とんかつやコロッケ、サクサクの揚げ物に欠かせないパン粉。
パン粉には大きく分けて2種類、2種類の中でもいくつか種類に分かれます。
乾燥タイプは、よくあるサラサラしたパン粉で、生のパン粉を乾燥させて作ります。
乾燥させているので水分が少なく、時間がたっても脂っこくならない特徴があります。
乾燥タイプの中でも粒の大きさによって種類があり、粗目、中目、細目に分かれます。
食感や火の通りやすさが違うので、料理や揚げる材料によって変えるといいですね。
もう一種類は、生タイプのパン粉。
パン粉を砕いて袋に詰めただけのものなので、水分が多くしっとりしています。
さくっと軽い食感に揚がるのが特徴。
生タイプのパン粉は、食パンを使い自分で作ることができます。
特に古くなって硬くなった食パンは、パン粉にして冷凍保存するのがおすすめです。
パン粉は種類によって、保存方法、保存期間が違うので、注意が必要。
ここでは、パン粉の正しい保存方法、消費期限、おすすめのパン粉を使ったメニューを紹介します。
目次
パン粉はどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
パン粉の消費期限は、開封する前は袋に記載されている賞味期限を目安に使い切ります。
パン粉は、一度に1袋使うものではないので、賞味期限ギリギリに開けないようにしましょう。
設定されている賞味期限は、メーカーによって異なりますが、乾燥パン粉で7ヶ月、生パン粉で1ヶ月の設定がされています。
開封した後は1ヶ月を目安に使い切るようにします。
生パン粉は、できるだけ早く使いきりましょう。
パン粉は、温度、湿度、の影響を受けやすいので、気をつけて保存。
特にカビ、ダニなどの虫の被害にもあいやすいので、保存環境に気をつけます。
パン粉の保存方法!
パン粉は正しい方法で保存しないと、湿気てしまったりカビが生えたり、虫の被害にあいます。
正しいパン粉の保存方法を紹介します。
パン粉の正しい冷凍保存方法
パン粉は、しばらく使わないときは冷凍保存がおすすめ。
特に一度開封したパン粉は、劣化するのが早いので冷凍保存しましょう。
パン粉は、一度に使うものでもないですし、使うときは間隔があいてしまうことも多いですよね。
冷凍保存すると、凍ることがなくすぐに使うことができるので便利です。
冷凍保存するときは、冷凍用の保存袋に入れて密封して保存します。
生のパン粉は特に傷みやすいので、使わないときは冷凍保存してください。
冷凍での保存期間は1ヶ月が目安。
パン粉の正しい冷蔵保存方法
パン粉は、基本的には常温で保存しますが、冷蔵庫で保存することもできます。
冷蔵庫で保存するときは、密封できる袋や容器に入れて保存するといいですね。
100円ショップで売っているタッパーでも大丈夫。
冷蔵庫内で保存するときは、湿気に注意しなければいけません。
外との温度差によって、結露が発生しパン粉に湿気がついてしまうと、カビる可能性があります。
使うときは1回分ずつ袋に入れて、その袋を取り出し使い切るのがいいでしょう。
開封した後の場合、乾燥パン粉は半年、生のパン粉は1週間を目安に使い切ってください。
その他の方法
パン粉は基本的には常温保存で大丈夫です。
ただし、生パン粉は開封後常温保存ではなく、冷蔵か冷凍で保存してください。
乾燥パン粉は、常温で保存する場合、密封容器にいれて、高温多湿にならない場所に保存してください。
パン粉は劣化すると、酸化して色が変色する場合があるので注意。
また、ダニなどの虫の被害にもあいやすくなるので、必ず密閉できる容器にいれ保存してください。
ワンポイントアドバイス
パン粉は、ダニに侵食される可能性があるので、できれば冷凍庫で冷凍保存すると安全。
ダニは見えませんし、いくら密封容器に入れていても、ほんの少しの隙間から入ってしまいます。
冷凍してもパン粉は凍らず、サラサラしているのですぐに使えます。
また、なるべく早く使い切ることも大切。
使いきれる量のパン粉を買うこと、余ったパン粉のレシピを知っておくこと、生の食パンで揚げ物のたびにパン粉を自分で作るなど、色々な対策を考えておくといいですね。
冷凍しておいたパン粉を使った4つのメニュー
パン粉は少量だと、揚げ物に使うのも足りないですよね。
冷凍したパン粉を使ったおすすめのメニューを紹介します。
とんかつ
パン粉を使ったメニューで最初に思いつくのが、とんかつではないでしょうか?
基本の揚げ物の作り方を紹介します。
【材料】
豚ロース肉 4枚
卵 1個
小麦粉 大さじ3
冷凍 パン粉1カップ
レモン 1/2個
① 豚肉は両面を筋きりして、塩コショウ少々をまんべんなくつけます。
② 小麦粉→酒大さじ1を加えたとき卵→パン粉の順番につけます。
③ 揚げ油を180度に熱して、肉を入れて4分上げ、最後に強火にしてからりと揚げます。
④ 包丁で食べやすく切って皿に盛り、レモンをくし切りにして付け合せ、キャベツも付け合せるといいですね。
パン粉でオムレツ
中途半端に余って冷凍したパン粉を使った、簡単にできるオムレツです、
【材料】
卵 2
冷凍パン粉 適量
ベーコン 4枚
小松菜 1/2本
マヨネーズ 小さじ1
こしょう 適量
① 卵は溶いて、冷凍したパン粉を入れます。
② ベーコンと小松菜は2cm幅に切ります。①に入れます。マヨネーズとこしょうも入れてよく混ぜます。
③ フライパンに油を敷いて、②をいれ裏表よく焼いて出来上がり。
パン粉が多いとパサパサするので、量は様子を見て加減します。入れすぎたら牛乳を入れてください
パン粉のフレンチトースト
余ったパン粉もフレンチトーストにすればモチモチでおいしいです。
【材料】
パン粉 50g
牛乳 100cc
卵 1個
砂糖 大さじ2
バター 大さじ1
はちみつ 適量
バニラエッセンス 2滴
① ボールに卵を溶き、砂糖、牛乳、冷凍パン粉、バニラエッセンスを入れて、よく混ぜます。牛乳は硬さを見ながら調整してください。
② フライパンにバターをひいて、生地を薄く敷いて両面を弱火で焼きます。
③ 焦げ目がついて焼けたら、お皿に乗せ、はちみつをかけて出来上がり。
パン粉クッキー
【材料】
パン粉 130g
水 70cc
ココナッツオイル 80cc
砂糖 大さじ3
片栗粉 50g
塩 少々
① すべての材料をビニール袋に入れても見ます。
② しっとりまとまってきたら、形を整えて、オーブントースターに入れて180度で20分くらい焼いてできあがり。
パン粉の作り置きメニュー
あると便利な、パン粉を使った作り置きメニューを紹介します。
ハーブパン粉
硬くなったパン粉にハーブを入れて、ハーブパン粉にするといろいろな料理に応用が利きます。
【材料】
パン粉 1カップ
ローズマリー 小さじ1
パセリ 小さじ2
マジョラム 小さじ1
ハーブソルト 小さじ」1/2
オリーブ油 大さじ2
バター 大さじ1/2
① ハーブ類はドライのものを使います。生ハーブを使う場合は、洗って水気をきり、葉を取ります。
② ミルサーでパン粉を細かくして、①のハーブを入れます。
③ フライパンにオリーブオイルとバターを熱して、②をきつね色になるまで炒めて出来上がり。
手作りパン粉
あまりパン粉を使わない家庭でしたら、食パンでパン粉を作ると使いきりで経済的です。粗さも調整できるので、自分好みのパン粉ができますよ。
残ったパン粉は冷凍保存で、作り置きも可能。
【材料】
食パン お好みの量
① 食パンを使う分だけ切って、カリッとなるまでトーストします。
② 細かいパン粉が作りたいなら、適当に包丁で切ってミルサーで細かく粉砕。あら真が好きな方は、おろし金でおろしてください。
まとめ
正しいパン粉の保存方法、消費期限、おすすめのレシピを紹介しました。
パン粉はつい常温で保存しがちですが、カビや虫の危険性がありますので、冷凍保存がおすすめです。
特に生パン粉は傷みやすいので、保存方法に注意してくださいね。
余ってしまったパン粉を使ったメニューも紹介していますので、ぜひ作ってみてください!