妊娠したらすぐに気をつける5つの事と手続きやするべきこと

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「妊娠したけど、何をすればいいの?」

「どんな手続きをすればいいの?」

初めての妊娠だと、自治体への手続きや生活習慣の変化のこと等でたくさんの疑問が生じるはずです。

長い妊娠生活では、初期が最も重要と言っても過言ではありません。

無事に胎児の心拍が確認できた頃には、病院選びや補助金手続き等も行う必要があります。

今回は妊娠初期症状から妊娠したらすぐに行うべきことまで紹介します。

ぜひ今記事を読んで、妊娠直後の悩みを全て解消してください。

目次

まずは妊娠してるかどうかチェック!主な妊娠初期症状14選

妊娠したらすぐにライフスタイルの変更や手続きに取り掛かる必要がありますが、実は初期の頃は検査薬や病院で妊娠しているかどうかの判断ができません。

では、どのように判断するのかというと、妊娠初期に現れる症状を見るのです。

ここからは、妊娠したばかりの頃に起きる症状を紹介します。

該当数が多ければ多いほど妊娠している可能性があり、すぐに様々なことに気を付ける必要があります。

ぜひ参考にしてください。

着床出血が起きる

受精卵が子宮内膜に着床したとき、軽い出血が起きることがあります。

これを着床出血と呼び、着床出血は妊娠したかどうかの目安となるのです。

しかし、着床出血は必ず起きるわけではなく、むしろ起きる確率はたったの2%ほどと低いです。

生理が遅れる

ほとんどの場合で妊娠の目安となるのが生理の遅れです。

普段の生理周期が安定しているにも関わらず、予定日から一週間以上過ぎても生理が来ない場合は、妊娠している可能性があります。

息切れしやすくなる

妊娠すると何ともない動作で息切れしやすくなります。

例えば、階段を上っただけで息切れする等。

息切れは、出産が終わるまで続く症状です。

胸の痛みや張り

ブラジャーを付けたときにヒリヒリとした痛みを感じたら妊娠している可能性があります。

胸の痛みや張りは生理前症状とよく似ています。

そのため、単独での判断は難しいですが、生理開始予定日から一週間以上過ぎても痛みが続くならば妊娠の可能性は高いです。

吐き気

多くの妊婦さんが経験するのが吐き気や嘔吐です。

妊娠5~6週あたりから始まり、同時に食欲が失せたり胃のむかつきを感じたりします。

トイレに行く回数が多くなる

日中はもちろん、夜中も頻繁に尿意を感じるようになったら、それは妊娠の兆候かもしれません。

大きくなろうとする子宮に膀胱が圧迫されること、そして体内で余分な水分が作られることが原因です。

我慢すると膀胱炎になるので、夜中でもトイレに行くようにしましょう。

頭痛

妊娠することで起きるホルモン変化が原因で、頭痛が生じることがあります。

重たい頭痛なので市販の頭痛薬を使いたくなる気持ちも分かりますが、妊娠している可能性を考えると薬を使用しない方が良いでしょう。

どうしても必要な場合は、胎児に無害な漢方等を病院で処方してもらうのをおすすめします。

腰痛

赤ちゃんは骨盤を通って産まれてきます。

少しでも赤ちゃんが通りやすくなるように、妊娠した女性の体は関節とじん帯を緩めるのです。

この働きが原因で腰痛が生じます。

またお腹が大きくなり姿勢が悪くなるのも、腰痛の原因となるのです。

食べ物の好みの変化・味覚と嗅覚の変化

妊娠4~6週目ころ、食べ物の好みが変わったり、特定の匂いが急に耐えられなくなったりします。

こういった症状は「つわり」として知られており、ひどい場合は嘔吐してしまうことも。

突然の味覚や嗅覚の変化は妊娠を告げているかもしれません。

便秘や下痢

妊娠するとプロゲステロンという女性ホルモンが大量に分泌されます。

プロゲステロンの働きによって、消化器運動が鈍くなります。

その結果、長時間胃の中に食べ物が残り続け、便秘が起きてしまうというわけです。

また羊水内に水分をためようとするので腸内の水分が減り、便が固く出にくくなってしまいます。

情緒不安定になる

妊娠すると体内のホルモンバランスが変わり、情緒不安定になってしまうことが多々あります。

漠然とした不安を感じる、涙もろくなる、些細なことでイライラしたり怒りっぽくなる等が症状として挙げられます。

体温が高くなる

妊活に取り組んでいる方は、毎日基礎体温をチェックしているはずです。

妊娠すると、高温期と呼ばれる体温が高くなる時期が長く続きます。

高温期が三週間以上続いた場合は、妊娠している可能性が高くあります。

めまいや立ちくらみ

妊娠すると、低血糖もしくは低血圧になります。

そのため、妊娠初期はめまいや立ちくらみが起きやすいです。

肌トラブル

ホルモンバランスが変わる妊娠初期には、にきびや吹き出物が出来たり、シミやそばかすが目立つようになります。

妊娠検査薬を使用するタイミングは?

妊娠検査薬は尿をかけるだけで妊娠しているかどうかを高い精度で判別できます。

正しく使えば便利なツールですが、使用時期には注意をしないといけません。

妊娠検査薬を使えるタイミングが、生理開始予定日の一週間以降です。

これよりも前に使用してしまうと、正確な判定ができなくなります。

不正確な判定で妊娠していないと断定し、お酒を飲んだりしてしまうと胎児に悪影響を与えてしまうので検査薬の使用時期は守ってください。

着床出血が起きた場合でも、すぐに妊娠検査薬を使ってはいけません。

着床出血は排卵後に起きます。

基本的には生理開始1週間前に起きるので、着床が起きても約2週間は妊娠検査薬の使用を待ちましょう。

【ライフスタイル編】妊娠したらすぐに気をつける6つのこと

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妊娠が発覚もしくは妊娠の可能性が高く生じたら、すぐに行うべきことや避けるべきことが多々あります。

ライフスタイルの変更はお腹の赤ちゃんのために必ず行わなければいけません。

流産や早産のリスクを高める行動があれば、赤ちゃんを病気から守るものまであります。

ここからは妊娠したらすぐに気を付けること、そして意識的に行うべきことを全て紹介いたします。

参考にするだけではなく、ぜひ実行してください。

喫煙と飲酒をやめる

喫煙はしていなくとも、日常的にお酒を嗜んでいる方は多いです。お酒好きな方には残念ですが、喫煙とアルコールは胎児に悪影響を及ぼすことが明らかになっているので、妊娠の疑いが生じるとすぐにやめるべきです。

まずは、アルコールが胎児に与える影響を紹介しましょう。

妊婦がアルコールを摂取することで、流産・死産のリスクが高まるだけではなく、胎児の成長障害、中枢神経障害、頭蓋顔面奇形、様々な奇形のリスクが高くなってしまうのです。

特に妊娠初期のアルコール摂取は胎児の奇形に影響を及ぼし、中後期は胎児の発育や中枢神経障害を及ぼします。

よく「一杯までなら問題ない」とは言われますが、胎児に安全なアルコール量は判明していません。

アルコール量15ml未満(ワイングラス一杯)なら胎児への影響は少ないですが、影響を与えているのは明らか。

また、摂取量だけではなく摂取回数も影響すると考えられています。

妊娠しているとは知らずにワイン一杯やビール1缶を飲む分には問題ありません。

しかし、少ないアルコール量でも胎児に影響を与えるので、妊娠発覚後は禁酒を心がけてください。

タバコもまた流産・早産のリスクを高める、胎児の成長を阻害する、胎児の体重を軽くする等の悪影響が確認されています。

特に喫煙本数は大きく関与しており、一日に30本以上喫煙する方の早産率は33%、そして胎児の出生時体重は通常よりも約200~450グラム軽くなることが判明しています。

妊娠初期に禁煙すると、胎児への影響が大幅に減少することが分かっています。

副流煙も害になるので、パートナーにもタバコは我慢してもらいましょう。

アルコールとタバコは妊娠中はもちろん、授乳期間中も控えるべきです。

遅かれ早かれやめることになるので、妊娠が判明したらすぐにとりかかりましょう。

薬・サプリにも注意が必要

妊娠が判明したら、市販の薬を自己判断で使用するのは避けるべきです。

薬の中には子宮収縮を引き起こしたり、胎児に毒性や奇形の可能性を与えたりするものがあります。

また、日常から栄養補給目的でサプリメントを摂取している方も要注意です。

ビタミンA等は摂取しすぎると胎児に悪影響を与えます。

持病で薬を飲んでいる、どうしても薬を飲む必要がある方は必ず主治医に相談してください。

避けるべき食べ物と積極的に摂取すべき食べ物を理解する

妊娠初期はホルモンバランスの影響で食欲不振に陥ったり、食べ物の好みが変わったりします。

ここからは摂取したい食べ物と妊娠中は避けるべき食べ物を紹介しますが、吐き気や食欲不振になったら無理して食べる必要はありません。

嘔吐してしまっては意味がなければ、無理やり食べようとすることでストレスを感じてしまい逆効果です。

無理やり食べるのではなく、食べられそうなときに適宜栄養補給しましょう。

【食べるべき食べ物】

・緑黄色野菜

緑黄色野菜にはビタミン類やミネラルが豊富に含まれています。

栄養価が非常に高く、赤ちゃんの健康のためには欠かせません。

食欲がないときは、野菜を煮込んだスープ等がおすすめです。

・赤身

肉や魚の赤身には良質なたんぱく質が豊富です。

たんぱく質は赤ちゃんの体を作るので、妊娠中も積極的に摂取しましょう。

・大豆類

大豆類にもまた良質なたんぱく質が含まれています。

納豆はつわりの影響で食べれなくとも、豆腐等はつるっとして食べやすいですよ。

毎日の献立に一品大豆製品を付け加えるといいですね。

・乳製品

牛乳やチーズ等の乳製品を摂取することで、骨の形成に必要なカルシウムがとれます。

また、ヨーグルト等の乳酸菌が含まれたものは便秘解消にも期待できます。

【避けるべき食べ物】

・生もの

生の食べ物は食中毒や感染症等のリスクが少なからずあります。

普段は問題がなくとも、免疫力が低下している妊娠中はリスクが高まります。

下痢や食中毒になると、最悪の場合はトキソプラズマ感染症など赤ちゃんに奇形が及んだり、流産につながるので生ものは避けましょう。

・カフェイン

カフェインを大量摂取することで、流産・早産、低体重の胎児が産まれる等のリスクが上がる可能性が指摘されています。

しかし、完全に止める必要はなく、1日に1~2杯ならもんだいありません。

気になる方はカフェインレスのコーヒーや紅茶を購入するといいですね。

・食品添加物

インスタント食品、レトルト食品、コンビニ食品等の食品添加物が大量に配合された食べ物は避けるべきです。

葉酸を意識して摂取

葉酸は初期の妊婦さんには絶対に欠かせない栄養素です。

妊娠が発覚したら、すぐに葉酸サプリメントを購入して、毎日摂取するようにしてください。

葉酸には流産のリスクを下げる働きもありますが、それよりも重要なのが神経閉鎖障害のリスクを低下させること。

厚生労働省は、妊娠1か月前から妊娠3か月目まで十分な葉酸を摂取することを推奨しています。

葉酸は妊娠の超初期から摂取するべきなので、妊活中に摂取するのが望ましいです。

葉酸は緑黄色野菜に含まれていますが、一日に必要な400gを食事から摂取するのは極めて難しいです。

だからこそ、葉酸サプリを活用しましょう。

体重管理を行う

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妊婦だからと言って過度に体重を増やすのはよくないです。

特に気をつけたいのが、高血圧やむくみが生じやすくなる妊娠高血圧症候群。

流産につながる可能性もあるので、計画的に体重増加を目指しましょう。

妊娠線の予防

妊娠線は一度できたら消えることはありません。

お腹が大きくなり始めてから妊娠線クリームを使い始める方が多いですが、妊娠が判明してから予防を始めるのがおすすめです。

お腹はもちろん、見落としがちな乳房、太もも、そしてお尻にもたっぷりとクリームを塗りましょう。

【手続き編】妊娠発覚後にするべき手続き6選

妊娠が発覚すると、行うべきことがたくさん出てきて忙しい日々を過ごすことになります。

本格的な出産準備や赤ちゃん用具の取り揃えは少し先になりますが、妊娠初期には各手続きや報告等があります。

どれも重要なことなので、比較的動きやすい妊娠初期に終わらせときましょう。

妊娠の確認をする

妊娠の初期症状が出た、もしくは妊娠検査薬で陽性反応だからと言って、自己判断で妊娠を確定してはいけません。

必ず産婦人科医で妊娠の確認をしましょう。

一般的には、妊娠6週目から胎児の心拍数を確認できます。

検診を受ける・出産する病院探し

ある調査によると、8割以上の妊婦さんが妊娠3か月目までに出産する病院を決めています。

産婦人科医だとどこでも出産できると思われがちですが、実際に出産できる産婦人科医は全体の半数程度です。

また、分娩と検診の病院は別々にしても問題ありません。

検診は自宅近くの病院、分娩は施設の整った少し遠い病院と使い分ける方は多いです。

分娩病院選びは、設備、採用出産方法、交通の便をチェックするといいですね。

また、口コミも参考になりますよ。

妊娠届を出して、母子手帳をもらう

妊娠が正式に判明したら、お住いの自治体の市役所に妊娠届を提出しましょう。

妊娠届提出書とは、その名の通り妊娠を自治体に報告する書類で、母子手帳をもらうために欠かせません。

母子手帳は妊婦と胎児の健康状態はもちろん、産後の赤ちゃんの健康状態までも記録する手帳で長い付き合いとなります。

母子手帳だけではなく、妊娠検診費用が助成される補助券ももらえるので、まずは妊娠届を出しましょう。

妊娠届手の方法は地方自治体によって異なります。

お住いの自治体のホームページで確認しましょう。

自治体の妊娠・出産サポートを理解する

妊娠届を提出したら、自治体が提供する妊娠・出産サポートを受けられるようになります。

サポート内容は各自治体によって異なりますが、妊婦のための勉強会、歯科相談や健康相談、マタニティヨガ等があります。

妊娠期間中は孤独になりやすく、なかなか悩みを共感できる人を見つけられません。

同じ妊婦さんが集まるイベントに参加すると、リフレッシュできることでしょう。

お金もほとんどかからないので、積極的に参加しましょう。

出産育児一時金の手続き

出産育児一時金とは、健康保険(夫婦のどちらかが加入)に加入している人が受けられる出産費用補助制度です。

妊娠4か月以上の出産で42万円の補助金、妊娠22週未満の出産だと40万円が支給されます。

支払は健康保険組合が医療機関に直接するので、健康保険に申請手続きをするだけです。

42万円の支給は大きいので、忘れないうちに申請しましょう。

勤務先へ妊娠報告

働いている人は職場へ妊娠報告を行う必要があります。

妊娠報告を行う時期に決まりはありませんが、最も多いのは妊娠発覚後すぐ、その次に多いのが安定期に入ってすぐです。

つわり等で業務に影響が出やすい妊娠初期に伝えておくことで、周囲も配慮してくれるでしょう。

あまりにも遅すぎる報告は、会社にも迷惑をかけることになります。

遅くとも16週の安定期に入ったら報告するようにしましょう。

まとめ~早めの対策で安心余裕の出産を~

妊娠は早めに気づくことが重要です。

今回紹介した初期症状を見逃さないようにしましょう。

そして、正式に妊娠と診断されたらライフスタイルの変化や手続きを済ませるようにしとくといいですね。

妊娠中期・後期は本格的な出産準備や大きくなったお腹のため、なかなか時間が取れません。

早めに手続きを終えて、余裕をもって出産を迎えてください。