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「日」という漢字について
音読み:にち、じつ
訓読み:ひ、か
字画数:4画
名前の読み方は他にもある
名前に使われる場合は、「あき」、「てる」、「とき」、「はる」、「ひる」の読み方で使われます。
「日」の意味や由来や成り立ちと特徴
「日」の意味については、主に5つあります。
・太陽
・昼間
・ある零時から次の零時まで
・一昼夜ごとに
・日本の略
「日」の漢字の成り立ちは、太陽の形をあらわした象形文字です。
太陽は、まるい形であらわされましたが、中がないまるい輪ではなく、中身があることを示すために、まるい形の中に点を加えました。
「日」の中にある線は、空洞ではないことを示しています。
また、太陽は、月のように満ち欠けしないため、太陽は円形、月は三日月を元にした形として、対照的に表現されました。
特徴としては、先頭字、止め字どちら場合でも使われる漢字です。
また、「明日」の熟語を利用した名付け方もよく使われます。
「日」を使った熟語
小春日和
冬の初めの春にように暖かく、穏やかに晴れた天気のことをあらわします。
一日千里
すぐれた馬が、一日に千里も走ることから、才能が優れていることをあらわします。
開雲見日
日の光を遮る暗く厚い雲が晴れることから、心配事がなくなり、将来に希望が持てることを意味しています。
昨日の友は今日の敵
昨日まで仲良くしていた友人でも、たった一日で敵になってしまうことのたとえから、人の心は変わりやすく当てにならないことを意味しています。
百日の説法、屁一つ
百日もの間、説法を続けた僧侶が、こらえきれずにおならをしてしまったせいで、せっかくおごそかだった空気が台無しになってしまい、みな説得力が失われてしまったことの意。
長い間苦労して積み上げてきたことも、一度の失敗ですべて無駄になってしまうことを意味しています。
「日」の説明の仕方
電話でのやり取りの際、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?
そういったシーンで「日」を説明する例を紹介しておきます。
例えば、
A「名前は、○○旭日といいます。」
B「○○あさひさんですね。「あさひ」はどういった漢字を使いますか?」
と聞かれた場合、日の部分の説明の仕方としては、
A「ひは、日付のひです。」
A「ひは、日曜のにちです。」
などが挙げられます。
いくつかパターンを持っておくと、説明しやすく、確実に相手に伝えられます。
「日」を使った有名人・芸能人
山内 明日さん
日出郎さん
室田 日出男さん
大谷 日出夫さん
中村 靖日さん
海上 日出男さん
島村 日出人さん
森田 日記さん
大石 明日希さん
古川 日出男さん
中村 日出夫さん
斎藤 明日斗さん
朝山 日出男さん
奥園 日微貴さん
小沢 日出晴さん
「日」を使った名前候補
朝日(あさひ)
映日(あきひ)
旭日(あさひ)
優日(ゆうひ)
豊日(ゆたか)
瑠日(るか)
蒼日(あおひ)
碧日(あおひ)
日汰(はるた)
日虎(はると)
日陽(はるひ)
日馬(はるま)
日彩(ひいろ)
日向(ひなた、ひゅうが)
日慧(ひさと)
日哉(にちか、にちや)
日彦(はるひこ)
日喜(はるよし)
日倖(はるゆき)
日彌(はるや)
日倫(はるみち)
日雅(はるまさ)
日紘(はるひろ)
日鷹(ひだか)
日々樹(ひびき)
日成太(ひなた)
明日澄(あすと)
明日騎(あすき)
明日翔(あすと、あすか)
明日真(あすま)
茉日(まひる)
「日」を選ぶ親の気持ちとは?
名前の漢字候補に「日」を考えているお父さん、お母さん。
将来、お子さんに名前の由来など聞かれたときに、親の想いについて、胸をはって答えてあげたいですね。
名前に使う漢字それぞれには、どんな想いが込められるのでしょう。
そこで、「日」の漢字に込める親の想いについて紹介しましょう。
温かい心の持ち主に
雪をとかす太陽のように、どんな人にも温かい心で思いやりを持って接することができ、みんなに愛されるような人物になるようにと願いを込めることもよいですね。
明るく朗らかな人に
太陽が輝くように、明るく朗らかな人柄で、周りの人を楽しませ、自分の人生もおおいに楽しむことのできる人間になってほしいと想いを寄せることもできますね。
チャレンジ精神豊かな人に
日が昇るように、高みを目指して、興味のあることにはどんどんとチャレンジし、探究心を忘れることなく勢いある人生を送ることができるようにと願うこともおすすめです。
情熱的な人に
熱い太陽をイメージして、何ごとにも情熱を持って取り組むことができ、責任感のあるたくましい男性になるようにと期待してもいいですね。
まとめ
「日」という字は、まさに太陽をあらわします。
世界各地でも太陽は、神聖なものとして、崇拝してきましたが、日本では、国旗に日の丸を配し、神話に登場する最高神である天照大御神を太陽神として敬ってきました。
また元旦には初日の出を拝むなど、古来から日本の人々は、太陽に特別な思いを持っています。
そんな太陽を意味する「日」という字を名前に持つ男の子は、未来がより明るく、太陽が持つパワーや神の恵みがあふれること間違いなしでしょう。