クリスマスに、おせちに、お祝いに…。
ローストビーフがあると料理がより一層豪華にみえますよね。
大人が食べているものは、子供も食べたくなってしまうもの。
では、赤ちゃんはローストビーフをいつから食べられるのでしょうか。
この記事では、ローストビーフを食べるときの注意点とおすすめレシピをご紹介します。
ポイントは4つです。
- 赤ちゃんはローストビーフを何歳から食べてもいい?
- ローストビーフをあげる時の3つの注意点
- アレルギー反応が出た時の対応!
- 簡単おすすめ!ローストビーフの離乳食レシピ
それでは解説をしていきます!ぜひ参考にしてくださいね♪
目次
赤ちゃんはいつからローストビーフを食べていいの?
赤ちゃんはローストビーフを、離乳食完了期のパクパク期(1歳〜1歳6ヵ月)から少量だけ食べることができます。
ローストビーフは、塩分が多く含まれているので、時々にしましょう。
また、ローストビーフの原料の牛肉と香辛料によってアレルギー反応が出ることもあります。
与える時には注意が必要です。
1回のローストビーフの量は?
1回のローストビーフの摂取量は、パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月頃)で15〜20g以下です。
製品によって食塩が多く含まれているものもありますので、あくまで目安にして、それ以上は摂取しないようにしましょう。
ローストビーフを食べる時の3つの注意点
赤ちゃんにローストビーフを与える時は以下の4つに注意しましょう。
1.初めて食べる時は少量だけ
牛肉のアレルギーがある人は、ローストビーフを食べないようにしましょう。
また、牛肉のアレルギーがない人でも、アレルギー症状が出ることがあります。
食物アレルギーのランキングで見ると、お肉のアレルギーは少ない方ですが無いわけではありません。
アレルギーが発症した時に重症化しないよう、初めて与える時は必ず少量にしましょう。
与えるときは、平日昼間の余裕がある時にして、アレルギーが発症してもすぐに病院へ行ける時間帯がおすすめです。
また身内に牛肉のアレルギーを持っている人がいる場合は、医師に相談してから与えて下さい。
2.食塩相当量に注意して適量を
塩分の多い食品の多様は、赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
頂いたから、と毎日のようにローストビーフを使って、赤ちゃんが濃い味付けに慣れてしまうと、若い頃から生活習慣病を引き起こすきっかけとなってしまいます。
赤ちゃんは食塩が多いものをまだ上手に処理ができません。
食塩の処理は腎臓への負担が大きく、脱水症状などを引き起こしてしまうこともあります。
大人もそうですが、塩分は控えるもの。
塩分は体にとって大事な栄養素ですが、日常生活の中ではあえて積極的に摂る必要はありません。
赤ちゃんの味覚の発達の為にも、離乳食は素材そのものの味を大切にしてあげてください。
赤ちゃんにローストビーフあげる場合は、できるだけ食塩相当量が少ないものを選んであげましょう。
また、離乳食に詳しくない人が好意で、塩分が多い大人の食品を赤ちゃんにあげようとしていたら、きちんと説明して、赤ちゃんの為にもやめてもらいましょう。
関連記事:赤ちゃんの塩分摂りすぎは死亡リスクあり?乳児の塩分目安量と3つの注意点
3.下処理をきちんと行う
ローストビーフの表面には、塩や香辛料がついているので切り落としましょう。
赤ちゃんはまだ奥歯がなく、肉を噛みきるのが苦手です。
食べやすいように、細かく刻んであげましょう。
そして真ん中まで火が通るように、鍋で加熱したりしてあげましょう。
赤ちゃんがローストビーフを食べてアレルギー反応が出たら!
ローストビーフの原料は牛肉。
牛肉アレルギーがなくても発症することがあります。
発症した場合、どうすればよいのでしょうか。
症状と対応・治療方法を簡単にまとめました。
アレルギー症状
発疹やかぶれの皮膚症状。息苦しくなってしまう呼吸症状。
腹痛、下痢や嘔吐の消化器症状。
発熱、痙攣、唇の腫れなど…症状は様々です。
食べたあと1〜2時間、遅くても4時間で症状が出ることが多いです。
いつもと様子が違っていないか、食べたあとによく観察しましょう。
アレルギー反応が大きければすぐに食べ物を特定できますが、小さな反応で気が付かなった場合は後で食物を特定するのはとても難しいものです。
また食材の調理法や食べた本人の体調によって症状が変わってしまうことも。
疲れている時だと、アレルギー反応が重症化しやすいです。
対応
<痙攣、呼吸困難、発熱、嘔吐の場合>
急性的な反応の場合は、すぐに救急車を呼ぶか、病院に向かいましょう。
対応が手遅れになると、最悪の場合、死に至ることがあります。
<かぶれや湿疹の場合>
全身が真っ赤になってしまった場合は、すぐに救急車を呼ぶか、病院に向かいましょう。
少しだけの反応の場合は様子を見てよいですが、その後には必ず病院を受診しましょう。
治療法
アレルギー食品の特定がされたら、専門医の指導を受けます。
除去食・負荷試験・食べることを延期するなど、医師によってもアレルギー対策は様々です。
必要であれば薬を使う場合もあります。
症状の大きさやその子の月齢などにもより対応は異なります。
多くの場合、年齢を重ねると症状が緩和しやすいと言われています。
簡単!おすすめレシピを紹介
ローストビーフの原料である牛肉は、消化吸収しやすいタンパク質と、鉄分が多く含まれています。
お祝いの時にローストビーフが出たら、赤ちゃん用にちょっと取り分けてあげましょう!
ちょっと豪華な、ローストビーフ丼!
<材料>
ローストビーフ…15g
玉ねぎ…30g(中1/5個)
水…1/2カップ
軟飯…90g(子ども茶碗軽く1杯)
<作り方>
1.ローストビーフは表面を取り除き、細かく刻む。玉ねぎはみじん切りにする。
2.鍋に玉ねぎ、水を入れて中火で熱し、煮立ったら弱火にし玉ねぎが柔らかくなるまで煮る。
3.2にローストビーフを加え、煮立ったらアクを除き、1分ほど煮る。
4.器に軟飯を盛り、3をかける。
赤ちゃんとローストビーフについていかがでしたでしょうか。
ローストビーフの表面の部分を取り除けば、赤ちゃんはパクパク期(1歳〜1歳6ヵ月)から食べることができます。
ただし、塩分が多く含まれているので、時々少量だけ与えるようにしましょう。
また、きちんと中心部まで火が通っていることを確認してください。
お肉だけでなく野菜も一緒に摂取できるような、調理の工夫をしてバランスの良い離乳食づくりに心がけましょう。