ラインやメールの受信音を聞くと、返信ついでにスマホを手放せなくなってしまう…
なんとなく気分が優れずに安静にしている時、時間を持て余し、スマホをいじってしまう…
産休に入り時間に余裕が出たからか、ついスマホを眺めてしまう…等々。
時間があればとにかくスマホに依存してしまっている妊婦さんもいますよね。
では、こんなことを気にしてしまう妊婦さんはいませんか?
スマホや携帯電話の電磁波って、赤ちゃんへの影響はないの?
暇だから毎日長時間スマホをいじってしまうけど、大丈夫かな?
お腹の赤ちゃんを思う気持ちがあるからこそ、ふと気が付くと、妊娠中は些細なことでも気にしてしまいますよね。
スマホは毎日必ず関わるものなので、なおさらです。
そこで今回は2つのポイントでまとめました。
- 電磁波の赤ちゃんへの影響
- 妊婦さんのスマホの使い方
スマホは今や欠かせない生活アイテムです。
ちゃんと理解をして使用すれば、安心ですよね。
ちょっといじるつもりがあっという間に時間が経ってしまっていた…なんて妊婦さんも、スマホに関するちょっとした知識を取り入れて、妊娠生活の間は賢くスマホと付き合いましょう。
目次
スマホから出る電磁波って赤ちゃんに影響はある?スマホの電磁波が安心な理由
法務省は、生活を送る上で浴びる電磁波は微量であり、人体への影響はないとしています。
しかしながら今後、強い電磁波を浴びる状況も起こり得ることを考え、電波防護指針を作りました。
電波防護指針の内容は2点あります。
- 安全か否かを判断する基本的な考えを設定する
- 人体への影響が出ない電磁波の基準値を決める
この基準値は十分に安全性を検証した値が設定されているので、問題ありません。
つまり、電磁波による赤ちゃんへの影響はないということ。
発生している電磁波もきちんとした基準値に守られているので、安心して大丈夫です。
疲れないスマホとの付き合い方とは?スマホの使用で注意したい3つのこと
スマホの使用自体が赤ちゃんに影響はないとは言え、やはり妊娠中という意識は持って使い方を改めましょう。
注意してほしいことが3つだけあります。
1.長時間の使用を避ける
スマホの画面はLEDディスプレイなので、ブルーライトが多く発生しています。
このブルーライトが眼精疲労を招く原因になっているのです。
ブルーライトが目に悪いとされる理由は2つあります。
①ブルーライトは目で見える光のうち、最も強いエネルギーを持つ光であり、目の角膜や水晶体で吸収されずに、目の奥である網膜まで到達するほど強いものです。
②ブルーライトは光の波が小さく細かいので、空中にあるホコリ等が画面のちらつきとなって現れます。その際、目はピントを合わせようとして必死に働きます。
強い光と細かな動きのブルーライト、そのため目が疲れてしまうのです。
目の疲れは肩凝り、頭痛といった症状に繋がる時もあります。
妊娠中は安易に薬に頼ることはできないので、目が疲れないように適度な時間で区切るようにしましょう。
2.夜の使用を控える
寝る前にスマホをいじっていると目がブルーライトを感知し、睡眠を促すメラトニンという物質の分泌量を押さえてしまいます。
メラトニンが減ると、脳や体がまだ起きている状態だと認識されてしまい、睡眠の導入が妨げられてしまう為、なかなか眠れなくなってしまうのです。
睡眠時間が削られると、体調にも影響が出てきますよね。
疲れやすい妊娠中は、できるだけ眠る前のスマホの使用は避けるようにして、快適な睡眠時間をつくりましょう。
関連記事⇒妊娠後期に眠れない!イライラ!苦しい!寝れない時の過ごし方と3つの対策
3.使用時の姿勢に注意
特に妊婦さんは、長時間同じ姿勢でいると体に負担がかかってしまうので、注意が必要です。
ただでさえ妊娠中は大きなお腹を支えるために重心が後ろに傾き、正しい姿勢を維持しづらくなっています。
また、出産に向けて骨盤が開き、足の付け根の痛みや腰痛も引き起こしがちですので、余計に体の負担になってしまうことも。
スマホを使う時の疲れない姿勢のポイントは以下3つです。
- 背筋をピンと伸ばし、できるだけ椅子に深く座ること
- スマホは胸の高さ位にし、脇を閉めて持つこと
- 頭ごと下を向くのではなく、視線だけを落とすこと
このような姿勢でスマホを使用すると良いでしょう。
ちょっと意識するだけで、寝ころんだ姿勢で使用した時より、各段に体への負担も減ります。
ぐうたらな姿勢ではないので、使用時間も短く抑えることができますね。
関連記事⇒妊娠後期足の付け根が痛い!ピキーンと激痛が走る原因と3つの対処法
まとめ
スマホや携帯電話の使用が赤ちゃんに悪い影響を直接与えることはありません。
しかし、長時間の使用やおかしな姿勢での使用は、妊婦さんの体調に影響を与えていまいます。
適度な使用時間と姿勢を意識して、赤ちゃんのために健康を保ちたいものですね。
つい時間があるからと言って、スマホの画面にくぎ付けになってしまうようなスマホ依存症にならないように注意しましょう。
赤ちゃんが生まれると、いそがしい毎日が始まってしまいます。
お腹の中の赤ちゃんや目の前の景色に目を向けて、せっかくのマタニティ生活というかけがえのない期間を、心身ともに健やかに過ごしましょう。