子どもが2歳ころになると、
「そろそろおむつはずしを考えなきゃ」
と思う人も多いと思います。
しかし2歳というとまだまだ幼くおむつはずしには早いような気もしますよね。
そうこう思っているうちに3歳に・・・。
3歳にもなると体も大きくなり、おむつを付けていることに違和感を覚えることもあります。
おむつがはずれていないことに焦りが出てしまう親御さんもいますよね。
「3歳なのにまだおむつはずしが完了していないの?」
「昔は2歳になるまでにおむつはずしをしていたものよ!」
なんていう批判のような声も聞こえてくるような気がします。
頑張っていてもおむつはずしは思うように進まないもの。
私の娘も2歳からおむつはずしを始めたものの、なかなか進まず1度あきらめた経緯があります。
なので早く始めればいいというわけではないと実感しています。
子どもの性格などにもよりますが、3歳からおむつはずしをするのがおすすめとも言われています。
おむつはずしを3歳から行うメリットとしては、
・意思疎通ができる
・トイレトレーニングの期間が短い
・子どもが達成感を感じやすい
ということが挙げられます。
このメリットを上手に生かしながら、3歳からのおむつはずしに挑戦してみてはいかがでしょう。
目次
おむつはずしは3歳から?!3つのメリット
2歳ころからおむつはずしの影がちらつき始め、3歳を目前におむつはずしが進んでいないことに焦りを感じている親御さんも多いと思います。
しかし焦る必要はありませんよ!
おむつはずしは3歳からが勝負!
3歳からおむつはずしをすることでメリットもあるのです。
1. 意思疎通ができる!
2. おむつはずしまでの期間が短い!
3. 達成感を感じやすい!
実はこのメリット、子どもが小さいうちはなかなか感じにくいんですよね。
3歳から始めるおむつはずしだからこそ感じられるメリットだと思っています。
私の娘も3歳以降のほうが気持ち的に楽だったように感じます。
まずはこのメリットについてみていきましょう。
意思疎通ができるのでおむつはずしがスムーズ!
2歳ころからおむつはずしに挑戦する家庭もありますが、そこで悩まされるのが『魔の2歳児』とも呼ばれている『イヤイヤ期』。
私の娘も2歳になったころからおむつはずしに挑戦したのですが、まさにこのイヤイヤ期に阻まれスムーズにいかなかった経験があります。
3歳になればある程度親の言っていることも理解してくれるようになり、意思疎通も2歳の時よりもスムーズになったと感じますよね。
3歳になると
・親の言っていることを理解してくれる
・子どもの言いたいことを理解してあげられる
・会話がしっかりと成り立つ
といったことが明白になっていきます。
おむつはずしも意思疎通ができることでよりスムーズに進めることができるはずです。
成功すればおむつはずしの期間が短いことが多い!
おむつはずしは1度成功すればそのあとは失敗が減る、なんて言われますよね。
これはやっぱり2歳代ではなかなか難しいのかな、と思います。
3歳からおむつはずしに挑戦すれば、あっという間にはずれたという子が多い印象です。
実際に私の友人の子も3歳まではおむつはずしをする気もなかったのですが、3歳半ごろから始めたところ1週間ほどであっという間にパンツ生活に!
「できた!」の達成感を感じやすい!
3歳になると、
「自分でやりたい」
「自分で決めたい」
といった気持ちが大きくなる時期でもありますよね。
そういう気持ちが成長するとともに、できた時の達成感を実感することも増えてくるようです。
おむつはずしも同じで、「できた!」ということが大きな達成感となり、
「自分でできた」
「トイレでできた」
ということが自信につながります。
達成感を感じることができれば、おむつはずしもかなりスムーズに進めることができるはずです。
3歳だからこそできるおむつはずしの声掛け
おむつはずしを実践している間は、親がタイミングを見計らって子どもに声掛けをするところからスタートしますよね。
1歳や2歳のおむつはずしでは、親が子どもを抱えてトイレに連れていけばいいのですが、2歳後半から3歳ころになると声掛けをしても
「トイレ行かない!」
となることもしばしば。
せっかくなら3歳だからこそできるおむつはずしの声掛けをしてあげたいですよね。ポイントとしては、
・おやつの前に声掛けをする
・ママのトイレに付き添ってもらう
・ぬいぐるみに声掛けしてもらう
というのが私も実際に行った声掛けです。
いろいろ理解しているようでもまだまだ幼い3歳児。
上手に子どもの心理をつかみながら声掛けをしたいものです。
おやつの前に声掛けをしよう!
おむつはずし成功のポイントでもあるのが、
『生活の区切りでトイレに誘うこと』
という点です。
・朝起きてすぐ
・お昼寝をする前
・ごはんの前
・お風呂の前
など、トイレに誘う生活の区切りはたくさんあります。
しかし私は『おやつの前』というポイントが、最もスムーズにトイレ委に行ってくれるのではないかな、と感じています。
ソ理由は、やっぱりおやつはおいしくて楽しいものだから!
寝起きや寝る前、お風呂やご飯の前は、どうしてもぐずったり言うことを聞きたくなかったりするタイミングでもあります。
「ご飯食べたくないからトイレ行かない!」
なんていうこともありがちです。
「おいしいおやつの前にトイレに行っておこう!」
と、お楽しみの前にトイレに誘うと意外とスムーズに進むケースが多いように感じます。
ママのトイレについてきてもらおう!
3歳になると、おしっこが出たい感覚が分かってくるという子も増えてきます。
それでも行きたくないと思うのも3歳児。
そこで無理やり誘うとかたくなに拒んで結局おもらしという悪循環に陥ってしまうこともありますよね。
そんな時は無理に誘わずに、
「ママトイレに行きたくなっちゃったから一緒についてきて!」
とママのトイレについてきてもらいましょう。
できることならママが用を足すところも見せて、
「次はあなたの番ね!」
とチェンジできれば最高です。
ここで「トイレしない!」となっても全然OK。
まずはトイレに行くことに慣れてもらうのが狙いです。
私の娘もこの方法で『トイレに行く』という行為に抵抗がなくなったように思います。
ぬいぐるみに声掛けを代弁してもらおう!
女の子なら3歳くらいになるとメルちゃんやポポちゃんで遊ぶ子も多いですよね。
お姉ちゃんがいる男の子も、意外とメルちゃんなどのお世話ドールが好きという子も多いようです。
こういったお人形やぬいぐるみに声掛けの代弁をしてもらうのもおすすめ!
3歳になると急にあまのじゃくになる子も多いですよね。
私の娘もそうでした。親に言われるとやる気がなくなる、というのでしょうか。
「ママが言うといや!」
から始まり、
「絶対トイレ行かない!」
となってしまうことも。
そんな時にお人形やぬいぐるみが声掛けをすると、意外と素直に応じでくれることがあるんですよね。
男の子ならウルトラマンや仮面ライダーなどの戦隊もののフィギュアを使うのもおすすめ!
おむつはずしがうまくいかない!そんな時は?
親がどんなに頑張っていても、おむつはずしがスムーズにいかないことだってよくあることです。
「なんでこんなにがんばっているのにトイレでしてくれないの?」
「周りはどんどんおむつはずしが進んでいるのに・・・」
と焦りや悲しみに包まれてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、
1. まずは子どもに理由を聞いてみよう
2. 一度声掛けをやめてみよう
3. 声掛けは機嫌のいいときだけにしよう
という方法をとってみてください。
子どもなりにトイレに行きたくない理由があるのかもしれませんよ!
まずは理由を聞いてみよう
おむつはずしがうまくいかないと感じたら、まずは子どもにトイレに行きたくない理由を聞いてみましょう。
この理由を聞くということは、3歳だからこそできる方法。
子どもなりに様々な理由があるのかもしれません。例えば
・トイレが暗くて怖い
・おしっこがトイレに出る感覚が嫌だ
・おむつでしたほうが安心
・妹や弟がおむつだから
・なんとなくトイレに行きたくない
などなど様々です。
トイレに行きたくない理由は、子どもの機嫌がいいときに聞くのがポイント!
理由を話してくれたら
「そんなことないよ、大丈夫だよ!」
否定をせず、
「そっか、だから嫌だったんだね」
と受け止めてあげてください。
もしこの理由が改善できることなら、子どもがトイレに行きたくなるような環境にしてあげるのもいいですね。
声掛けをやめてみる
これは私も実際に行った方法です。
おむつはずしがうまくいかないときは、まだそのタイミングではないのかもしれません。
子どもも親からのプレッシャーを感じているということもよくある話です。
おむつはずしがスムーズにいかないな、と感じたら一度声掛けをやめてみるのもひとつの方法です。
声掛けをいったんやめると決めたら、
・絶対に「トイレは?」と聞かない
・おむつに戻すかパンツにするかは自由
・漏らしても怒らない
・子どもがトイレに行きたがったら連れていく
ということがポイントです。
声掛けをやめると、逆にトイレに興味を持つ子もいるようですよ。
声掛けは生活の区切りで機嫌のいいときだけ!
おむつはずしがうまくいかないと感じていても、声掛けだけは続けていきたいと思っている人も多いと思います。
「声掛けもやめたらトイレを忘れそう」
「声掛けのタイミングがわからなくなりそう」
という不安を感じることもありますよね。
そんな時は、声掛けのルールを自分の中で決めてみてください。
前の項目でも少し触れましたが、
『声掛けは生活の区切りのポイントで行う』
『子どもの機嫌のいいときだけ声掛けをする』
というのが大きなポイントです。
・グズグズしているときは声掛けをしない
・遊びに夢中になっているときは声掛けをしない
・作業を中断するような声掛けはしない
この3つはかなり重要ポイント!
これをしてしまうと、さらにおむつ外しがうまくいかなくなてしまうこともあるので要注意です。
3歳からのおむつはずしは親の気持ちも大きなポイント!
おむつはずしを成功させるには、親の気持ちも大きなポイントとなることをご存知ですか?
親が焦ったり不安を感じるとそれが子どもにもつながりおむつはずしがスムーズにいかないこともあるようです。
私もこれはかなり痛感したことでした。
逆を言えば、親の気持ち次第で子どものおむつはずしが左右されるということ。
親にとってはかなりのプレッシャーを感じてしまいますが、そんなに難しいことではありません。
「そんなのわかってる!」
「わかってるけどイライラする!」
という人も多いと思いますが、ここはぐっと我慢をして子どものペースに合わせてあげたいですね。
親が焦ると子どもも不安に
おむつはずしをがんばっているときって、親もかなり焦ったり過敏になったりするものですよね。
「漏らしてしまう前にトイレに連れていきたい!」
「できるだけ早くおむつはずしを成功させたい!」
など、部屋や服を汚したくないという気持ちもありますし、周りとの差が目立ってくるのも3歳を過ぎたころです。
そんな焦りの気持ちはなぜか子どもに伝わってしまうんですよね。
私もなるべく子どもに不安を感じさせないようにと思っていたものの、私の焦りやイラつきは子どもにしっかり伝わっていたようです。
「ママの顔怖い・・・」
「怒らない?」
というようなことをいうときもありました。私が
「もう漏らしてもいいや!」
「いい意味であきらめよう!」
と気持ちを切り替えた後から、子どももトイレに対する抵抗感や不安感が少なくなり、おもらしの頻度もぐっと減りましたよ。
おむつはずしは親が気持ちに余裕を持つことが最大のポイント!
前の項目でも紹介しましたが、親の気持ちに余裕があるということはおむつはずしを成功に導く大きなポイントだと実感しています。
・おむつはずしの時期は漏らすものだと割り切る
・汚れても洗ったり拭いたりすれば問題ないと割り切る
・「おもらし記録更新するかな?」とちょっと楽しみにしてみる
・いっそのことパンツ1枚で過ごしてみる
などなど、様々なことを割り切ることや親がゆとりをもっておむつはずしができる環境にしてみるのもおすすめ。
『イライラしない・怒らない』が鉄則!
子どもがおもらしをしたりトイレに行かなかったりしても、
・イライラしない
・怒らない
という2つはおむつはずしの鉄則です。
わかってはいても、何度もおもらしを繰り返されたり声掛けをしてもトイレに行くのを拒んだりする姿を見ると、つい起こりたくなってしまいますよね。
生まれた時からおむつをつけ、おむつの中におしっこやうんちをするのが当たり前だったんです。
それがいきなりトイレでするように促されれば、戸惑いや不安を感じるのは当然だと思いませんか?
そこにママやパパのイライラが重なってしまえば、
「トイレでするのは怖い」
「怒られたらどうしよう」
「できない自分はダメなのかな」
という気持ちが大きくなってしまいます。
失敗しても怒るのはぐっと我慢!
おむつはずしを成功させる5つのコツ
おむつはずしをするときには、
「できるだけ早くおむつはずしを成功させたい」
「3歳のうちには何とか!」
と思っている人も多いと思います。
子どもによっては自然とトイレでできるようになる子もいますが、なかなかうまくいかない子だっています。
おむつはずしを成功させるには、
1. おむつはずし宣言をしよう!
2. トイレに行けただけでもほめてあげよう!
3. ご褒美大作戦で成功へ導く!
4. 自尊心を尊重しよう!
5. 下着は子どもと一緒に買いに行こう!
といった5つのポイントを押さえて取り組んでみてくださいね!
おむつはずし宣言でトイレでする意識を向けよう!
前の項目でも少し触れましたが、いきなりおむつから布パンツになってトイレでおしっこやうんちをすることになったら、子どもは戸惑ってしまいますよね。
ただでさえ子どもは環境の変化に敏感なものです。
おむつはずしをスタートする際には、子どもにもしっかりと『おむつはずし宣言』をすることをおすすめします。
3歳にもなれば、おむつはずし宣言にもしっかり耳を傾けてくれるはず。
「明日からおむつはおしまいにしようと思うんだ」
「パパやママと同じ大人のかっこいい(かわいい)パンツをはいてみよう!」
「トイレでおしっこすると気持ちがいいからしてみようね!」
など、子どもにトイレで用を足すことを説明してからおむつはずしをスタートさせるのが理想です。
我が家ではカレンダーを見せて、
「この日でおむつがなくなるよ。もう買わないよ。トイレでしようね。」
と説明しました。その日が来るまで
「あと〇日・・・」
と呪文のようにカレンダーを指さしながら自分の中で生理を付けたようでした。
指定した日を境に、本当におもらしがなくなったので私の娘にはかなり効果があったようです。
はじめはトイレに行けただけでもほめて!
子どもは褒められることで自信を付けます。
初めはトイレに行くのも嫌がる子もいますよね。
そんな時は、トイレの中に入っただけでもほめてあげましょう。
次はトイレに座れたらほめてあげてください。
実際に成功したら今までにないくらいほめて喜んであげてくださいね。
ただし、ほめるのは子どもの性格を十分に把握してほめるのがポイント。
私の娘は褒められるのはうれしいけど、過剰にほめられると恥ずかしくて「次も!」と思える子ではありませんでした。
ほどほどに、子どもの様子を見ながら言葉を選んでほめてあげてくださいね。
ちょっとしたご褒美をプラスして成功へ!
おむつはずしを実践している家庭の多くが取り入れているかもしれませんが、トイレトレーニングにご褒美は大きなポイントとなるのは事実ですよね。
ご褒美といっても物で釣るのではなく、次につながるちょっとしたご褒美を選ぶのがポイント。
・トイレに行けたら小さなシールを貼る
・トイレに座れたら中くらいのシールを貼る
・成功したら大きなシールを貼る
・グミやチョコなどを1つ食べる
・シールがたまったらお菓子を1つ買ってあげる
など、子どもと話し合ってご褒美を決めるといいですね。
我が家が行っていたのは、シールが集まったら小さなお菓子を1つ買ってあげていましたよ。
子どもの自尊心を尊重した声掛けがカギ!
ついやってしまいがちなのが、
「あぁ、また漏らしちゃったの?」
「今日何回目よ・・・」
「ハァ・・・(溜息)」
といったマイナスな発言。
悪気はなくてもこういった発言や声のトーンに子どもは傷ついてしまうものです。
子どもの自尊心を傷つけずにおむつはずしをするためには、
「失敗することもあるよ!ママもそうだった!」
「着替えたらさっぱりするからね!」
というような声掛けを心がけることをおすすめします。
下着は子どもが気に入ったものを選ぼう!
3歳とはいえ、大人と同じ布パンツにあこがれを持っている子どもは少なくありません。
私の娘も布パンツをはくと、
「お姉さんパンツ、いいでしょ!かわいい!」
とかなり喜んだ様子を見せました。
初めての布パンツは、子どもが気に入ったものを購入してあげるのがおすすめ。
自分で選んだお気に入りのパンツは、
「できれば汚したくない」
という気持ちがあるようです。
「今日はお気に入りのパンツだったね!トイレ行っておく?」
という声掛けもできますよね。
子どもと一緒に下着を買いに行き、気に入ったものを買ってあげてくださいね。
まとめ
おむつはずしの時期は個人差が大きく、1歳代ではずれる子もいれば5歳くらいまで漏らすことがあるという子もいます。
個人的には、子どもと意思疎通ができるようになる3歳前後から始めるが一番スムーズなのかな、と感じています。
ここまで紹介してきたように、おむつはずしは
・大人がイライラしない
・しばらくはおもらしをするものと割り切る
・子どもがトイレに行きやすい環境にする
・行きたくない場合は理由を聞いてみる
・いったん諦めてもOK
といったポイントを押さえて、子どものペースに合わせて取り組んでみてくださいね!
今まさにおむつはずしを頑張っている人も多いと思います。
大人になってもおむつがはずれないという人はいません。
今だけだと割り切って、子どものおむつ外しに付き合ってあげてください。