに?」

「妊活菌を貰うと妊娠できるって本当?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

妊活菌とは、妊婦さんのお腹に触ると自分も妊娠できるというおまじないのことです。

おまじないやジンクスなので、医学的根拠はありません。

しかし妊活菌を受け取ることで、精神的余裕につながる可能性はあります。

今回は妊活菌について、妊活菌をおまじない程度にするべき2つの理由、そして7つの妊娠に関するジンクスを紹介します。

藁にも縋る思いで妊娠を望む方こそ、ぜひ今記事を最後まで読んでみてください。

目次

妊娠菌とは?どんな効果があるの?

妊娠菌とは、妊婦した人に近づくもしくは妊婦のお腹に触ると自分も妊娠しやすくなるというジンクスです。

妊娠菌は実際には存在しません。

どのように「妊娠菌」というおまじないができたのかは不明ですが、特に以下3つの行動が妊娠菌をもらえる確率が高まるそうです。

  • 妊婦が握ったおにぎりを食べる
  • 妊婦のお腹を触る
  • 妊婦に赤富士と太陽の絵をかいてもらう

そもそも「菌」という言葉が使われているのに疑問を感じませんか?

妊娠はめでたいことなのに、「菌」がつくとマイナスなイメージとなってしまいます。

確かに普通の菌はマイナスですが、菌には素早く多くの人に広まるという特性があります。

最も顕著な例がインフルエンザ菌。

冬に大流行するインフルエンザの拡散力はすごいですよね。

その菌の広がりスピードに注目したため「妊娠菌」と呼ばれています。

知り合いや友人が妊娠したらお腹を触らせてもらうことが多々あるでしょう。

すると触った友人もすぐに妊娠した。

その友人のお腹を触った友人もまた妊娠をした。

このようにまるで菌が拡散するように、1人の妊婦がきっかけで次々と妊婦が増加したことから妊娠菌というジンクスが誕生したのかもしれません。

妊婦のお腹を触るときは要注意

妊婦さんにとって、赤ちゃんを授かったお腹は自身の命よりも大切なものです。

そんなデリケートな部分だからこそ、触らせてもらう時には相手に対する配慮を見せましょう。

大前提なのが、妊婦さんの許可を取ること。

親族や友達だからと勝手にお腹を触っては絶対にいけません。

あなたが妊娠したときのことを考えるとよくわかります。

必ず許可を取ってから、触ることを徹底しましょう。

また他人に頼むのもやめるべきです。

知らない人から、「妊娠菌が欲しいからお腹触らせてください」と言われたら少し怖いですよね。

妊婦さんのお腹を触らせてもらうときに守りたいのは以下3点。

  • 友人や親族の妊婦さんだけに頼む
  • 必ず許可を取る
  • 触るときは、優しくなでるように

最後の注意点は、気分が上向いているときに触らせてもらうこと。

ネガティブな気持ちの時に妊婦さんを見たり、お腹を触らせてもらったりすると、「なんで私にはできないんだろう」とより悲しい気持ちになる可能性があります。

あまり深く考えないようにしてください。

妊娠はおめでたいことなので、相手を祝ってあげる気持ちを出すといいですね。

妊娠菌の効果

あくまでも妊娠菌はおまじないですが、「幸せのおすそ分け」と考えている方が多いです。

科学や医学が認めた根拠は一切ありませんが、「妊娠菌をもらえた」と思うだけでストレスがなくなり、気分が上がるのかもしれません。

妊活というのは孤独な戦いです。

先の見えないゴールを夫婦2人で目指さなければいけません。

もしかしたらパートナーが協力的ではないため、本当に1人でゴールに向かって歩み続けている方もいるでしょう。

なかなか結果が出ずにストレスばかり溜まりますが、プライベートな問題なので家族や友人にも話せない方が多いです。

するとストレスばかりが蓄積され、結果的に妊娠しにくい体質へとなってしまいます。

ストレスが妊活に悪影響を及ぼすことは医学的根拠がしっかりとあります。

そんな時に妊婦さんのお腹を触ることで、自分にも幸せが分けられた気分がし、気負いや孤独感がなくなり妊活に取り組めるようになる。

ストレスがなくなったおかげで、妊娠できるようになるかもしれません。

妊娠菌は身体に影響こそ与えませんが、気分に影響を与えることはあります。

例えば宗教熱心な人は神に頼って生きています。

自分が信じる「神」という存在のおかげで、どんなに辛い状況でも困難な時も乗り越えられるのです。

科学的根拠や医学的根拠がなくとも、人間は何かに頼りたがる生物。

頼るものがあることによって、精神的にゆとりが生じるのです。

そして精神的にリラックスすることが、妊娠につながるのかもしれません。

ストレスが妊娠に及ぼす影響

男女ともに妊活中の方はストレスをためるのを避けるべきです。

ストレスがたまると、生殖ホルモンの分泌が乱れます。

女性の場合は、生理不順や無月経、排卵周期の乱れなどが起きるのです。

排卵日を予測した性交が妊活成功のカギを握り、排卵周期が乱れると排卵日の特定ができません。

ストレスは妊活の敵です。

ストレスを感じないのは不可能なので、ストレスをためないように心がけましょう。

その方法の手段の一つに、ジンクスに頼るというものがあるのです。

妊娠菌をおまじない程度にすべき2つの理由

妊娠菌はあくまでもおまじないやジンクスの一種と考えてください。

初めはおまじないと考えていても、次第に依存度が高くなってしまう方は多くいます。

依存度が高くなるのを防ぐためにも、今心にとどめておいて欲しいことがあります。

それが、妊娠菌は効果がないということ。

ウェディングブーケやスマホの待ち受けを変えたら恋愛成就するのと同じです。

「妊娠できたらラッキー!」程度の気持ちにとどめておきましょう。

以下が妊娠菌をおまじない程度にすべき2つの理由です。

1.医学的根拠が全くない

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妊娠菌をおまじないにすべき最大の理由は、医学的根拠が全くないからです。

そもそも「妊娠菌」は造語であり、科学や医学で使用される単語ではありません。

もちろん妊娠菌も存在しなければ、妊婦だけが放出する特別な菌もありません。

「まだ証明されていないだけで、本当はあるかもしれないでしょ」という反論もあるかと思いますが、証明されていない現代で信じこむのは危険です。

妊娠菌を信じすぎると悪循環に陥ってしまいます。

次第に「妊娠菌をもらっていないから、妊娠できないんだ」という思考に陥り、人間関係を悪くする、最悪の場合は大事な友人を失うかもしれません。

妊活中の方や不妊治療を受けている方が実施すべきなのは、医学的根拠に基づく行動をすること。

冷えの改善や食生活の改善、排卵日に合わせて性行為を行う、葉酸サプリの摂取などを行いましょう。

医師や厚生労働省が推奨する活動を行うことが、妊活成功の一番の近道です。

2.悪質な商売がある

妊娠菌に依存しすぎると、悪質な商売の犠牲者となってしまう可能性があります。

どうしても妊娠したいと願う人をターゲットにした悪質な商売をしている方がいます。

メルカリやインスタグラムなどの大手ネットショッピングサイトやSNSで、「妊娠菌付きのお米」や「妊娠菌付きの赤富士」などが販売されていました。

すでにお分かりの通り、妊娠菌は存在しないので、販売されているのはただの「お米」や「赤富士」など。

実際に各サイトで「妊活菌」と調べると数多くの商品を見ることができました。

メルカリを始めとする各サイトは、悪質な商品の出品者に対する利用停止措置を検討したり、削除したりしています。

企業は多大な努力を払っていますが、まだ完璧に妊活菌商品を排除するのはできていません。

大切なのは、私たちが妊娠菌商品を購入しないことです。

口で言うのは簡単ですが、実際に購入してしまっている方も事実。

頭では分かっていても、なかなか妊娠できない現実から、次第にジンクスへの依存度が深まってしまったのです。

一見すると、商品文は幸せのおすそ分けを安価でしたい、べビ待ちの女性の手助けをしたい等と書かれています。

しかしこれは親切心ではありません。

存在しない妊活菌にお金を出すのはやめましょう。

それよりも将来産まれてくる赤ちゃんのために貯金をしたり、出産後はなかなかできない夫婦2人きりの旅行などにお金を使った方が賢明です。

妊娠にまつわるジンクス全7種類

妊娠にまつわるジンクスは妊娠菌だけではありません。

地域特有のものもありますが、今回は日本で一般的に知られているジンクスを紹介しましょう。

どれも医学的根拠はありませんが、ぜひ夫婦で行いたいものもあれば、簡単にできるものもあります。

「周りに妊婦さんがいないから妊娠菌貰えない」と焦って、悪質な商品を購入する必要は全くありません。

妊娠菌がない場合は他のジンクスに頼ってみましょう。

注意点は、どのジンクスも医学的根拠がないので頼り過ぎないということ。

あくまでも参考程度にしてください。

1.子宝草

子宝草は妊活に縁起のいいと言われている植物。

縁起がいい理由は、その強力な繁殖能力にあります。

特徴的な大きな葉のふちにびっしりと子株をつけます。

土の上に落ちた子株は、そのまま根を張り生き続けるのです。

この繁殖力の高さが妊活者の間で話題となり、子宝を授かれるようにと子宝草を世話する方は多いです。

子宝草は手ごろな値段で購入できるうえに、数多くのメリットがあります。

植物には空気清浄作用やリラックス効果があるのです。

子宝草を育て、子供を授かったら子株を妊活中の友人や結婚式の祝いものでプレゼントしてみるといいですね。

2.ザクロを食べる

昔から「妊娠したければザクロを食べるべし」とはよく言われます。

ザクロもまた子孫繁栄の象徴をみなされています。

小さな赤い実をたくさんつける姿から妊娠に縁起のいいものとして考えられたのでしょう。

またザクロの種子に含まれる成分は、女性ホルモンの1つエストロゲンと似たような作用をすることで知られています。

ザクロを摂取すると、妊娠しやすい体質へなれるかもしれません。

ちなみにですが、ザクロの絵を寝室に飾ると子宝に恵まれるというジンクスもあります。

3.パワースポット巡りをする

訪れるだけで不思議な力をもらえるというパワースポット。

近年、パワースポットの人気は高まりつつあります。

実は妊活に有効なパワースポットが数多くあるのです。

最も強力な子宝パワースポットの1つとして知られているのが、ハワイ・オアフ島に位置する「クロニロコ・バースストーン」。

梨花さんや東尾理子さんなど数多くの芸能人も訪れています。

国内だと、山梨県三富村にある大嶽山那都神社や東京都水天宮などが有名です。

子供が産まれたら、夫婦2人きりの時間を持つことがなくなれば、旅行をするのも難しくなります。

旅行や2人の思い出を作るのは妊活中にすべきこと。

旅行気分でパワースポット巡りをするのもいいですよね。

いい気分転換にもなりますよ。

4.木村さんの画像を待ち受けに設定する

「木村さんって誰?」と思った方が多いでしょう。

2000年頃に木村さんという方が、中国で泥人形のお土産を購入しました。

その泥人形を子宝に恵まれなかった友人にあげたのです。

すると友人はすぐに妊娠達成をしました。

彼女が不妊治療に悩んでいる友人に人形を上げると彼女もまた妊娠した。

このように木村さんから頂いた泥人形のおかげで、8人中7人も妊娠したのです。

その話が口コミやジンクスで広まる間に「木村さんからもらった人形」が「木村さん」へと変化しちゃいました。

8人中7人も妊娠したという木村さんは、現在絵馬やおみくじにもなっています。

あまり可愛いデザインではありませんが、妊活中は待ち受けに設定してみるといいかもしれません。

5.ベビーシューズ

赤ちゃん用の靴を玄関に置いておくと子宝に恵まれるというジンクスがあります。

これは古くからヨーロッパで行われているおまじないで、日本でも徐々に浸透しています。

玄関は家の入口であり、運気が入ってくる場所。

そこにベビーシューズを置くと、子宝に縁起の良い運気が入ってくるのかもしれません。

6.さるぼぼを飾る

さるぼぼは岐阜県飛騨高山で作られる人形のこと。

「ぼぼ」は赤ちゃんという意味なので、ざるぼぼはサルの赤ちゃんのお人形。

このさるぼぼを飾ると、子宝に良い運気がやってき、災いが「さる」とも言われています。

定番の色は赤ですが、今は黄色やピンクのさるぼぼも販売されています。

7.子宝の湯につかる

日本各地に、つかることで妊娠しやすくなると言われている温泉があります。

子宝の湯の大きな特徴は、アルカリ性のお湯であること。

基本的に膣内は酸性ですが、排卵日が近づくとアルカリ性気味になります。

このことから、アルカリ性のお湯は子宝に恵まれるというジンクスが生まれたのかもしれません。

温泉は自律神経を整え、体をリラックスさせてくれます。

妊活で疲れた心身をいやすために、定期的に温泉に行くのも良いですね。

アルカリ性のお湯にこだわりたい方は、自宅のお風呂に備長炭を入れるといいです。

備長炭には、お湯をアルカリ性にする働きがあります。

まとめ~ジンクスはあくまでもジンクス~

今回は妊活菌や妊娠に関するおまじないを紹介しました。

妊活という孤独な戦いの中では、何かに頼るのも悪くありません。

頼める人が身近にいるのならば、お腹を触らせてもらったりするといいでしょう。

もし周りに妊婦さんがいない場合は、夫婦でパワースポット巡りをしたり、子宝草を育てたりするといいかもしれません

重要なのは、あくまでもおまじないで医学的根拠はないと常に頭に入れておくことです。

妊活菌に関する悪質な商品の購入は避けましょう。

おまじないやジンクスとは程よい関係性を築くといいですね。