妊娠後期に尿蛋白の陽性反応が!尿蛋白の原因と7つの改善方法

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妊娠中には気をつけないといけないトラブルがいくつもあります。

妊婦自体の体に外を及ぼすもの、お腹の赤ちゃんになんらかの影響を与えるもの・・・。

妊娠中は食生活や適度な運動などに気をつけトラブルを回避することが大事です。

妊娠中の体に問題がないか、妊婦健診では様々な検査をします。

その検査の一つに検尿があります。

私も妊娠中は妊婦健診のたびに毎回トイレで採尿するように言われていました。

検尿をして主に調べるのは、尿に血が混ざっていないか、糖が出ていないか、尿蛋白が出ていないかです。

尿に血が混ざっていたらなんとなく体に異常をきたしているのはわかります。

糖も、妊娠糖尿病などがあるので怖いですね。

それでは尿蛋白とは一体なんなのでしょうか?

尿蛋白とは本来腎臓でろ過されるはずの蛋白が、腎臓の機能低下などでそのまま尿に混ざってしまう状態のこと。

この状態を放置しておくとますます腎臓が悪くなり悪循環です。

妊娠中は普段よりも尿蛋白が出やすい状態になっているので検査が欠かせません。

尿蛋白が出てしまう原因は4つあります。

  • 腎臓の病気
  • 疲労時
  • 風邪をひいている
  • 過剰な運動のあと

以上のように腎臓に負担のかかっている時は尿蛋白が出やすくなります。

それでは尿蛋白が出てしまった時や、出ないようにするためにする改善方法はどんなものがあるのでしょうか?

尿蛋白の改善方法を7つご紹介します。

  • 塩分を控える
  • 糖分を控える
  • たんぱく質を取り過ぎない
  • 水分を取り過ぎない
  • 風邪をひかない
  • 適度な運動をする
  • 疲れをためない

妊娠中の尿検査で尿蛋白がわかった場合医師からなんらかの対処法を指示されますからそれに従いましょう。

目次

妊娠中は出やすい!尿蛋白の原因とは

普通の人が尿蛋白が高い数値で出た場合は腎臓の病気を疑います。

しかし、妊娠中は低い数値の尿蛋白なら出ることは珍しくありません。

私も妊婦健診で少しですが尿蛋白が出たことがあります。

その時は医師からは特に病気だという説明はなく、バランスの良い食事と疲れをためないようにと指示されました。

どうして妊娠中は尿蛋白が出やすいのでしょうか?尿蛋白が出てしまう原因を紹介します。

腎臓の病気

腎臓が弱っている、腎機能の低下、腎臓の病気などでも尿蛋白は出ます。

この場合は数値が高く出るので病院の検査でも医師から伝えられるでしょう。

妊娠中の尿蛋白はほとんどがあまり心配のないものですが、腎臓の病気であるという可能性もゼロではないので注意が必要です。

疲労時

疲れがたまっている時は尿蛋白も出やすい状態になっています。

体が疲れているということは腎臓も疲れているということです。

疲れのたまった腎臓では機能も低下して尿蛋白が出てしまうことがあります。

風邪をひいている

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかっている時も尿蛋白が出やすくなっています。

風邪などの感染症にかかると腎機能が低下してしまうからです。

妊娠中はお腹の赤ちゃんのことも心配ですので感染症予防はしっかりと行いましょう。

過剰な運動のあと

運動不足も腎機能の低下を招きますが、過剰な運動は筋肉を壊してタンパク質を放出しますので、体内に過剰なタンパク質が溜まることで尿蛋白が出る原因になります。

妊娠中は激しい運動は避けて休息をとることをお勧めします。

尿蛋白が出てしまったら?7つの改善方法

もしも妊娠中の尿検査で尿蛋白が出たらどうしたら良いのでしょうか?

尿蛋白の予防法や改善方法を7つご紹介します。

塩分を控える

塩分の取りすぎは腎臓に負担をかけてしまいます。

妊娠中は塩分の多い食事は体にもよくありません。

尿蛋白が出てしまったら食生活が偏っていないか見直すと良いですね。

放置すると妊娠高血圧症候群を発症してしまうこともあります。

糖分を控える

塩分と同じく糖分を摂りすぎても尿蛋白が出てしまうことがあります。

妊娠中は普段よりもついつい甘いものが食べたくなりますが、尿蛋白が出てしまったら甘いものは控えましょう。

たんぱく質を取り過ぎない

たんぱく質を取りすぎると血液中のたんぱく質が増えすぎてしまい、腎臓でろ過仕切れなくなります。

たんぱく質は妊娠中お腹の赤ちゃんにも必要な栄養素ですので全く取らないのはいけませんが、極端に取りすぎていないか見直しバランスの良い食事を心がけましょう。

水分を取り過ぎない

水分を取りすぎると腎臓に負担がかかり尿蛋白が出てしまうことがあります。

また妊娠中はむくみやすくもありますので水分の過剰摂取は控えましょう。

風邪をひかない

風邪などの感染症にかかると腎臓に負担がかかり、尿蛋白が出ることがあります。

お腹の赤ちゃんのためにも風邪などの感染症予防を徹底しましょう。

適度な運動をする

運動不足によって腎機能が低下することもあります。

過度な運動は逆に腎臓に負担になりますから適度な運動を心がけましょう。

疲れをためない

疲れがたまると腎臓も疲れて、尿蛋白が出てしまいます。

きちんと休んで睡眠をとって疲れを溜めないことが大事です。

妊娠中は出やすい尿蛋白、しっかり予防しよう

妊娠中は普段に比べて尿蛋白が出やすい体の状態になっています。

しかし、だからと言って尿蛋白が出ても平気というわけではありません。

きちんとした食生活をし、疲れをためずに感染症にもかからず尿蛋白が出ないような生活を送るのが妊娠中は望ましいでしょう。

もしでてしまった場合は、医師の指示に従い治していきましょう。

日本臨床内科医会 タンパク尿の意味と対策