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妊娠後期の寝不足がひどい!胎児や仕事への影響と8つの対処法
「寝ようと思っても寝られない…」
または、
「いくら寝ても寝足りない!」
なんてことはありませんか?
妊娠中は規則正しい生活を送り、バランスの良い食事をとることがお腹の赤ちゃんにも妊婦さん自身にも大事なことです。
しかし、妊娠後期に睡眠不足に悩む妊婦さんは少なくありません。
妊娠中の寝不足は胎児への影響も心配ですよね。
仕事を続けている妊婦さんは仕事中に眠くなってしまうと、とても困ってしまうでしょう。
夜間の睡眠不足のせいで日中の集中力が低下し、事故や転倒につながる恐れもあります。
そこで、妊娠後期の寝不足の原因と対処法をご紹介します!
妊娠後期の睡眠不足、赤ちゃんに影響はないの?
妊娠後期になかなか眠れずに睡眠不足になってしまった時、一番に心配なのがお腹の赤ちゃんのことではないでしょうか。
「ママが睡眠不足ならお腹の赤ちゃんも眠たいんじゃない?」と心配してしまう気持ちもわかります。
しかし、心配しなくても大丈夫。
お腹の赤ちゃんはママの生活リズムとは関係なく、自分で好きな時にお腹の中で寝ています。
ママが寝不足でもお腹の赤ちゃんに直接的な影響はありません。
妊婦さんの寝不足で心配なのが、お腹の赤ちゃんへの影響よりも寝不足からくる集中力の欠如です。
寝不足の状態で日中生活をしていると集中力がなくなってしまいます。
その状態で車の運転や、仕事や家事などをこなしていると、思わぬ事故や怪我を招きかねません。
妊娠後期のお腹は大きいですので、ちょっとつまずいただけでもバランスを崩して転倒してしまうこともあります。お腹を打ったりしては大変です。
そういった意味では妊娠後期の寝不足はお腹の赤ちゃんにも悪い影響を及ぼすことがあると言えますね。
妊娠後期になりやすい寝不足!6つの原因とは
妊娠後期に寝不足になってしまう妊婦さんはたくさんいます。
なぜ妊娠後期には寝不足になりやすいのでしょうか?
その原因を6つご紹介します。
1.ホルモンのバランスの崩れ
妊娠中はホルモンのバランスが崩れます。
特に妊娠後期にはエストロゲンという卵胞ホルモンが多く分泌されるようになります。
エストロゲンは眠りを浅くする作用があるので、妊娠後期は寝不足になることが多いのです。
2.大きなお腹での寝苦しさ
妊娠後期になるとお腹の大きさも目立ってきますね。
大きなお腹を抱えて寝るのはとても苦しいものです。
仰向けではお腹に圧迫されますし、うつ伏せでは赤ちゃんが潰れてしまうのでダメですね。
横を向いて寝る形しか取れないのでその体勢で寝ることに慣れていないと寝不足になってしまいます。
また、寝返りをせずに同じ体制で寝ているのも苦しいので、眠りが浅くなります。
3.頻繁にトイレに行きたくなる
妊娠後期は大きくなったお腹に膀胱が圧迫されて、おしっこに行く間隔が短くなります。
そうすると寝ている間にトイレに行きたくなり、何回も起きることに…。
これでは寝不足になってしまいますね。
関連記事⇒妊娠するとトイレが近くなる?妊娠中にトイレが近い3つの原因と頻尿・尿漏れ対策
4.赤ちゃんの胎動を感じやすい
妊娠後期になるとお腹の赤ちゃんも大きくなって力もついてきます。
ぽこぽこと可愛らしかった胎動もドカドカと激しく蹴るように…。
ママが寝ていてもお腹の赤ちゃんが起きていることもあるので、胎動で起こされて寝不足になってしまうこともあります。
5.不安やストレスを感じることも
もうすぐ出産!という期待とともに、不安を抱えてしまいがちなのが妊娠後期の妊婦さんの特徴。
初めての出産も何回目かの出産も、同じように不安を抱いたり緊張したりするものです。
あまりにも心配しすぎて眠れないこともあるでしょう。
6.ひどい寝汗による不快感
妊娠後期は寝汗の量が多くなります。
下着やパジャマが濡れて気持ちが悪くて起きてしまうことも少なくありません。
寝汗がひどすぎると気持ちよく眠れないので寝不足につながります。
辛い寝不足をどうにかしたい!妊娠後期の寝不足に8つの対処法
妊娠中はただでさえ眠いのに、夜中きちんと眠れずに寝不足だと日中とても辛いですよね。
仕事をしている妊婦さんは仕事に集中できずに周りに迷惑をかけてしまうかもしれません。
妊娠後期の辛い寝不足を解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
8つの対処法をご紹介します。
①寝る前にトイレを済ませる
妊娠後期の寝不足の原因の一つに大きなお腹に圧迫されるためにトイレが近くなるというものがありました。
寝ている間になるべくトイレに起きなくて済むように、寝る前にトイレに行く習慣をつけると良いでしょう。
②寝る前は水分を控える
寝ている間にトイレに起きないように、寝る前の水分は控えめにしておきましょう。
③リラックスする
寝る直前までパソコンやスマホ、テレビなどを見ていると、なかなかリラックスして眠りにつけず、浅い眠りになってしまいます。
寝る1時間前は液晶画面を見ずに、薄暗い部屋でリラックスしておくのが理想的です。
④適度な運動をする
妊娠後期の大きなお腹で大変ですができる範囲で適度な運動をすると夜の睡眠の質が良くなります。
ヨガなど無理せずにできるものが良いでしょう。
関連記事⇒妊婦はヨガをしちゃだめ?妊娠中のマタニティーヨガ5つの注意点や影響と効果
⑤抱き枕で楽な体勢をとる
妊娠後期は大きなお腹が苦しくて寝不足になってしまうことがあります。
そんな時は抱き枕を活用してみてください。
抱き枕を抱くことで楽な姿勢が取れてぐっすり眠ることができますよ!
⑥寝る直前は食事をしない
寝る直前に食事をすると、胃の働きが活発になって質の良い睡眠が取れません。
太ってしまうことを防ぐためにも、寝る2~3時間前くらいまでには食事を済ませ、そのあとは何も食べないで寝るのが望ましいです。
⑦入浴は寝る90分前にする
入浴を寝る90分前にすると質の良い睡眠をとることができます。
入浴はきちんと湯船につかって体を温めます。
この時上昇した体温は90分かけて元に戻ります。
体温が下がる時に睡眠に入るとスムーズで質の良い睡眠を得られるので、このタイミングがバッチリです。
⑧昼寝で睡眠を補う
夜、眠れずに寝不足になってしまったら、日中時間のある時に少しずつでも睡眠を取りましょう。
専業主婦ならお昼寝を取り入れてみてください。
家事は後回しにして体のために寝ることも大事ですよ。
関連記事⇒妊娠後期の仕事や家事がしんどい!辛い妊娠後期を乗り切る4つの方法
妊娠後期の睡眠不足は原因を知って対策しよう!
妊娠後期の睡眠不足は直接的には胎児に影響を与えません。
しかし睡眠不足による集中力低下から思わぬ事故や危険があるかもしれません。
妊娠後期は疲れやすく寝不足であることからも、「仕事に行きたくない」「家事をしたくない」と無気力になってしまう妊婦さんも多いです。
そんなときは無理をせずに、休みをもらってしっかりと睡眠を取るようにしましょう。
妊娠後期で寝不足に悩んでいる方は原因をしっかりと知り、対処していくことが大事です。