妊娠超初期症状のひとつに「おなら」があります。
おならが妊娠の兆候なの?と驚かれる人も多いでしょう。
妊娠をすると女性の身体は大きく変化するので、普段とは違った症状がたくさん出てしまう傾向があります。
でも、なぜおならがよく出るようになるのでしょうか。
今回は、妊娠超初期の「おなら」について紹介します。
記事のポイントは4つです。
- 妊娠超初期におならが出るのは何故?
- おならが止まらない!頻繁に出てしまう原因とは…
- 臭うおならの原因は「便秘」と「悪玉菌」
- 妊娠超初期のおならはどうしたらいい?7つの対処法
おならは、音や臭いも気になってしまいますし、周りの人を不快にさせてしまいます。
妊娠超初期の症状とはいえ、女性であれば気になってしまうのは当たり前のこと。
おならがあまり出ないような対処法も紹介していますので、是非参考にしてみて下さいね。
目次
妊娠超初期におならが出るのは何故?
妊娠超初期症状のひとつである「おなら」
何故、妊娠超初期におならが出てしまうのでしょうか。
妊娠超初期のおならの原因を探ってみましょう。
女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌によるもの
妊娠超初期とは妊娠0週〜4週位までの期間で、妊娠3週頃に受精卵が子宮内に着床して妊娠が成立。
妊娠が確立すると女性ホルモン「プロゲステロン」が分泌され始めます。
「プロゲステロン」は妊娠をサポートするホルモンで、赤ちゃんに送るための栄養や水分を身体に蓄える働きがあります。
消化器官をコントロールし、栄養や水分を排出させないようにしてしまうので便秘となり、おならが出やすくなってしまうのです。
ホルモンバランスが乱れると、自律神経も乱れてしまいがち。
イライラしてストレスが溜まると排便のリズムが崩れて便秘になり、おならが出やすくなることもあるようです。
妊娠の兆候「つわり」によるもの
早い人だと妊娠が成立した直後の妊娠3週くらいからつわりが始まります。
つわりは口の中が気持ち悪くなるので、炭酸飲料や冷たいものを食べたくなりがち。
冷たいものは身体を冷やし腸の働きを鈍くさせますし、炭酸飲料はガスを発生させやすくなるのでおならの原因となることも。
関連記事:これって妊娠?妊娠超初期症状14の特徴と現役マタママ体験談
おならが止まらない!頻繁に出てしまう原因とは…
妊娠超初期の症状でおならが出てしまうのも嫌なのに、普段と違って頻繁に出てしまうことも…。
実は、おならがたくさん出てしまうのも女性ホルモン「プロゲステロン」が原因と考えられています。
プロゲステロンは、消化器官の働きを抑制してしまうので食べ物が消化されにくいいわゆる便秘状態に。
おまけに悪阻などで食欲が増し、食べ物が胃に長く滞在してしまうことでおならが頻繁に出てしまうのです。
臭うおならの原因は「便秘」と「悪玉菌」
妊娠の兆候で出たおならが臭ってしまったら嫌ですよね。
臭いの原因は、「便秘」と「悪玉菌」と言われています。
妊娠をすると妊娠を継続するために女性ホルモンが多く分泌されるのは、もうお分かりですよね。
女性ホルモンは腸の蠕動運動を抑制する事があります。
すると腸内環境も悪くなり、長く滞在している便が発酵しておならが臭くなります。
要は便秘になると臭うおならが出やすくなるのです。
腸で長く滞在している老廃物から悪玉菌が繁殖してしまうことで、おならの臭いに拍車をかけてしまうようです。
普段便秘でない人でも、妊娠中は便秘になりやすい身体へ変化してしまうことも。
臭いおならを防ぐために、胃腸を綺麗に掃除してくれる食生活を心掛けましょう。
妊娠超初期のおならはどうしたらいい?7つの対処法
妊娠超初期症状と言えども、おならはできるだけ避けたい症状です。
しかし、自然現象でもあるおならを防ぐのは難しいこと。
少しでもおならを予防できる7つの対処法を紹介しますので、おならに悩んでいる方は是非、実践してみて下さいね。
① 食物繊維の多い食事を取る
便秘を解消する一番の方法は食べ物です。
もし、つわりの症状が出ていたら食生活は偏ってしまいがち。
なるべく食物繊維の多い食べ物を摂るよう心がけましょう。
食物繊維は2種類ある
食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類。
水に溶けるものは、ひじきやワカメの海藻類や、キウイやバナナの果物類、いんげんまめやジャガイモの野菜類に多く含まれています。
一方、水に溶けにくいものは玄米や芋類、きのこ類に多く含まれています。
水溶性と不溶性の食物繊維の両方のバランスが便秘解消の鍵となるのです。
妊娠超初期並びに妊娠中の便秘にオススメ「プルーン」
妊娠中のおならや便秘に悩んでいる方に是非食べて頂きたいのが「プルーン」。
プルーンは、水溶性と不溶性の両方の食物繊維を兼ね添えた食品です。
しかも、鉄分やミネラル、カリウムといった妊娠中に不足がちな栄養素もたくさん含まれているのでオススメ!
ただし、糖分も多く含まれているので食べすぎには注意しましょう。
② 水分補給
妊娠すると妊娠をサポートするための女性ホルモン「プロゲステロン」が分泌され、水分と栄養を体内に蓄えます。
また、赤ちゃんに栄養や酸素を送るために血液量も増加していくので妊娠中の身体には水分が必須。
水分を取ると、便が柔らかくなり便秘も解消してくれますよ。
妊娠中の女性の1日の必要な水分量は2ℓ。
お水はミネラル豊富なので身体にも良いですが、毎日お水ばかりだと飽きてしまいますよね。
お水以外は、カフェインが入っていない麦茶やたんぽぽコーヒーもおすすめです。
関連記事:妊婦はハト麦茶を飲んじゃダメ?妊娠中のはと麦茶の効果と影響、5つの注意点
③ 乳酸菌を摂る
乳酸菌は、腸の働きを整えてくれる作用があるので妊娠超初期の便秘にオススメ。
便秘でお悩みの方は、ヨーグルトや乳酸菌飲料を積極的にとってみましょう。
便秘が解消されると同時におならも解消されますよ。
今や様々な種類のヨーグルトや乳酸菌飲料が販売されているので、味に飽きず口にできますね。
④ 適度な運動をする
食べ物や飲み物で改善されなければ適度な運動をしてみましょう。
ウォーキングや散歩で腸を刺激してお腹もスッキリに。
また、血液の巡りもよくなるので軽い運動はおすすめですよ!
関連記事:妊娠超初期に運動はしちゃダメ?大丈夫な2つの運動と流産リスク
⑤ 腸のマッサージ
お腹全体を「の」の字を描くように手で軽くマッサージをします。
腸が刺激され便秘やおならの解消に効果的です。
マッサージは強く押さずに軽くゆっくりと行って下さいね。
ここで気をつけたいのは、上から直接刺激をされるので頻繁におならが出てしまうことです。
自宅やトイレだと安心です。
⑥ ストレスを溜めない
何事もストレスを溜めないことが大切です。
ストレスは身体の不調を引き起こしますので、イライラは禁物。
特に妊娠中は、つわりなど我慢することがこれまで以上に多くなりストレスを溜めてしまいがち。
なるべく心穏やかに過ごすようにして下さいね。
⑦ 病院へ行く
頻繁に出るおならを我慢するとお腹にガスが溜まって痛くなることも。
妊娠超初期は、自分でも妊娠がわかっていない時なので知らずに薬を飲んでしまうことがあるでしょう。
薬の影響はほとんど出ない時期ではありますが、100%の安全性が証明されているわけではありません。
薬は飲まない方が良いので、身体がいつもと違うと感じたのであれば病院へ行くようにしましょう。
まとめ
妊娠超初期の症状に「おなら」があるなんてと驚いた人も多いでしょう。
また、よりによって音や臭いのあるおならなので、旦那さんの前では恥ずかしいと我慢してしまう人も中にはきっといらっしゃいますよね。
しかし、我慢をしすぎるとガスが溜まって身体には良くありません。
また、自身もストレスが溜まって更に状態が悪化なんてことも。
旦那さんにおならは妊娠超初期の症状だからと理解してもらうことも良い方法かもしれませんね。
どうしても人前でするのは嫌という人は、トイレへ行くか、この記事で紹介したおならや便秘を解消する方法を試してみて下さいね。