実際どうなの?無痛分娩に関する先輩ママの声と実情まとめ

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欧米諸国ではすでに主流になっている無痛分娩。

日本国内でも取り入れ始められたものの、その普及率はごくわずかなものです。

タレントの安田美沙子さんや小倉優子さんといった著名人も利用し、存在こそは認知されているものの一方で様々なリスクも懸念されています。

今回はそんな無痛分娩の「ぶっちゃけどうおもう?」を調査してみました!

目次

無痛分娩とは

無痛分娩とは、麻酔の使用によってお産の痛みを緩和し、痛みの少ない分娩方法です。

あらかじめ出産日を決めておく「計画無痛分娩」と、自然分娩を待ってから麻酔の投与を行う2つのパターンがあり、多くは計画無痛分娩によって行われます。

出産費用は自然分娩に比べ3~15万円ほど高くなるのが大体の相場だそうです。

無痛分娩を適用している産院はまだまだ少なく、利用するママさんの数も諸外国に比べ著しく低いのが現状。

日本にとっては新しい分娩方法のようです。

無痛分娩についてどう思いますか

まだまだ日本の出産文化には浸透しておらず、不安や疑問も多い無痛分娩。

日本のママたちは、どう思っているのでしょうか?

すばり「無痛分娩についてどう思うか」を聞いてみました。

【リスクを懸念する声】

・いいと思うけど、少し怖いです。

・医療ミスがあったばかりで怖いですし、やっぱり自然な出産が自然の摂理にかなっていると思います。

・陣痛の痛みが軽減できるのは魅力的だが、出産のリスクに加えて麻酔のリスクを背負うことを考えるとしたくない。

・出産のときの痛みがやわらぐのは非常にありがたいとは思いますが、薬(鎮痛薬)を使うので母子への影響が気になる手段だと思います。

・いいと思うが不安な部分が多い。

・よくわからないので、事故が起こらないか不安です。

・少し前に死亡事故が立て続けにあったから少し怖い。

やはり、無痛分娩に伴うリスクについて懸念する声が非常に多い結果となりました。

無痛分娩は多くのひとたちにはまだ未知の領域、といった様子です。

ニュースでも死亡事故などが取りざたされたことがありましたし、そういった事実を知ってしまうと一歩引いてしまうところがあるようですね。

このような不安を募らせる答えが多かった一方、実は前向きなコメントも少なくありませんでした。

【前向きな意見】

・非常にいいと思う

・痛みに弱いなど人それぞれの理由があるので、良い手段だと思います。

・妊娠・出産に対する恐怖を軽減するという意味では良い方法であると思います。

・選択肢の一つとして考えてみるのは良いと思います。

・近代的で画期的な分娩方法。

・医療が発達したのに、出産だけ痛みを感じろという考えはおかしいと思います。無痛分娩賛成です。

・初産の場合は特に痛みに対して恐怖を抱くような人には安心材料の一つになるかと思います。

確かに、歯の治療にも麻酔が使われているのに、それをはるかにしのぐ痛みだと言われる分娩に麻酔を使っていなかった、というのは驚きですよね。

医療が発達した現在だからこそ、麻酔を使った無痛分娩を取り入れることも一つの選択肢だという意見を持つ方も多いようです。

無痛分娩を利用しましたか?

リスクを懸念する声と前向きな意見が混在する中、実際の利用率はどのくらいなのでしょう。

そこで出産経験のある先輩ママさんたちに、無痛分娩を利用したかのアンケートを実施しました。

結果はこの通り。

「利用しなかった」というママさんが圧倒的多数ですね。

これは前述したように見聞きするリスクによるものや、そもそも無痛分娩を採用している産院がまだ数少ないということに起因していると言えます。

また、複数のお子さんを出産されたママさんのなかには、一人目は普通分娩で二人目は無痛分娩、といったようにお子さんによって分娩方法を変えた方も。

中には帝王切開を行ったために無痛分娩を選択できなかった、というケースもありました。

無痛分娩を利用した/しなかった理由をききました

利用率に圧倒的な差が出ましたが、先輩ママさんたちはなぜ無痛分娩を利用しなかった、あるいは利用したのでしょうか。

今度は具体的な理由を伺ってみました。

【無痛分娩を利用した理由】

・精神的、肉体的苦痛を和らげることができるなら、利用しない理由がなかったから。

・高血圧で出産真近に妊娠高血圧症候群が出たため、無痛分娩になりました

・第三子の出産時、難産でお産が長引いてしまい、陣痛の痛みに耐えきれなかったので利用しました。

・痛みを乗り除き、余裕をもった出産をしたかったから

・陣痛促進剤の投与をしていて、破水してから眠れず30時間起きっぱなしで体力がなかったこと。無痛にした方がお産が早く終わると声をかけられて。

・痛みが怖かったので利用しました。

数少ない無痛分娩利用者さんからの、貴重な声をきくことができました。

痛みからくるストレスの緩和によるところが大きいようですね。

痛みの感じ方はひとそれぞれ。

「自分は痛みに弱いから無痛分娩を選択した」というのも自分自身の体質ときちんと向き合えている証拠ですね。

あまりにも痛みがひどすぎて母体が衰弱してしまっては、産まれてくる赤ちゃんにも影響があります。

そういったリスクを避けるためにも、痛みの苦痛を和らげ身体的にも精神的にも余裕を持った状態で出産に臨めることは良いですね。

また痛みの点以外でも、ママさんの健康状態やお産の進行状況によっては無痛分娩が推奨されるケースもあるようです。

【無痛分娩を利用しなかった理由】

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・もし万が一があったら嫌なので、自然分娩にしました。

・自然ではない感じがするから

・普通に分娩したかったからです。

・知識・情報がなく、不安だったから。

・(出産は)女性にしか経験できない貴重な事だから

・金額が高かったから

一方、圧倒的多数を占めた「無痛分娩を利用しなかった」ママさんたちからは、リスクを考える意見と同時に分娩の自然さを主張する声も上がりました。

かつては医療介入などなく、お産婆さんの手により行われていたお産。

さらに太古へ遡ればもはや専門知識を有した人がいない状態で、わたしたちは脈々とその命を紡いできました。

日本では特に、なるべく医療を介入させない自然な分娩が良いとされる習慣が根強いですね。

先輩ママさんたちのなかにも、そういった考えを持つ方が多くいらっしゃるようでした。

古くからおこなわれてきた方法ですから、安心感もありますよね。

また出産するとしたら無痛分娩を選択しますか

出産を経験したことのある先輩ママさんたちに、もしもまた出産をすることがあったら無痛分娩を利用するかを聞いてみました。

選択しない、というのが多数派という結果になったものの、興味深いのは前向きな見解を持っている人の割合です。

これまでの出産では無痛分娩ではなかったものの、もしまた機会がある際にはぜひ利用してみたい・興味があるという人がぐっと増えています。

リスクなどの心配はあるものの、多くのママさんの関心を集めているのは確かなようですね。

おわりに

アンケート結果からも、普及していないがゆえにその知識を仕入れづらいことがマイナスのイメージを持たれてしまう原因となっているのがわかりますね。

その一方で、実際の利用者や興味を持っている人も着々と増えはじめています。

きちんとした知識を取り入れやすい環境づくりが、普及の第一歩なのかもしれませんね。

出産のかたちはひとそれぞれ。

様々な選択肢を持つことは、自身により合ったスタイルを見つけるための糧にもなります。

これを機会に、無痛分娩について学んでみるのはいかがでしょうか?