妊婦はプロテインを飲んじゃダメ?妊娠中のプロテインの影響と2つの注意点

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妊婦は食べるものも胎児に影響が無いか気になってしまいますよね。

何を食べても大丈夫なのか、ダメなのかいろいろ心配してしまいます。

それではプロテインは妊婦が飲んでも大丈夫なのでしょうか。

妊娠中にプロテインを飲むには2つの注意点があります。

・適量を守って摂りすぎないこと

・プロテインで置き換えダイエットはしないこと

2つの注意点さえ守れば妊婦でもプロテインを飲むことは問題ありません。

ですが個人差やアレルギーの問題もあるのでプロテインの成分を見て、主治医と相談して摂取するのが安心です。

特に妊娠中はデリケートな体になっています。

お腹の赤ちゃんのことも心配ですので、念には念を入れて食べるものや飲むものを選びましょう。

目次

筋肉が増える薬?プロテインの本当の効果

『プロテインって名前は聞いたことあるけれど詳しくは知らない』

『プロテインを飲んだことは無い』

そんな方にプロテインについてまずご説明します。

よくプロテインを飲んでいるのは筋肉をつけたい男性やスポーツをやる方などです。

女性ならダイエットのために飲む方が多いでしょう。

プロテインと聞くと筋肉を作るための科学的な薬品というイメージを持つ方が多いのでは無いでしょうか。

私もそうでした。プロテインを飲んで筋トレをすればムキムキになれる魔法の粉なのでは?と思っていました。

プロテインとは日本語では”たんぱく質”という意味。

プロテインは魔法の薬品ではなく、実はただのたんぱく質なのです。

動物や植物から抽出されたり、合成したりと化学的工程で生成されたたんぱく質のことをプロテインといいます。

「妊婦はプロテインを摂取して良いの?」と聞くと、どうなのかな?と悩んでしまいますが、「妊婦はたんぱく質を摂取して良いの?」と言うのと同じ意味なのです。

もちろん妊婦でもたんぱく質は摂取して良いですし、きちんと摂取しないといけない栄養素ですよね。

たんぱく質は筋肉や骨や皮膚などを作る材料に当たる栄養素で人間に欠かせないもの。

特に妊娠中は、妊婦が摂取した栄養分や体に蓄えられた栄養素がお腹の赤ちゃんに届けられます。

たんぱく質も重要な栄養素の一つです。

そのため、たんぱく質足の状態が続くと、妊婦本人は筋肉が落ちるなんてことになりかねません。

そんなことになるのを防ぐためにもたんぱく質を摂取するのは大事なことなのです。

プロテインは食事からでは摂りきれないたんぱく質を簡単お手軽に摂取できます。

妊娠中につわりで食事が食べられない時などにプロテインでたんぱく質を補うのも良いでしょう。

しかしあくまでプロテインは薬ではなく食品です。

栄養補助食材として、食事では足りない栄養素を追加するために使用しましょう。

タンパク質については以下の記事でも詳しく解説しています。

参考記事⇒妊婦にタンパク質は必要?目安の摂取量やおすすめ食品と摂取方法など4つの注意点

どれくらい飲んで大丈夫?妊娠中に飲んで良いプロテインの量

妊婦がプロテインを飲むときに一番注意して欲しいのが摂取量です。

プロテインにはたんぱく質の他に、特に妊娠初期には摂りすぎないほうが良い栄養素が含まれている場合があるので注意が必要です。

ダイエット用のプロテインには美容のためにとビタミン類が入っていることが多いです。

その中でも注意が必要なのがビタミンA。

妊娠超初期~妊娠初期にビタミンAを摂取しすぎると、奇形を誘発するなど胎児に悪影響を及ぼすことがわかっています。

厚生労働省が発表しているビタミンAの1日の摂取上限量は1日に2700μgです。

これを超えて摂取し続けるとビタミンAの過剰摂取になります。

ビタミンAの過剰摂取は、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、皮膚の乾燥などの症状が現れることがあり、妊婦ですと胎児の奇形を誘発する恐れがあるので避けるべきです。

妊娠中は摂取する栄養素も慎重に取捨選択する事が重要な事は言うまでもありません。

とくに、厚生労働省も注意喚起している葉酸については必ず接種する事をおすすめします。

葉酸については、下記ページで詳しく解説をしています。

葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選 | はじめてママ

プロテインは摂取の上限を守っていれば妊婦でも安心して飲むことができます。

ただしプロテインの成分をよく確認して飲み過ぎには注意してください。

ところでプロテインのメーカーである”ザバス”というものをご存知ですか?

明治乳業から販売されている商品で、多くのアスリートも飲用していることでも有名です。

甘い口当たりが妊娠中のママの間でも『飲みやすい』と定評があります。特にココア味が人気のようですね♪

ザバスにはタイプや目的に応じて様々なラインナップを用意しているそうですが、配合されている成分によっては注意が必要な点も。

ザバスが配合しているタンパク質の中には、大豆イソフラボンから抽出している商品があります。

本来大豆イソフラボンはとても健康に役立つ栄養素なのですが、妊娠している女性が過剰摂取をすると胎児に悪影響を与えてしまう心配が。

そのため厚生労働省でも大豆の摂取について下記のように示唆しています。

問10:子どもに大豆イソフラボンを含む食品を食べさせても大丈夫ですか。 また、妊婦についてはどうですか。

(1) 子どもについてはどのくらいの大豆イソフラボンの摂取であれば心配がないのか、妊婦についてはどのくらいの大豆イソフラボンの摂取であれば胎児に影響がないのか、現時点では科学的に明らかになっていません。

そのため、子どもや妊婦が、日常の食生活で食べている「伝統的な大豆食品」に加えて、特定保健用食品などにより、日常的な食生活に上乗せして大豆イソフラボンを摂取することは、推奨されていません。

(2)豆腐、納豆、煮豆、みそなどの「伝統的な大豆食品」については、大人と同様に、日常の食生活の中で他の食品とともにバランスよく食べることに気をつければ、心配する必要はありません。

厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

今のところ、ザバスの公式サイトや商品のパッケージなどで妊婦に対する注意書き等は見かけません。

よって妊婦が飲用するのに問題はなさそうですが、過剰摂取にならないよう必要量内におさめておくことを心がけましょう。

また、会員は女性のみの30分間体操教室カーブスでも、プロテインを開発・発売しているようです。

こちらもザバス同様に妊婦への影響などには触れていません。

会員が女性限定としているだけあって、カーブスプロテインも女性に特化した作りになっているのでしょうか…?

成分や効果が気になるところです。

どちらにしても、以上のようにザバスをはじめとするプロテインを摂取する際は、配合されている成分の種類を見定め、その影響力を知ることが大切です。

もしプロテインを摂取する必要があれば、念のため使用する前に一度主治医に相談してみましょう。

体重管理に一役!?妊婦はプロテインダイエットをしても良い?

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妊娠中の妊婦さんにとって重要な体重管理。

妊娠中の体重の増えすぎは妊娠中毒症など様々なトラブルを引き起こします。

妊婦が過度な体重増加すると産道に脂肪が付きすぎてしまい、赤ちゃんがなかなか出てこれず難産になることも。

妊婦健診では毎回体重を測って体重管理の指導を行っており、きちんと体重管理することが大切です。

そうは言っても妊娠中ってお腹空くんですよね。

私もそうでしたが、甘いものや油物がやたらと食べたくなり、どんどん太ってしまいます。

そうこうしているうちにあっという間に10キロオーバなんてことも・・・。

そこでプロテインダイエットをしようかなと思う妊婦もいるでしょう。

プロテインは男性には筋肉を作るためのものと言うイメージが強いですが、女性はダイエットに使われることが多いです。

プロテインダイエットは置き換えダイエットが多く、普段の食事の1〜2食をプロテインに置き換えて摂取するというもの。

栄養素が多くカロリーの低いプロテインを食事の代わりに摂ることで、ダイエットにつながるというものです。

では妊婦はプロテインダイエットをしても良いのでしょうか?

妊娠中は体重管理が大事ですが、プロテインでの置き換えダイエットは控えたほうが良いでしょう。

なぜなら1日のうちの食事の何食かをプロテインに置き換えることで、食事で摂れるはずだった栄養素が不足したり、一部の栄養素だけを過剰に摂取することになってしまうからです。

妊婦でなく健康体の方なら問題なくても妊婦の体はデリケート。

また、赤ちゃんの健康のことも考えなければいけません。

そうなるとやはり妊娠中の体重管理は、

・食事からきちんとバランスよく3食食べて栄養を摂る

・間食や食事のカロリーを見直し体重増加を抑える

というようなやり方のほうが望ましいです。

妊婦でも飲めるプロテインって?適量を守って賢く利用しよう

妊娠中にプロテインを飲むには2つの注意すべきポイントがあります。

・適量を守ること

・置き換えダイエットはしないこと

この2つを守れば、プロテインは妊婦に必要なたんぱく質を補えるお助け飲料となります。

味や香りもフルーティーで飲みやすいものなどいろいろ出ていますので、妊娠中でも美味しく飲める味を探してみてください。

『つわりの時などは固形物は食べられないけど、飲み物は飲める』

という方もいますよね。

そういった方の栄養補強にプロテインを利用するのも良いでしょう。

妊婦自身の体のため、お腹の赤ちゃんの体のためにも賢くプロテインを利用してみてください。